海外FXコラム XMで経済指標トレード!取引方法とメリット・デメリットを解説

XMで経済指標トレード!取引方法とメリット・デメリットを解説

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「XMでは経済指標の発表前後にトレードはできるの」
「経済指標を活用すればトレードで利益を上げられる?」

あなたは今XMで経済指標発表のタイミングを狙ってトレードする、いわゆる「経済指標トレード」をやってみたいと考えていますね。

結論から言えばXMでは「経済指標トレード」は可能です。

為替相場は経済指標が発表されるタイミングで大きく価格は変動するため、このタイミングで取引を行う「経済指標トレード」は、短期間で大きな利益を上げられるチャンスです。

ゼロカットシステムを採用する海外FX業者の中には、ゼロカットの悪用につながることから、この「指標トレード」を禁止取引とするケースも多くありますが、XMでは禁止されていません。

このためXMを利用すれば、指標発表による価格変動の前後も自由にトレードを行い、大きな利益を狙うこともできるというわけです。

しかし、価格変動が大きいということは、利益があげられる可能性があるのと同時に損失のリスクも増大することを意味します。

このため、「指標トレード」を実際に行う場合は、メリット・デメリットを正しく理解したうえ、適切な準備を行なってトレードする必要があります。

そこで今回は

  • XMで経済指標をどのように活用するべきか
  • XMでは経済指標トレードの手法が認められている!
  • XMの公式の経済指標カレンダーの利用方法
  • XMで経済指標トレードをするメリット・デメリット
  • XMで経済指標トレードがおすすめな人・おすすめでない人
  • XM経済指標トレードの方法4つのステップ
  • 特に知っておくべき重要な経済指標発表4つ

について詳しく解説していきます。

この記事を読めばあなたも、XMの経済指標トレードで大きな利益を上げることができますよ。

1.XMで経済指標をどのように活用するべきか

まずは経済指標と為替相場、そしてXMで行う「経済指標トレード」について、以下の2つのポイントから基本的な情報を確認しましょう。

一つずつ確認しましょう。

1-1.経済指標トレードとは?経済指標と為替相場の関係性

冒頭でもお伝えした通り「経済指標トレード」とは経済指標発表の価格変動の大きいタイミングを利用して大きく儲けるFXのトレード手法です。

一般のニュースなどでも「国内総生産(GDP)」や「FOMC政策金利発表」などの言葉をニュースなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これらは全て、現在の経済の状況やこれからの経済の方向を示す重要な経済指標の発表タイミングです。

そして為替相場は、定期的に発表されるこれらの経済指標によって大きく影響を受けます。

特に発表された指標が市場の予測値と違った場合、為替相場は、その発表の直後に急激に価格が変動することになります。

そして、経済指標発表を跨いでポジションを持つ「経済指標トレード」は、この急激な価格変動を利用して利益を上げることを目指します。

1-2.XMでは経済指標を使った成功トレーダーが存在する

そして実際、XMでこの経済指標を有効に用いた「経済指標トレード」で利益を上げているトレーダーも大勢います。

言うまでもなくFXトレードは、為替価格の変動を利用して儲ける取引手法です。

そして、その価格の変動が大きければ大きいほど、リスクもリターンも大きくなります。

つまり価格が大きく変動する経済指標トレードは、FXトレードではリスクも増大しますが、大きな利益を上げることができるチャンスでもあるのです。

次章からは、なぜXMの経済指標トレードで儲けることができるのか、この理由とXMで行う経済指標トレードの方法について詳しく確認していきましょう。

2.XMでは経済指標トレードの手法が認められている!

まずお伝えしたいのが「XMでは経済指標トレードが禁止されていない」ということです。実はこれは決して当たり前のことではないのです。

これについて、2つのポイントから解説しましょう。

一つずつ解説しましょう。

2-1.海外FX業者の多くが経済指標トレードを禁止している

実は海外FXでは、経済指標トレードを禁止取引としている業者も多く存在します。なぜなら、海外FX業者が多く導入するゼロカットシステムの悪用につながる危険性があるからです。

ゼロカットシステムとは、損失が証拠金の金額を超えて拡大し、口座がマイナス残高になった際に、そのマイナスを相殺して0に戻すという制度のことを言います。

つまりゼロカットシステムがあれば、どんなに大きな損失が発生しても、証拠金以上の損失はありません。つまり国内FXであるような追証(追加証拠金)の心配は必要ありません。

