海外FXコラム FXは投機?「投機=悪」とする人が見落としがちなポイントとは

FXは投機?「投機=悪」とする人が見落としがちなポイントとは

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「FXは投資?投機?どちらなの?」
「FXが投機であれば避けるべき?」

FXが「投資」か「投機」かは定義によるといえますが、「投資」という言葉には厳密な定義はありません。

とはいえ、さまざまなところで解説されている資産運用における「投資」と「投機」のイメージに当てはめると、FXは「投機」といえるでしょう。

【投資と投機の一般的イメージ】

投資 投機
・将来の利益を見込んで資金を投じること ・相場の変動を狙って利益を上げること
<例>
株式投資(中長期投資)
投資信託
不動産投資
<例>
株式投資(デイトレード)
FX投資
暗号資産
先物取引

上記は投資と投機の一般的なイメージですが、相場の変動に左右される投機は投資よりも「ギャンブル的」「リスクが高い」とマイナスにとらえられる傾向があります。

FXが投機だとわかると、「FX=投機=悪」としてFXの利用を避ける人もいるでしょう。しかし、FXが投機だからといって避けるのは賢明でないといえます。

FXは、投機としてのメリットとデメリットを持つ真っ当な資産形成手段の一つです。投資では得られない資産運用上のメリットもあります。

そこで本文では投資では得られないFXのメリットもお伝えします。FXのデメリットだけを見て避けるのではなく、資産運用方法の一つとしてFXの利用を検討してみることをおすすめします。

▼この記事でわかること

  • FXが投機といわれる理由
  • FXは投機だから悪いのかというとそうではない
  • 投資運用とFX(投機運用)のメリット比較
  • 投資運用とFX(投機運用)のデメリット比較
  • 投資運用をするべき人
  • FXなどの投機運用がおすすめの人
  • 資産運用の食わず嫌いはできるだけ避けよう

最後まで読むことで、FXの資産運用手段としての特徴を掴むことができるでしょう。FXを資産形成手段の一つとして上手に活用するためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次

1. FXが投機といわれる理由

冒頭でも触れましたが、FXが「投資」になるか「投機」になるかは、それぞれの定義によるといえるでしょう。

例えば、単純に「投資」を「利益を得る目的で事業や金融商品に資金を出すこと」と見なす場合には、FXは投資になります。

そのため、FXが投機かどうかを考える前に、「投資」と「投機」の定義や違いをまず確認しておくことが大切です。

以下では、資産運用上よく言われる下記3種類の定義ごとに、FXが投機かどうかについて紹介していきます。

  • 一般的な「投資」「投機」の定義
  • 東京証券取引所が解説する「投資」「投機」の定義
  • プラスサム・ゼロサム議論での「投資」「投機」の定義

それぞれ詳しくは以下の通りです。

1-1. 投資と投機の違い

「投資」と「投機」の定義をそれぞれ見ていきましょう。

①一般的な定義による違い

「投資」と「投機」の一般的なイメージは、下記のようなものです。

【投資と投機の一般的イメージ】

投資 投機
・将来の利益を見込んで資金を投じること
・リスクが低い
・中長期で行うもの
・相場の変動を狙って利益を上げること
・リスクがやや高い
・短期間で行うもの

この場合の「投資」には、中長期での株式投資やクラウドファンディング、投資信託、債券などといったものが含まれるでしょう。「投機」には、FXのほか、仮想通貨、先物取引、株式投資でも短期的な価格変動を狙って利益を得るデイトレードやスキャルピングなどが含まれるといえます。

FX(外国為替証拠金取引)は、為替相場の変動を狙って利益を上げるもので、短期売買が多いため、上記の一般的なイメージに従うと「投機」といえます。

②東証の定義による違い

東京証券取引所の示す「投資」と「投機」の定義は下記のようなものです。

【東証による投資と投機の違い】

投資 投機
イメージ じっくり育てる 勝つか負けるか
保有期間 長期で保有する 短期で売買を繰り返す
利益 複利の力でゆっくり増やす 一発あてに行く
リスク 一定の水準にコントロールする 勝つために大きくとる
短期の価格変動 振り回されずにじっくり待つ 大きく振り回される

出典:東証マネ部「投機と投資の違いは? 長期投資に欠かせない運用コストを意識しよう

東証のいう「投資」には、中長期で投資運用する株式投資や投資信託などが含まれます。「投機」には、「投資」に含まれる金融商品以外のもの、ギャンブル的な要素をはらむ金融商品を含むといえるでしょう。

