海外FXコラム 【図解】FX初心者がまず押さえておくべきチャートパターン15選

【図解】FX初心者がまず押さえておくべきチャートパターン15選

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「FXのチャートパターンにはどんなものがあるの?」
「チャートパターンさえ覚えてれば、FXで勝てるの?」
「チャートパターンを覚えて実際の取引にどう活かせばいいの?」

FXでチャートパターンについて知ろうと思ったとき、こういった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

FX初心者が押さえておきたいチャートパターンは、次の15種です。

これらのパターンをチャートの中に見つけて適切なタイミングでエントリー・決済をすれば、FX初心者でも十分に利益を出すことが可能です。

しかし、チャートの動きは毎回必ずパターン通りに動くわけではないため、パターンを丸暗記すること自体にあまり意味はありません。

チャートパターンを活用した取引は「必勝法」ではないことを理解したうえで、ポイントを押さえてFXの勝率を上げましょう。

本記事では、「チャートパターンを活用して勝ちたい!」と考えているFX初心者の方に向けて、知っておくべき知識を解説します。

チャートパターンを使ってFXでどのように取引を行えば勝てるのか、幅広く具体的かつ網羅的に説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.FX初心者が知っておきたいチャートパターン15種

まずは、FX初心者が知っておきたい15種のチャートパターンを詳しく解説します。

  • 特徴
  • 見つけ方
  • エントリーポイント
  • 決算ポイント

を紹介するので、実際の取引をイメージしながら読んでいきましょう。

チャートパターンには「転換型」と「保ち合い型」の2種類がある

①転換型:トレンドの反転を予測するもの
例)上昇トレンド→下降トレンドを予測して売り・下降トレンド→上昇トレンドを予測して買い

②保ち合い型:トレンドの継続を予測するもの
例)上昇トレンド→上昇トレンドが続くと予測して買い・下降トレンド下降トレンドが続くと予測して買い

1-1.ヘッド&ショルダーズ・トップ(三尊天井)【転換型】

ヘッド&ショルダーズ・トップは、中央に高い高値(頭)・左右に低い高値(肩)ができる、上昇トレンドの終わりに出現するチャートパターンです。

特徴
  • 高値と安値が行き来し、真ん中が高い3つの山ができる
  • 高値1と3・安値1と2は、ほぼ同じ価格になることが多い
見つけ方 高値3が出現した段階で値下がりの動きを観察し価格が安値1と2を結んだネックライン※よりも下がるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(売り)
決算ポイント 図内③

※ネックライン:トレンドの転換を示すラインのこと

古くから「勝てる」と言われている王道のチャートパターンですが、最近では「勝率が低い」とおすすめしないトレーダーも増えています。

図内①のタイミングではエントリーせず、一度値動きが反転し、また戻ってくるのを待ってから売りポジションでエントリーするのが安全です。(図内②)

なぜ図内①のタイミングでエントリーしてはいけないの?

価格がネックポイントを下回った(ブレイクアウトした)図内①のタイミングでエントリーしないのは、「だまし」を回避するためです。

だまし:分析で予想した結果とは逆の方向に相場が動いてしまうこと

①のタイミングでエントリーした方が予測が的中したときの利益は大きいですが、勝率自体を上げるためには図内②のタイミングでエントリーすることをおすすめします。

決済ポイントは、「高値3とネックラインの幅:ネックラインと価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)が目安です。

予測が外れて再び上昇トレンドに乗ってしまった場合は、価格がネックラインを超えたタイミングで損切りをします。

1-2.ヘッド&ショルダーズ・ボトム(逆三尊)【転換型】

ヘッド&ショルダーズ・ボトムは、ヘッド&ショルダーズ・ボトムが上下反転したチャートタイプで、中央に低い安値(頭)・左右に高い安値(肩)ができる、下降トレンドの終わりに出現するチャートパターンです。

特徴
  • 安値と高値が行き来し、真ん中が深い3つの谷ができる
  • 安値1と3・高値1と2は、ほぼ同じ価格になることが多い
見つけ方 安値3が出現した段階で値上がりの動きを観察し、価格がネックラインを超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内③

価格がネックラインを超えた後(図内①)、一度下降して再び上昇しはじめた図内②のタイミングで買いポジションでエントリーしましょう。

決済ポイントは、「安値3とネックラインの幅:ネックラインと価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)が目安です。