しかし経済指標トレードでは、このゼロカットを悪用して儲けることもできてしまいます。

経済指標発表に合わせて、口座にある証拠金でできる最大のポジションを持ち、指標発表で価格が大きく動いた場合、そのポジションは大きな含み益か含み損を抱えることになります。

含み益が出た場合、もちろんその利益は全てトレーダーの利益です。

しかし含み損が出た場合はどうでしょう。おそらくトレーダーの損失は証拠金を超えて拡大しているはずですが、ゼロカットシステムがあれば損失は証拠金を超えることはありません。

つまりトレーダーは意図的に口座残高を減らして損失を最小限にした上で、ハイリターンのトレードができてしまうのです。

このような状況でのゼロカットシステムの発動はそのまま業者の損失となるため、海外FX業者の多くは、価格が激しく変動する指標発表時のトレードを禁止取引としているというわけです。

2-2.XMは「経済指標発表のみを狙ったハイレバトレード」だけを禁止している

多くの海外FX業者が経済指標発表時のトレード自体を禁止しているのに対して、XMでは「経済指標発表前後のみを狙ったハイレバトレード」だけを禁止しており、経済指標発表時のトレードは禁止していません。

実際にXMでは公式ページで、以下のように明言しています。

XMでは、このような経済指標発表や要人発言の前後を狙ってお取引頂くこと自体は禁止しておりません。しかし、特定のタイミングのみを集中的に狙ったトレードについては、ペナルティの対象となりますのでご注意ください。

出典:XM公式ページ

XMでは普段はトレードを行っていないトレーダーが、指標発表のタイミングだけ取引をした場合、このトレードが禁止行為となります。

しかし上のテキストに明言されている通り、普段から日常的に取引をしているトレーダーが通常と変わらないトレードを行うこと自体は、なんの問題もないのです。

もちろん、いくらXMでも指標発表前に意図的に口座残高を減らして、あからさまにゼロカットを悪用するトレードは何らかのペナルティを受ける可能性があるため注意が必要です。

しかし指標発表時も日常と変わらずトレードができる環境は、XMを利用する上でたいへん大きなメリットの一つであることは間違いありません。

3.XMの公式の経済指標カレンダーの利用方法

経済指標トレードを行う上でたいへん便利なのがXMの経済指標カレンダーです。

経済指標トレードでは、経済指標発表のタイミングを正しく把握しておくことが何より重要になります。

XMでは公式ページ上で経済指標発表の内容と日時を確認できる経済指標カレンダーを公開しており、世界中の経済指標発表を簡単に調べることができます。

つまりXMで経済指標トレードを行うなら、このカレンダーの利用は必須です。

この経済指標カレンダーについて、以下の2つの点から詳しく解説しましょう。

一つずつ見ていきましょう。

3-1.XMの経済指標カレンダーの表示方法

XMの指標カレンダーはXM公式ページのトップ画面から簡単に表示することができます。

まず公式ページ画面上部に表示されている「FXを学ぶ」をクリックします。

出典:XM公式ページ

次画面で以下に示す場所にある「経済指標カレンダー」をクリックします。

出典:XM公式ページ

「経済指標カレンダー」をクリックすると、以下に示すカレンダーが画面に表示されます。

出典:XM経済指標カレンダー

3-2.XM経済指標カレンダーの使用方法

経済指標カレンダーが表示されたら、取引に必要な経済指標の日程を表示します。

カレンダーの表示は以下に示す部分を変更することで、必要な経済指標の情報を入手することができます。

出典:XM経済指標カレンダー

左に表示されている「フィルター」からは経済指標発表を行う国名を選択することができます。

右の表示から、経済指標が発表される期間を選択します。明日発表する経済指標の情報が知りたい場合は「明日」を、また来週以降の発表を知りたい場合は右の日付入力の画面からカレンダーを表示させ、日程を入力してください。

またカレンダーから、それぞれの経済指標の詳細についても知ることができます。

カレンダーに表示されている経済指標の情報から、詳細を知りたい指標をクリックすると、以下のように情報が表示されます。

上の表示はXM経済指標カレンダーで、6月国内総生産の経済指標発表を表示した状態です。

赤い枠の表示の右側からその経済指標発表の発表時間、通貨、重要性の順で表示されており、右側には前回の発表時の数値と予想数値が表示されています。

この行をクリックすると、さらにこの経済指標の詳細を確認することができます。

出典:XM経済指標カレンダー

表示内の「概要」タブでは、その経済指標が何を発表するものであるかを知ることができ、また「履歴」タブをクリックすれば、前回以前に遡った数値を確認することも可能です。