FXは、短期売買を繰り返し、利益を得るために比較的高いリスクを取ることある点で「投機」といえます。

③プラスサムかゼロサムかの違い

「投資」か「投機」かを判断するときは、ゲーム理論の「プラスサム」か「ゼロサム」かといった視点で考えることもあります。

【投資(プラスサム)と投機(ゼロサム)の違い】

投資(プラスサム) 投資家が投資対象に投資することで投資対象が成長して利益を生み、投資家で分け合うこと。投資家全体で利得がプラスとなる。
投機(ゼロサム) 誰かが利益を得れば誰かが損をするという仕組みで利益を得ること。投資家の利得の合計はゼロとなる。

「プラスサム」というのは、ゲームに参加するプレーヤーの利得の合計がプラスになることを指します。

「投資」を「プラスサムの資産運用」とするこの考え方においては、投資家が投資対象に投資することで投資対象が成長・発展して利益を生み、それを投資家で分け合います。投資家全員の利得を合計するとプラスとなります。

一方、「投機」を「ゼロサムの資産運用」とするこの考え方では、投機は誰かが利益を得れば誰かが損をする仕組みで儲けることを指します。投資家の利得の合計はゼロとなります。

この場合、株式投資の配当金などによるインカムゲインはプラスサムといえるでしょう。一方、株式売買で得られるキャピタルゲインはゼロサムのため投機になります。

FXの場合も、通貨ペアの売買により誰かが儲けると誰かが損をするためゼロサムの「投機」の扱いとなるといえます。

1-2. FXは投機といえる

前項で紹介した通り、FXは資産運用におけるよくある定義上では「投機」といえるでしょう。

上記までに紹介したFXが投機に該当する理由をまとめると下記の通りです。

【FXが投機に該当する理由】

  • FXは値動きを狙う短期売買が多いため投機といえる
  • FXは投資対象の成長に投資するわけではないため投機といえる
  • FXはゼロサムであるため投機といえる

FXは、基本的に投資対象の将来性や成長に投資するわけでなく、為替相場の値動きを狙って短期的に行う金融取引です。このため、投資とはいえず投機に該当するといえるでしょう。

2. FXは投機だから悪いのかというとそうではない

FXは、投機に該当することをお伝えしました。

投機というと「ギャンブル的」「リスクが高い」とマイナスイメージでとらえられ、FXも投機であるなら「資産運用方法としては悪いものだ」と思われるかもしれません。

しかし、FXを「投機だからと悪」と決めつけるのは、賢明でないといえるでしょう。

例えば、2022年に約32年ぶりの円安になった際などに、「円を保有しておけばよかった」などと思うことはなかったでしょうか。FXが投機だからといって避けていると、為替変動で利益を得られる機会があったとしても、全くチャンスを活かすことができなくなります。

また、FXは運任せに一発あてに行くギャンブルではありません。FXは、しっかりと取引手法を学べばリスクを抑えて利益を上げることのできる資産形成方法です。

例えばFXでは、下記のような手法で資金効率をあげたり、リスクを抑えたりして、効率的に運用を行なうことができます。

【FXの効果的な使い方】

  • レバレッジの活用で自己資金の最大25倍(国内FX)~最大1000倍(海外FX)で運用ができる
  • 海外FX会社のゼロカットシステムを使うことで元本以上の損失を回避できる
  • レバレッジは必要以上に高くしないことでリスクを抑えることができる
  • ポジションを長期保有することでスワップポイントという利益を毎日得ることもできる

FXは取引方法を学習すれば戦略的に利益を上げることができる資産形成方法のため、「FX=投機=悪」というイメージで捉えて避けるのでなく、資産形成方法の一つと捉えることがおすすめです。

3. 投資運用とFX(投機運用)のメリット比較

FXが投機であるからといって否定すべきではないことをお伝えしました。

今後、FXを資産運用の一つとして検討するには、どのようなメリットデメリットがあるのかしっかりと把握しておいた方がよいといえるでしょう。

そこで、ここでは、FX(投機運用)のメリットについて投資運用のメリットと比較して紹介します。

【投資運用とFX(投機運用)のメリット比較】

投資運用のメリット FX(投機運用)のメリット
・長期投資でリスクを抑えられる
・長期運用の複利効果で大きな利益が得られる
・手間をかけずにじっくり結果を待てる
・短期間での利益が狙える
・レバレッジで少額でもハイリターンが得られる
・スワップポイントで安定的に稼ぐことができる