1-3.トリプル・トップ【転換型】

トリプル・トップは、ほぼ同じ価格の高値が3つ続けて出る、上昇トレンドの終わりに出現するチャートパターンです。

3つの山がほぼ同じ高さになるのがヘッド&ショルダーズ・トップとの違いですが、エントリーや決済のタイミングはヘッド&ショルダーズ・トップと同じです。

特徴
  • 高値と安値が行き来し、ほぼ同じ高さの3つの山ができる
  • 安値1と2もほぼ同じ価格になる
見つけ方 安値3が出現した段階で値上がりの動きを観察し、価格がネックラインよりも下がるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②
決算ポイント 図内③(売り)

価格がネックラインを下回った後(図内①)、一度上昇して再び下降しはじめた図内②のタイミングで、売りいポジションでエントリーしましょう。

決済ポイントは、「高値とネックラインの幅:ネックラインと価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)が目安です。

1-4.トリプル・ボトム【転換型】

トリプル・ボトムは、トリプル・トップが上下反転したチャートパターンで、ほぼ同じ価格の安値が3つ続けて出現します。

下降トレンドの終わりに出現する傾向があるチャートパターンで、エントリーや決済のタイミングはヘッド&ショルダーズ・ボトムと同じです。

特徴
  • 高値と安値が行き来し、ほぼ同じ高さの3つの谷ができる
  • 安値1と2もほぼ同じ価格になる
見つけ方 高値3が出現した段階で値下がりの動きを観察し、価格がネックラインを超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②
決算ポイント 図内③(売り)

価格がネックラインを超えた後(図内①)、一度下降して再び上昇しはじめた図内②のタイミングで買いポジションでエントリーしましょう。

決済ポイントは、「安値3とネックラインの幅:ネックラインと価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)が目安です。

1-5.ダブル・トップ【転換型】

ダブル・トップは、ほぼ同じ価格の高値が2つ続けて出る、上昇トレンドの終わりに出現するチャートパターンです。

トリプル・トップよりも価格の上下が1回少なく、図中①のタイミングで価格がネックラインを下回るかどうかが見極めのポイントです。

特徴 高値と安値が行き来し、ほぼ同じ高さの2つの山ができる
見つけ方 高値2が出現した段階で値下がりの動きを観察し、価格がネックラインよりも下がるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(売り)
決算ポイント 図内③

価格がネックラインを下回った後(図内①)、一度上昇して再び下降しはじめた図内②のタイミングで売りポジションでエントリーしましょう。

決済ポイントの目安は、「高値2とネックラインの幅:ネックラインと価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)です。

1-6.ダブル・ボトム【転換型】

ダブル・ボトムは下降トレンドの終わりに出現するチャートパターンで、ダブル・トップを上下反転させた形をしています。

ほぼ同じ価格の安値が2つ続けて出た後、価格がネックラインを超えれば完成となります。

特徴 高値と安値が行き来し、ほぼ同じ深さの2つの谷ができる
見つけ方 安値2が出現した段階で値上がりの動きを観察し、価格がネックラインを超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内③

価格がネックラインを超えた後(図内①)、一度下降して再び上昇しはじめた図内②のタイミングで買いポジションでエントリーしましょう。

決済ポイントの目安は、「安値2とネックラインの幅:ネックラインと価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)です。

以上の6つが、トレンドの反転を予想する「転換型」のチャートタイプです。

ここからは、保ち合い型:トレンドの継続を予測する「保ち合い型」のチャートタイプを紹介します。

1-7.上昇三角保ち合い【保ち合い型】

上昇三角保ち合いは、上昇トレンドの継続を知らせるチャートパターンで、価格が細かく上下しながら高値は横ばい・安値は徐々に切り上がるという動きを見せます。

高値を結んだライン(上値抵抗線)と安値を結んだライン(下値支持線)を引くと三角形になることから、「三角保ち合い(トライアングルフォーメーション)」と呼ばれるチャートパターンのひとつです。

特徴 高値は水平のまま動かない・安値は徐々に切り上がる
見つけ方 価格が上下でもみ合い、高値は同じ価格で安定・安値が切り上がっていくのを発見したら、上値抵抗線※を超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内③

※上値抵抗線:チャート上で過去の高値と高値を結んだ線のこと

上昇トレンドがこのまま続くと予測できるため、上値抵抗線をブレイクアウトした価格が一度下がり再び上がった図内②のタイミングで買いポジションにエントリーし、図内③で決済します。