4.XMで経済指標トレードをするメリット・デメリット

XMで経済指標トレードをするなら、まずはこのトレードのメリットとデメリットを正しく把握しておくことが大切です。

メリットが大きい経済指標トレードですが、もちろんそれに応じてデメリットもいくつか存在します。

これらをあらかじめ把握しておくことで、いざという時も冷静にトレードができ、万が一損失を被る場面でも、最小限の損失でリスクを回避できるでしょう。

一つずつ解説していきましょう。

4-1.【メリット①】価格変動が激しく大きな利益を上げやすい

XMでの経済指標トレードの大きな魅力としてまず挙げられるのが、大きな価格変動によって、通常の取引よりも大きく儲けることができるという点です。

経済指標トレードでは、発表された指標が予想値から大きく乖離する場合、一瞬で為替価格が大きく変動します。

もちろんFXトレードは、為替の価格変動による差益で儲ける投資手法であるため、大きな価格変動はそれだけで大きく儲けるチャンスなのです。

株やFXの取引では、価格変動の度合いを「ボラリティ」という言葉で表現し、「ボラリティが大きい」状況はFXにおいて、利益を上げるチャンスが多い状況であることを示します。

そして経済指標発表における価格変動は、まさに市場が「ボラリティが大きい」状況を引き起こす可能性が高いのです。

4-2.【メリット②】追証を心配せずにハイリターンの取引ができる

XMの指標トレードでもう一つのメリットとして挙げられるのが、ハイリスクの経済指標トレードでもゼロカットシステムによってリスクを限定できるという点です。

経済指標発表によってボラリティの大きい状況が引き起こされた状況は、大きく利益を上げやすい状況であると同時に、損失が拡大しやすい状況、つまりハイリスク・ハイリターンの状況にあります。

つまり予想外に大きな利益を上げられる環境は、予想外に大きな損失を被るリスクがある環境でもあるのです。

そして国内FX業者を利用した場合、こうした環境では損失が膨らみ、追証(追加証拠金)が発生することがあります。

追証とは損失が拡大し証拠金が不足した際に、文字通り追加で入金を求められる証拠金のことを言い、急激な価格変動に巻き込まれると、突然、証拠金の何倍もの追証の入金を要求される状況に陥るケースもあります。

追証は一般的に翌営業日までの入金を求められ、入金できなければ財産の差し押さえ自己破産という可能性もゼロではありません。

しかしゼロカットシステムがあるXMの場合、追証が発生しても即座にマイナス残高を0に戻します。

つまりゼロカットシステムを採用しているXMでは、損失が証拠金の金額を超えることは絶対にない(追証発生の可能性がない)のです。

もちろん、2-2.XMは「経済指標発表のみを狙ったハイレバトレード」だけを禁止しているでもお伝えしている通り、トレーダーが経済指標トレードだけしか取引を行っていない場合は、禁止取引の対象となるためゼロカットが適用されない可能性もあります。

また、経済指標トレード前に、口座残高を減らし、意図的に証拠金維持率ギリギリの規模のトレードを行うこともゼロカットの悪用とみなされるため、控える必要があります。

しかし、通常のトレードを行っている限り、経済指標発表を跨ぐ場合であってもXMのゼロカットは必ず適用され、「追証」が発生することはありません。

もちろんトレードによって損失を被るリスクがなくなるわけではありません。

ただし追証の発生を気にせずに取引ができるという意味で、ハイリスクな取引環境でリスクを限定できることは、XMで経済指標トレードを行う上で、たいへん大きなメリットの一つであると言えるでしょう。

4-3.【デメリット①】スプレッドが広がる傾向にある

経済指標トレードでは、スプレッドが拡大する傾向にあります。

スプレッドとは、FX取引を行う場合の買値と売値の差額のことを言います。

XMでは変動スプレッド制を採用しており、スプレッドの幅は常に変動していますが、経済指標発表時はこのスプレッドが大きく広がる傾向にあります。

もちろんスプレッドの拡大は売りポジションでも買いポジションでも、同様にFXトレーダーにとって不利に働くことになります。

スプレッドの拡大はXMだけに限ったことではなく、全てのFX業者に共通するものですが、経済指標トレードを行う場合は、スプレッドの拡大を取引の前提としてトレードすることが大切です。