以下で詳しく解説します。

3-1. 投資運用のメリット

投資運用のメリット3つを順に見ていきましょう。

①長期投資でリスクを抑えられる

投資運用のメリットは、長期投資をすることでリスクを抑えることができる点です。

株式などの金融商品に投資する際には、期待されるリターン(収益)に必ず振れ幅があるのがリスクといえます。しかし、長期投資にして長い期間金融商品を保有することで、このリターンの振れ幅がならされて小さくなり安定的に収益を得られるといわれています。(出典:一般社団法人投資信託協会「第3回長期投資のメリットとは」)

長期投資が前提の投資運用では、リターンの振れ幅をなだらかにすることでリスクを抑えやすい点が利点といえるでしょう。

②長期運用の複利効果で大きな利益が得られる

投資において、長期にわたって複利運用することで、大きな利益が得られることもメリットです。

複利運用とは、元金の年利である利子も含めて、翌年の運用に回す運用方法です。この複利で運用した場合、元金だけを運用する単利運用よりも大きな利益を上げることができます。

例えば1000万円を年利3%で20年運用する場合、複利の場合は1,806万円、単利では1,600万円と運用結果に大きな差が出ます。

投資では複利で長期運用することで効果的に利益を上げることができます。

③手間をかけずにじっくり結果を待てる

投資運用では、投機に比べて手間をかけずにじっくりと結果を待つことができます。

投機の場合は、相場の変動で利益を上げるため、日々の値動きをチェックする必要があります。その点、投資運用の場合は、長期で結果を出すため、日々の値動きや損益に振り回されることがありません。

頻繁に相場や相場に影響するニュースをチェックする必要がなく、ゆったりと落ち着いて結果を待つことができます。

3-2. FX(投機運用)のメリット

FX(投機運用)のメリット3点について順に見ていきましょう。

①短期間で利益をあげられる可能性がある

FX(投機運用)は、短期間で利益を上げられる点がメリットといえます。

FXは、相場の変動を狙って利益を上げるため、数秒、数分、数時間でも相場の変動があれば大きな利益をあげることができます。

長期投資のように結果が出るまで時間がかからないことが利点です。

②レバレッジで少額でもハイリターンを狙える

FX(投機運用)では、レバレッジで少額でもハイリターンを狙えることもメリットです。

FXを利用すると、国内FXの場合は最大25倍、海外FXの場合は最大数百倍~1000倍ものレバレッジをかけて運用することができます。口座資金が10万円の場合でも、レバレッジ25倍とする場合には250万円分の運用が可能となります。

FXでは自己資金が少額の場合でもレバレッジで資金効率を上げてハイリターンを狙うことができます。

③スワップポイントで安定的に稼ぐことができる

FX(投機運用)では、スワップポイントで安定的に稼ぐことができる点もメリットです。

FXは、基本的に「ドル/円」などの通貨ペアを売買し、買値と売値の差額により利益を得ますが、スワップポイントでも利益を得ることができます。

スワップポイントとは、保有する通貨ペアの2ヶ国間の金利差によって発生する利益のことです。低金利通貨を売って高金利通貨を買うと、ポジションを保有している日数だけ、金利差分の利益(スワップポイント)を得ることができます。

金利差がプラスになる通貨ペアを保有しているだけで、スワップポイントとして利益が得られる点がメリットです。

4. 投資運用とFX(投機運用)のデメリット比較

投資運用とFX(投機運用)のメリットが把握できたところで、次に投資運用とFX(投機運用)のデメリットについて見てみましょう。

投資運用とFX(投機運用)のデメリットは下記のようなものです。

【投資運用とFX(投機運用)のデメリット比較】

投資運用のデメリット FX(投機運用)のデメリット
・元本割れのリスクがある
・利益を得るまで時間がかかる
・元本以上の損失を出すリスクがある
・まめに値動きをチェックする必要がある
・損益に一喜一憂しやすい

それぞれ以下で詳しく紹介します。

4-1. 投資運用のデメリット

まずは投資運用のデメリットから紹介します。デメリットは次の2点です。

①元本割れのリスクがある

投資運用では、元本割れのリスクがある点がデメリットといえるでしょう。

投資する金融商品の価格は日々変化し、元の投資額よりも資産価値が下がることは少なくありません。20年などの長期投資をすると元本割れのリスクは減るものの、数年ほどの長期投資であれば、元本割れのリスクも高まります。(出典:金融庁「第3回 虫とりさんはどんな投資をしているのですか?」)

長期投資でリスクを抑えられるとはいえ、リターンが不確実で元本割れのリスクがある点が、投資運用のデメリットといえます。

②利益を得るまで時間がかかる

投資は長期投資が前提のため、利益を得るまでに時間がかかる点がデメリットです。

投資は、投資対象である企業の事業が成長し利益が上がることによって、恩恵を受けることができます。企業の利益や成長は短期間で達成できるものではないため、長い年月をかけて成果を得ることになります。