転換型のチャートパターンと同じく、図内①のタイミングでエントリーすると「だまし」に遭う可能性があるため、図内②のタイミングでのエントリーがおすすめです。

予測が外れて下降トレンドに転換してしまった場合は、価格が直近の安値に到達したタイミングで損切りをします。

1-8.下降三角保ち合い【保ち合い型】

下降三角保ち合いは、下降トレンドの継続を示唆する保ち合い型のチャートパターンで、価格が細かく上下しながら安値は横ばい・高値は徐々に切り下がるという上昇三角保ち合いと反対の動きを見せます。

特徴 安値は水平のまま動かない・高値は徐々に切り下がる
見つけ方 価格が上下でもみ合い、安値は同じ価格で安定・高値が切り下がってがっていくのを発見したら、下値支持線※を下抜けするのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(売り)
決算ポイント 図内③

※下値支持線:チャート上で過去の安値値と安値を結んだ線のこと

下降トレンドがこのまま続くと予測できるため、下値支持線をブレイクアウトした価格が一度上がり再び下がってくる図内②のタイミングで売りポジションにエントリーし、図内③で決済します。

1-9.上昇ペナント【保ち合い型】

上昇ペナント型は、高値と安値の幅が徐々に狭くなる、上昇トレンドの継続を示唆する保ち合い型のチャートパターンです。

高値の切り下がりと安値の切り上がりがほぼ等間隔になるため、上値抵抗線と下値支持線が二等辺三角形のような形になります。

上昇三角保ち合い・下降三角保ち合いと同じくトライアングルフォーメーションの一種で、「均衡三角保ち合い」とも呼ばれます。

特徴
  • 高値は徐々に切り下がり、ほぼ等間隔で安値も徐々に切り上がる
  • 上値抵抗線と下値支持線が二等辺三角形のようになる
  • 上下どちらにブレイクアウトするか予測しづらく、トレンドが転換するケースも多い
見つけ方 価格が上下でもみ合い、高値が切り下がり安値が切り上がっていくのを確認したら、上値抵抗線を超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内③

上昇トレンドがこのまま続くと予測できるため、上値抵抗線をブレイクアウトした価格が一度下がり再び上がった図内②のタイミングで買いポジションにエントリーし、図内③で決済します。

ペナント型のチャートタイプはトレンドが転換する傾向も強いため、価格が三角形の先端を下回ったら、早めに損切りするのがおすすめです。

1-10.下降ペナント【保ち合い型】

下降ペナント型は、下降トレンドの継続を示唆する保ち合い型のチャートパターンです。

上昇ペナント型と同じく、高値の切り下がりと安値の切り上がりがほぼ等間隔になります。

特徴
  • 高値は徐々に切り下がり、ほぼ等間隔で安値も徐々に切り上がる
  • 上値抵抗線と下値支持線が二等辺三角形のようになる
  • 上下どちらにブレイクアウトするか予測しづらく、トレンドが転換するケースも多い
見つけ方 価格が上下でもみ合い、高値が切り下がり安値が切り上がっていくのを確認したら、下値支持線を下抜けするのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(売り)
決算ポイント 図内③

下降トレンドがこのまま続くと予測できるため、下値支持線をブレイクアウトした価格が一度下がり、再び上がった図内②のタイミングで買いポジションにエントリーして図内③で決済します。

1-11.上昇ボックス【保ち合い型】

上昇ボックス型は、価格が上値抵抗線と下値支持線を上下に行き来するという、上昇トレンドの継続を予測するチャートパターンです。

特徴 上値抵抗線と下値支持線が水平になる
見つけ方 上昇トレンドの動きが横ばいになり、価格が上値抵抗線と下値支持線を何度か行き来するのを確認したら、上値抵抗線を超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内③

エントリーポイントは、価格が上下に何度かもみ合ってから上値抵抗線をブレイクアウトし、一度下降して再び上昇した図内②です。

決算ポイントは、「下値支持線と上値抵抗線の幅:上値抵抗と価格の幅=1:2」になる図③のタイミングがベターです。

1-12.下降ボックス【保ち合い型】

下降ボックス型は、価格が上値抵抗線と下値支持線を上下に行き来する、下降トレンドの継続を予測するチャートパターンです。

特徴 上値抵抗線と下値支持線が水平になる
見つけ方 下降トレンドの動きが横ばいになり、価格が上値抵抗線と下値支持線を何度か行き来するのを確認したら、下値支持線を下抜けするのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(売り)
決算ポイント 図内③