4-4.【デメリット②】スリッページが発生する

XMの取引に限らず、経済指標トレードではスリッページが発生しやすくなります。

スリッページとはFX取引で、注文した価格と実際に約定した価格との間にずれが生じることを言います。

スリッページが発生した場合、例えばドル円の取引で、1ドル145.00円で買い注文を入れても、その注文がすぐに約定されず、若干遅れて145.03円で約定されたりします。

このような現象をスリッページと言い、価格が「すべる」などと表現します。

XMはFX業者の中でも約定力が極めて高いことで知られており、一般の取引でスリッページが発生することはほぼありません。

しかし価格が急変する経済指標発表の場面では、注文が売りまたは買いのいずれかに大きく偏ることから取引のバランスが崩れ、スリッページが発生するリスクが高まります。

スリッページは必然的に利益の減少、損失の拡大の原因になるため、経済指標トレードにおけるデメリットの一つであると考えられています。

4-5.【デメリット③】ロスカットのリスクがある

指標発表時の急激な価格変動で損失が急拡大した場合、ロスカット(強制決済)が発動するリスクがあります。

XMでは、証拠金維持率が20%を切ると、その時点で持っているポジションが全てロスカット(強制決済)され、大きな損失を被ることになります。

特に注意すべきはロスカットが間に合わない場合です。

証拠金維持率が20%を切ると、即座にロスカットがかかることになりますが、価格の変動が急激な場合、売買が間に合わず、さらに大きな損失が生じ、口座残高がマイナスになる可能性も考えられます。

ゼロカットシステムを備えるXMでは、このような場合も追証が発生することはありませんが、少なくとも口座に入金している証拠金は全て消失する可能性があるという点は、指標トレードのリスクとして踏まえる必要があるでしょう。

XMにいくらゼロカットがあると言っても、指標トレードがハイリスク・ハイリターンのトレードチャンスであるという事実は変わらないということであり、これは指標トレードのメリットであると同時にデメリットでもあるということです。

5.XMで経済指標トレードがおすすめな人・おすすめでない人

ここまでXMで行う経済指標トレードの特徴やメリット・デメリットについて詳しく確認してきましたが、

トレーダーのタイプごとに、経済指標トレードがおすすめな人、おすすめでない人についても具体的に確認しましょう。

一つずつ確認します。

5-1.【おすすめな人①】トレードで一攫千金を狙いたい人

リスクをとってハイリターンを狙える経済指標トレードは海外FXトレードで一攫千金を狙いたいトレーダーには最適な取引手法であると言えます。

これまでお伝えした通り、価格変動幅の激しい経済指標トレードはハイリスク・ハイリターンの取引環境になります。

この環境で最大1000倍を誇るXMのレバレッジを活用すれば、取引における利益は想像以上に大きくなります。

もちろん損失のリスクも比例して大きくなる点については十分に考慮する必要がありますが、このリスクを考慮した上でハイリターンを狙う勝負をしたいというトレーダーにとって、経済指標発表時のトレードは利益を上げる大きなチャンスなのです。

5-2.【おすすめな人②】少ない資金を一気に増やしたい人

経済指標トレードの大きな価格変動とXMの最大1000倍のレバレッジを利用すれば、トレードの資金を十分に用意できない場合も、効率的に資金を増やすことが可能です。

1000倍のレバレッジをフル活用すれば、10,000円の証拠金で1,000万円の取引が可能です。

そして経済指標発表時は、1%程度の為替の価格変動が起こることは珍しくありません。

もし1,000万円の取引で1%の利益を上げることができれば、利益はこれだけで10万円です。この金額は証拠金1万円の10倍、つまりたった一度の取引で利益は10倍になる可能性もあるのです。

XMの経済指標トレードの醍醐味はこのような資金効率の高さにあると言えるでしょう。

5-3.【おすすめでない人①】資金の安全性を重視する人

ここまで繰り返しお伝えした通り、経済指標トレードは通常よりハイリスク・ハイリターンの取引環境であるため、取引において資金の安全性を重視する人には向きません。

ハイレバレッジと経済指標発表による大きな価格変動は、予想外に大きな利益を生む一方で、予想外に大きな損失を被るリスクも同時に生じることになります。

ゼロカットシステムによって追証が発生しないXMでは、決して証拠金以上の損失を被ることはありません。

しかしゼロカットシステムの発動によって口座残高が0円になるリスクがあるという事実は揺るぎません。

もちろん、このリスクは通常の取引でも常にありますが、価格が急激に変動する経済指標発表時のリスクは、通常時と比較して極端に大きくなります。

このリスクを許容できるかどうかはトレーダーの取引スタイルによって異なるというわけです。

5-4.【おすすめでない人②】少額の利益を積み重ねるトレーダー

経済指標トレードは、短時間のトレードを繰り返して少額の利益を積み重ねるスタイルのトレーダーにはあまりおすすめできません。

FXトレードはポジションを保持する時間が短いほどリスクが低く、安全かつ確実に儲けたいというトレーダーはスキャルピングやデイトレードを多用することで、できるだけ短い時間で取引を終えたいと考えます。