投資で利益を得るまでには、長い時間を要する点が欠点といえるでしょう。

4-2. FX(投機運用)のデメリット

次にFX(投機運用)のデメリットについて解説します。デメリットは次の3点です。

①元本以上の損失を出すリスクがある

FXは、元本以上の損失を出すリスクがある点がデメリットといえます。

FXでは口座資金を担保に、レバレッジを効かせて口座資金以上の金額で信用取引ができます。ただし、レバレッジを利かせた取引で含み損が出て、証拠金が一定水準を下回ると強制ロスカットが行われ、追証の支払いが発生します。追証の支払いとは、元本以上の支払いで、いわば借金が発生している状態といえます。

元本以上の支払いが発生する可能性がある点がFXのデメリットです。

②まめに値動きをチェックする必要がある

FX(投機運用)では、まめに値動きをチェックする必要がある点もデメリットです。

FXなどの投機は、為替相場の値動きで利益を得るため、値動きをまめにチェックすることが大切です。また相場に影響しそうなニュース情報なども把握する必要があります。FXでは相場そのものと相場関連の情報をまめにチェックしなければならないというデメリットがあります。

③損益に一喜一憂しやすい

FX(投機運用)は、損益に一喜一憂しやすいことがデメリットといえます。

FXなどの投機は基本的に短期投資のため、短期で損益が確定し、結果に喜んだり落ち込んだりと振り回されることが少なくありません。損益に比較的振り回されやすいことが難点といえるでしょう。

5. 投資運用をするべき人とは

投資運用とFX(投機運用)のメリット・デメリットをお伝えしましたが、結局のところ、自分がどちらをやるべきか迷う場合もあるのではないでしょうか。

そこで、以下では、投資運用のメリット・デメリットを踏まえたうえで、投資運用に向いていると思われるタイプについて紹介します。

FX(投機運用)よりも投資運用の方がおすすめのタイプは下記の通りです。

投資運用をするべき人
  • 投資することで企業と全体で成長し社会貢献したい人
  • 長期的視野で投資ができる人
  • 大きなリスクを取りたくない人
  • 投資に一喜一憂したくない人

以下で詳しく見ていきましょう。

5-1. 投資することで企業や社会全体で成長し社会貢献をしたい人

ただ単に利益を得るのでなく、投資することで企業や社会全体の成長に貢献し、利益を上げたい人は投資に向いています。

企業が新しい製品やサービスを開発したり、新しい事業を始めたりするには莫大な資金が必要となります。投資する人が、そうした企業の株式や債券を買い、長期的に保有し支援することで、企業は事業を進展させることができます。企業の事業の発展に成功すれば、社会も豊かになります。

自分が利益を上げるだけでなく、投資を通じて社会全体が潤うというプラスサムの利益を上げたい人は、投資がおすすめです。

5-2. 長期的視野で投資ができる人

結果を急がず、長期的視野で投資ができる人も投資運用に向いています。

投資は、前述した通り、基本的に長期間にわたって投資をすることで、利益を得る方法です。短期的な利益を求めるのでなく、老後資金のための投資など、将来使うための資産として長期的な視点で運用できる人に向いているといえるでしょう。

5-3. 大きなリスクを取りたくない人

大きなリスクを取りたくない人も投資運用がおすすめです。

前述した通り、投資運用も元本割れのリスクがあるものの、投機よりはリスクの低い運用方法といえます。リスクを抑えて運用したい人は投機よりも投資が向いているでしょう。

5-4. 投資に一喜一憂したくない人

投資結果に一喜一憂したくない人も投資運用がおすすめです。

FXなどの投機では短期的な価格変動により利益を出すため、たびたび損益が発生します。また価格変動によって強制的にロスカットが行われるなどで大きな損害が発生することもあります。投機では価格変動による損益の発生で、その都度、一喜一憂することが少なくありません。

一方の投資運用は、含み損が発生することはあっても長期保有が基本のため、頻繁に損益が確定するわけではありません。資産価値の変動に一喜一憂したくない人におすすめといえるでしょう。

6. FXなどの投機運用がおすすめの人

次にFXなどの投機運用がおすすめの人について解説します。

FXなどの投機運用がおすすめなのは、下記のような人といえるでしょう。

FXなどの投機運用がおすすめな人
  • 短期的に利益を上げたい人
  • 為替に興味がある人
  • 多少リスクを負っても大きな利益を得たい人
  • FX投資の勉強や相場のチェックが苦にならない人