エントリーポイントの目安は、価格が上下に何度かもみ合ってから下値支持線をブレイクアウトし、一度上昇して再び下降した図内②です。

決算ポイントは、「上値抵抗線と下値支持線の幅:下値支持線と価格の幅=1:2」になる図③のタイミングがベターです。

1-13.上昇フラッグ【保ち合い型】

上昇フラッグ型は上昇トレンドの継続を示唆する保ち合い型のチャートパターンで、価格が上値抵抗線と下値支持線を行き来しながら徐々に下降していきます

上値抵抗線と下値支持線が平行になるため、ボックス型のチャートタイプとよく似ていますが、上下のラインに傾斜がついているのがフラッグ型の特徴です。

特徴
  • 高値・安値共に切り下がる
  • 上値抵抗線と下値支持線が並行になる
見つけ方 上昇トレンドの動きが落ち着き、価格が上値抵抗線と下値支持線を行き来しながら緩やかに下降するのを確認したら、高値が上値抵抗線を超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内③

何度かもみ合っていた価格が上値抵抗線を抜け、一度下降してから再び上昇した図内②のタイミングで、買いポジションでエントリーしましょう。

「直近の安値(図内安値3)と図内①の幅:図内①と価格の幅=1:2」になる、図③のタイミングで決算します。

1-14.下降フラッグ【保ち合い型】

下降フラッグ型は、下降トレンドの継続を示唆する保ち合い型のチャートパターンで、価格が上値抵抗線と下値支持線を行き来しながら徐々に上昇していきます

特徴
  • 高値・安値共に切り上がる
  • 上値抵抗線と下値支持線が並行になる
見つけ方 下降トレンドの動きが落ち着き、価格が上値抵抗線と下値支持線を行き来しながら緩やかに上昇するのを確認したら、安値が下値支持線を超えるのを待つ(図内①)
エントリーポイント 図内②(売り)
決算ポイント 図内③

何度かもみ合っていた価格が下値支持線を抜け、一度上昇してから再び下降した図内②のタイミングで、売りポジションでエントリーしましょう。

「直近の高値(図内高値3)と図内①の幅:図内①と価格の幅=1:2」になる、図③のタイミングで決算します。

1-15.カップ&ハンドル【保ち合い型】

カップ&ハンドルは、上昇トレンドの継続を示唆するチャートパターンです。

一度大きく下がった価格が最高値まで戻り(カップの底)、もう一度下がってから上がる(カップのハンドル)というチャートの動きがカップと取っ手の形に似ていることから、このように呼ばれています。

エントリーポイント・決済ポイントが他のチャートパターンよりも特殊であるため、よく確認したうえで実践しましょう。

特徴
  • 大きく下がった価格が前回の最高値まで回復するため、下降トレンドへの転換と勘違いしやすい
見つけ方
  • 上昇トレンドのチャートで一度大きく価格が下がり、直近の高値まで回復(カップの底が完成)した段階でカップ&ハンドルの可能性を疑う
  • 価格がもう一度下降して再び上がり、上値抵抗線を超えれば完成(図内①)
エントリーポイント 図内②(買い)
決算ポイント 図内④

カップ&ハンドルの場合、チャートパターンが完成する前にエントリーしてしまうのが、最もリスクの少ない方法です。

ハンドル部分の安値が切り上がったタイミング(図内②)で買いポジションでエントリーし、「直近の安値と上値抵抗線の幅:上値抵抗線と価格の幅=1:2」になったタイミング(図内③)で決済します。

上値抵抗線をブレイクアウトしても、下降トレンドに転換する可能性はあるため、価格が直近の安値を下回ったら損切りしましょう。

1-16.実際のチャートに現れたチャートパターン

王道のチャートパターンを一通り把握したところで、実際のチャート上に現れたパターンを見てみましょう。

下のチャートの中に、見覚えのあるチャートパターンはあるでしょうか。

下降トレンドの終わりを示唆する転換型チャートパターン、「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」が出た後、上昇トレンドに転換しているのがわかります。