このようなスタイルを好むトレーダーの方は、少額の利益を少しずつ積み重ねながら、徐々に利益を増やすことを目標としています。

このため必然的にハイリスク・ハイリターンの取引となる経済指標トレードは、あえて避けるトレーダーも少なからず存在します。

6.XM経済指標トレードの方法 4つのステップ

指標発表を境に急激に価格が変動する経済指標トレードは、通常のFXトレードとは異なる準備が必要になります。

経済指標トレードを行う場合、以下に示す4つのステップを踏まえてトレードすることでリスクを下げ、より安全にトレードすることができます。

一つずつ順を追って確認していきましょう。

6-1.【ステップ①】指標発表の日付と時間・重要度を確認する

経済指標トレードを行う場合、まず重要になるのが指標発表の日付と時間、重要度をチェックすることです。

経済指標トレードの価格変動は、指標発表と同時に始まります。このため、指標発表のタイミングを確認することは絶対の条件になります。

また、その指標発表がどの程度、為替価格に影響を及ぼすものであるのか、その重要度をあらかじめ知っておくことも大切です。

指標発表の時間や重要度は、3.XMの公式の経済指標カレンダーの利用方法で紹介した、XMの経済指標カレンダーを使えば簡単に調べることができますので、是非利用してください。

6-2.【ステップ②】過去のチャートから価格の変動幅を予測する

経済指標カレンダーで、指標発表の情報を確認したら、過去の同じ指標発表の時のチャートから、その指標発表でどれくらいの価格変動が起こったかを確認しましょう。

過去の経済指標発表の日付は、経済指標カレンダーから調べることができます。

また過去のチャートはXMの取引プラットフォームであるMT4/MT5で簡単に確認することができます。

チャートを確認する際は、以下の2つのポイントをチェックしましょう。

①指標発表する前の予測値と発表値の間にどのくらいの差があったのか
②予測値と発表値の開きに対して、為替価格がどの程度変動したか

一般的に経済指標トレードでは、予測値と発表値の数値に開きがあればあるほど価格変動は大きくなる傾向にあります。

もちろん価格の変動幅はこれだけではなく、その指標発表がどれだけ注目されているか、また発表時点でのトレンドなども大きく影響してきますが、指標発表による変動の特徴を把握する上でも、この2つのポイントのチェックは大切です。

6-3.【ステップ③】新規注文と損切り注文をセットで行う

経済指標トレードでは、リスクヘッジとして常に新規注文と損切り注文を同時におこなうのが基本です。

いつものトレードであれば、読みが外れてポジションが含み損を抱えても、その時点で損切りの決済を行えば問題はありません。

しかし急激な価格変動を伴う経済指標トレードではそうはいきません。価格変動の読みを誤れば一瞬で損失が急拡大することになります。

価格が反転するかもしれないと様子を見ている間に、損失はどんどん膨らむことにもなります。

こうなることを避けるためにも、新規注文を行う際に、損切り注文をセットで行い、損失が予想外に拡大することを防止します。

6-4.【ステップ④】指標発表から10分を目安に決済する

経済指標トレードでは、発表から10分を目処にポジションを決済することをおすすめします。

一瞬で大きく価格が変動する経済指標トレードは短時間のトレードが基本です。

さらに経済指標の発表は15分刻みで行われるケースも多く、一つの指標発表の15分後には、為替相場が次に行われる別の発表の影響を受け、トレンドが変わってしまうケースもよくあります。

このため利益が出ていても損失があっても、10分程度でポジションを決済するというのが、経済指標トレードを行う際の一つの目安となります。

利益が出ている状況であれば、10分での決済はそう難しくありません。問題になるのは損切りをするケースでしょう。

損失を抱えている場面では、もう少し持っていれば価格が反転するかもと期待して、なかなか損切りの決断ができないものです。

そしてこのようなケースでは大抵の場合、反転は期待できず、さらに大きな金額での損切りを余儀なくされます。

経済指標トレードに限らず、FXトレードでは、事前に決めた取引ルールに従って冷静に取引ができるトレーダーが利益を上げることができるという点はわすれないようにしましょう。