詳しく見ていきましょう。

6-1. 短期的に利益を上げたい人

短期的に利益を上げたい人はFXなどの投機運用が向いているといえるでしょう。

FXや株式のデイトレードなどで価格変動によって差益を得ようとする場合は、数秒、数分、数時間、数日あるいは数ヶ月など短期間で大きな利益を出すことが可能です。投資で、特に企業の将来性に投資をするような場合は、簡単に資金を引きあげることができないため、短期的な利益は狙いにくいといえます。

短期的に利益を上げたい場合は、投機の活用がおすすめです。

6-2. 為替に興味がある人

為替の動きに興味がある人もFXといった投機がおすすめです。

円高や円安になったときに「あのとき外貨を買っておけば(売っておけば)」などと思う人は、FXなど投機の活用がおすすめです。興味を持った商機を失わずに現実の利益に変えていくことができるでしょう。

海外の情勢や為替変動の動きに敏感な人はFXがおすすめといえるでしょう。

6-3. 多少リスクを負っても大きな利益を得たい人

多少リスクを負っても大きな利益を得たい人もFXなどの投機運用に向いているといえます。

投機は激しい価格変動や金利変動などで利益を得られる反面、狙ったとおりの変動にならずに損をすることもあります。また、レバレッジを使うなどして自己資金の数倍の資金を運用して大きな利益を狙える反面、大きな損を出すことも少なくありません。

こうしたリスクを負っても大きな利益を上げたいという人に向いているといえるでしょう。

6-4. FXの勉強や相場のチェックが苦にならない人

FXの勉強や相場のチェックが苦にならない人も投機に向いているといえます。

FXの投機で成功するためには、相場や相場に関するニュースのチェックをまめに行う必要があります。また、FXで成果を上げるためには、自分に合った通貨ペアや投資スタイルを見出していく必要があるともいえるでしょう。

そのため、FXの勉強が苦にならなず、相場のチェックなどをまめにできる人におすすめです。

7. 資産運用の食わず嫌いはできるだけ避けよう

投資と投機の違いや、投資に向いている人、FXがおすすめな人について紹介しました。

投資と投機はどちらも役に立つ資産運用方法です。「投資=善」、「投機=悪」と決めつけて投機に対して食わず嫌いになることはおすすめしません。

資産形成をするのであれば、思い込みで資産運用方法を選択するのでなく、投資と投機のそれぞれの手法の特性を正確に理解したうえで、フラットな視線で使い分けることが大切といえるでしょう。

FX(投機)は悪と決めつけてしまうと、例えば円高・円安など為替の変動でお金を得られる機会に気付いてもみすみす見逃すことになってしまいます。

投資・投機には向き不向きはあるものの、上手に資産形成をするためには、食わず嫌いは避けて、投資と投機の特性をよく理解し、それぞれを使いわけることがおすすめです。

まとめ

FXが投機であるかどうかについて紹介しました。

FXは下記の理由から投機といえるでしょう。

【FXが投機に該当する理由】

  • FXは値動きを狙う短期売買が多いため投機といえる
  • FXは投資対象の成長に投資するわけではないため投機といえる
  • FXはゼロサムであるため投機といえる

なお、FXが投機だからといって安易に避けることは賢明でないこともお伝えしました。

FXには投資運用に劣らない資産運用方法として、下記のようなメリット・デメリットがあることも紹介しました。

【投資運用とFX(投機運用)のメリット比較】

投資運用のメリット FX(投機運用)のメリット
・長期投資でリスクを抑えられる
・長期運用の複利効果で大きな利益が得られる
・手間をかけずにじっくり結果を待てる
・短期間での利益が狙える
・レバレッジで少額でもハイリターンが得られる
・スワップポイントで安定的に稼ぐことができる

【投資運用とFX(投機運用)のデメリット比較】

投資運用のデメリット FX(投機運用)のデメリット
・元本割れのリスクがある
・利益を得るまで時間がかかる
・元本以上の損失を出すリスクがある
・まめに値動きをチェックする必要がある
・損益に一喜一憂しやすい

なお、これらのFXの特質を踏まえてFXがおすすめな人は下記のような人といえるでしょう。

【FXなどの投機運用がおすすめな人】

  • 短期的に利益を上げたい人
  • 為替に興味がある人
  • 多少リスクを負っても大きな利益を得たい人
  • FX投資の勉強や相場のチェックが苦にならない人

以上の情報を活用して、ぜひFXを、資産形成手段の一つとして検討してみてください。これらの情報が資産を効率的に増やすことに役立つと幸いです。

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