このように、チャートの中からパターンを見つけることで、トレンドの転換もしくは継続をある程度予測できるようになります。

2.そもそもチャートパターンとは?知っておきたい基礎知識

ここからは、チャートパターンの知っておきたい基礎知識についてお話しします。

  • チャートパターンとはチャートの形を元にトレンド予測する分析方法
  • チャートパターンを丸暗記するだけでは勝てない

チャートパターンを丸暗記するだけではなく根本から理解して、実際の取引を迷わず行えるよう、しっかり押さえておきましょう。

2-1.チャートパターンとはチャートの形を元にトレンド予測する分析方法

チャートパターンとは、チャートの形を元にトレンドの動きを予測する分析方法です。

過去の膨大なデータからFXの値動きの傾向を分析し、

「この形が出たから今後のトレンドは反転する可能性が高い」
「この形が出たから上昇トレンドは継続するだろう」

といった予測を立てられるように体系立てたものです。

FXで利益を出すために重要なのは、取引のタイミングです。

  • エントリーするタイミング
  • 利益確定するタイミング
  • 損切りするタイミング

これら全てを運頼みやなんとなくの感覚で決めてしまっては、勝率が安定しないどころか、大きく負けてしまう危険もあります。

もちろん実際の値動きがチャートパターンのセオリーから外れるケースもありますが、「一般的にはこうである」といった知識を持っていることで、勝率そのものは上がると言えるでしょう。

2-2.チャートパターンを丸暗記するだけでは勝てない

チャートパターンを用いた分析を実践する前に注意しておきたいのが、「丸暗記すること自体に意味はない」ということです。

なぜなら、チャートには複数の時間軸が存在しており、それぞれ異なる流れを作っているからです。

ひとつの時間軸の特定の場所だけ切り取ってチャートパターンを探すだけでは、チャートの動きを見誤ってしまう場合があります。

一体どういうことか、次の3つの時間足を表示したチャートの動きを見てみましょう。

大きな上昇トレンドの流れの中に、小さな上昇や下降が繰り返されていることがわかります。

時間足とは?

一定時間における値動きのこと
「5分足」なら5分間の値動き、「日足」なら1日の間の値動き

上のチャートを拡大して見てみましょう。

例えば図内の青いライン(5分足)だけを見て「下降トレンドに転換する!」と予測しても、赤いライン上(日足)では上昇トレンドだった場合、一度下降してもやがて上昇トレンドに飲み込まれて予測が外れるといった事態が発生する可能性もあります。

このように、暗記したチャートパターンを特定の時間軸で当てはめただけでは、勝率を上げることは難しいでしょう。

2-2-1.チャートパターンは「はじめは覚えて、徐々に自分でアレンジしていく」もの

チャートパターンは丸暗記するものではなく、「はじめは覚えて、徐々に自分なりにアレンジしていく」ものです。

ここまで記事を読んで「結局チャートパターンを覚えても意味はないのではないか?」と疑問に思った方もいるかもしれませんが、FX予測のベース作りをするという点においては、チャートパターンを覚えることに意味はあります。

肝心なのは、チャートパターンのルールをそのまま信じ込んで丸暗記するのではなく、チャートパターンをベースに自分でどんな予測ができるようになるかです。

具体的には、次のようなステップを踏むことで勝率を上げられます。

チャートパターンのルールを自分でアレンジする4つのステップ

STEP1.まずは長期足(日足・週足)をチェックして全体の大きな流れを把握する
STEP2.中短期時間足(5~60分足)の中からチャートパターンを見つける
STEP3.セオリー通りのタイミングでエントリー・決済
STEP4.予測が外れたらチャートを見て「なぜ外れたのか」を考察する

特に重要なのは「STEP4『なぜ外れたのか』を考察する」で、これを繰り返すことで自分の中に「勝ちやすいパターン」と「負けやすいパターン」のノウハウが蓄積されます。

チャートパターンに限らず、FXにおけるあらゆる分析方法は「ちょっとしたテクニックを学べば誰でも勝てるもの」ではなく、「個人投資家の多くは1年以内にFXをやめてしまう」と言われるのはこのためです。

重要なのは、基本ルールを押さえ実践と考察を繰り返し、勝てる方法を自分で探っていくことです。

「チャートパターンは初めは覚えて、徐々に自分なりにアレンジしていくもの」

この原則を覚えておきましょう。

2-3.FX初心者がチャートパターンを学ぶ意味とは?

FX初心者がチャートパターンを学ぶ意味は、ひと言で言うと「ルールを設けて迷いのない取引ができるようになること」です。

チャートパターンを活用したFXの取引は

  • 値動きのパターンを認識しやすく、使いやすい
  • エントリーや決済のタイミングがわかりやすい

といったメリットがあり、ルールを持たずになんとなくの感覚で取引をする場合と比べて、不安や迷いを感じにくくなります。

一方で、

  • 有効なチャートパターンを見極めるのが難しい
  • 予測とは逆の方向に価格が動く「だまし」が発生する場合もある

といったデメリットもあります。

FX初心者が抱えやすい「どんなタイミングでエントリーや決済をしていいかわからない」という悩みは解決するものの、「初心者がはじめから高い精度で分析できるものではない」という、良い面も悪い面もあることを押さえておきましょう。

3.チャートパターンを活用してFXで勝率を上げる3つのコツ

ここからは、チャートパターンを活用したFXで勝率を上げる3つのコツを紹介します。

不要な失敗を回避して利益を少しでも多く出すために、必ずチェックしておきましょう。

3-1.ブレイクアウトは一度見送る

チャートパターンが出現した際、ブレイクアウトを一度見送ることで勝率を上げられます。

チャートパターンを活用して取引をするとき、「ブレイクアウトしたらすぐにエントリーする」というやり方が一般的ですが、この手法は予測が外れる可能性が高いという側面もあります。

具体的にどういうことなのか、王道の転換型チャートパターン「ヘッド&ショルダー・トップ」を例に見てみましょう。

上の図のように、ネックラインをブレイクアウトしたらすぐにエントリーするのではなく、次の値下がりを待ってからエントリーすることで、予測が外れるリスクの低い安全な取引ができます。

できるだけ早い段階でエントリーした方がより多くの利益を出せますが、慣れないうちは失敗を回避し少しでも勝率を高めるために「待つ」のがおすすめです。

3-2.ローソク足分析を併用する

チャートパターンによる分析と「ローソク足分析」を併用することで、FXの勝率を上げられます。

ローソク足分析とは?

チャート上に表示される、値動きのさまざまな情報が集約された棒(ローソク足)を使って行う分析方法

下の図のように、ローソク足の形からトレンドの転換・継続を予測することができる

ローソク足の形とトレンドの見方を把握しておき、チャートを見る際はチャートパターンとローソク足のどちらにも注目することで

「チャートパターンでは上昇トレンドの継続サインが出ているが、ローソク足では転換のサインが出ているのでエントリーを見送る」

「チャートパターンにもローソク足にも上昇トレンド反転のサインが出ているから、売りでエントリーする」

といった多角的な分析ができるようになり、勝率がより高まります。

3-3.一度にたくさんの情報をかき集めすぎない

一度にたくさんの情報をかき集めすぎないというのも、FXの勝率を上げるために重要なポイントです。

FXで勝つための手法はチャートパターン以外にもたくさんありますが、あらゆる手法の表面だけなぞって手当たり次第に実践しても、基本が押さえられていなければ勝率は上がりません。

とはいえ、取引の手法をチャートパターン一本絞って他の手法は一切学ばないというのも、情報に偏りが生じて行き詰まる可能性もあります。

上の図のように、勉強・実践する手法は2~3個にとどめ、狭く深く学ぶようにしましょう。

4.まとめ

最後に、本記事の重要ポイントをおさらいします。

チャートパターンとはチャートの形を元にトレンドの動きを予測する分析方法で、FX初心者が知っておきたいチャートパターンは次の15種です。

チャートタイプを見つけることで、FX初心者が迷いやすいエントリーポイントや決済ポイントが明確になるため、運頼みの取引よりも勝率を上げられます。

ただし、チャートパターンの形そのものを丸暗記することにはあまり意味はなく、「はじめは覚えて、徐々に自分なりにアレンジしていく」ことが重要です。

チャートパターンを活用してFXで勝率を上げるためには、3つのコツがあります。

①ブレイクアウトは一度見送る
②ローソク足分析を併用する
③一度にたくさんの情報をかき集めすぎない

これらのコツと基本ルールを押さえて実践と考察を繰り返し、勝てる方法を自分の中で構築していきましょう。

この記事を読んでいるあなたがチャートパターンを使いこなしてFXで手堅く勝てるようになり、より豊かな人生が送れることを祈っています。

チャートパターンと並行してマスターしたい「ダウ理論」

FXの勉強は、一度にたくさんの手法の表面をなぞるのではなく、2~3種類の手法を狭く・深く学ぶことで効率よく勝率を上げられます。

チャートパターンと併せて勉強しておきたいのが、あらゆるテクニカル分析の元祖と言われる「ダウ理論」です。

チャートパターンが「トレンドの動きを視覚的に捉える・予測できるようになる手法」であるのに対し、ダウ理論は「トレンドの動きを理論的に推測・考察できるようになる手法」です。

多角的にチャートを見られるようになるためにも、チャートパターンとダウ理論を平行して学ぶことをおすすめします。

詳しくは、FX初心者向けにダウ理論の基礎知識を解説したこちらの記事をご覧ください。

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