7.特に知っておくべき重要な経済指標発表4つ

ここまで経済指標トレードの特徴と方法について詳しく解説してきましたが、最後の章では、経済指標トレードを行うなら、絶対に知っておくべき特に重要な5つの経済指標発表について詳しく解説していきましょう。

一つずつ解説しましょう。

7-1.米国雇用統計

発表の日時 毎月第1金曜日15:30(アメリカ現地時間)日本時間22:30(4~10月は21:30)
発表内容 アメリカの雇用統計に関わる10数項目の指標「失業率」「非農業部門雇用者数」など

アメリカの雇用統計は経済指標トレードでも特に重要な経済指標とされているものの一つです。

アメリカの企業や政府機関など、およそ40万件の調査によって、「失業率」、「非農業部門雇用者数」、「平均時給」、「建設業就業者数」など10数の指標が同時に発表されます。

この中でも、特に為替レートに影響する指標が、「失業率」と「非農業部門雇用者数」の2つです。

いずれの数値も米国連邦準備理事会(FRB)の金融政策にも影響を及ぼすことから、アメリカ経済の動向を判断する上で最も需要な指数とされています。

このため、為替レートが発表前の予想値から大きく乖離した場合、相場は急激に変動します。

基本的に雇用統計が予想値より良い場合はドル高に、予想値よりも悪化している場合はドル安に動きます。

価格の変動は、相場の状況や予想値との乖離の大きさによりますが、場合によってはドル円の通貨ペアで1円以上の値動きが生じる場合もあります。

7-2.国内総生産(GDP)

発表の日時 原則として四半期ごとに以下の形式で発表アメリカ、イギリス、EU:速報値、改定値(1ヶ月後)、確報値(さらに1ヵ月後)の3回日本:1次速報、2次速報(1ヵ月後)の2回フランス・ドイツ:速報値、確報値(およそ2週間後)の2回(カナダは毎月発表)※発表日時詳細は都度カレンダーで確認する必要あり
発表内容 各国の国内総生産(GDP)

国内総生産はそれぞれの国が発表する代表的な経済指標の一つで、GDP(Gross Domestic Productの略)とも呼ばれます。

国内総生産(GDP)は文字通り、国内で一定の期間に生産された商品やサービスの合計を示す数値であり、その国の景気や成長率を判断する上で最も重要な数値の一つとされます。

各国のGDPは、それぞれの通貨を含む通貨ペアの変動に大きな影響を及ぼしますが、特に世界のGDPの20%を占める米国のGDPの指数は、ドルだけでなく全ての為替レートに対して強い影響力を持っています。

このためドルが含まれない通貨ペアのトレードでも、アメリカのGDPについてはチェックしておくことをおすすめします。

またGDPの発表は、速報値の発表から1ヶ月程度遅れて改定値、確報値などが発表されますが、改定値や確報値が速報値と乖離した場合、為替相場が大きく変動しやすいという特徴があるため、こちらについても注意が必要です。

7-3.FOMC政策金利発表(米国)

発表の日時 年8回、6週間ごとの火曜日(2日間の場合は火・水)に開催。声明文は現地時間13:00(日本時間22:30 4〜10月は21:30)に発表。3週間後に議事要旨が公開される
発表内容 アメリカの金融政策に関わる声明文・議事要旨の発表

FOMCとは、アメリカ連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)の略称で、アメリカの今後の金融政策の方向性を決定する会合のことを言います。

FOMCは6週間ごとに年6回開催され、最大7名の常任理事と、アメリカの12の地区の連邦銀行総裁のうち5人が投票権を持ち、このメンバーによって経済の状況や見通しが話し合われ、その結果を声明文や議事録として発表します。

中でも特に為替相場に影響を与える点として挙げられるのが、FOMCによる政策金利の決定です。

FOMCは開催時点での景況判断からアメリカの政策金利の方針を定める役割を持つため、FOMCの声明は世界中の為替レートや株価に大きく影響を及ぼすことになります。

一般的にはFOMCで政策金利を上げる趣旨の発表がなされればドル高、反対に政策金利を下げる方向が示されればドル安に動くことになります。

またFOMCは開催の3週間後に議事要旨が公開されますが、この議事要旨の内容も、今後のアメリカの金融政策を予測する上で重要な資料として、多くの為替トレーダーから注目されています。

7-4.アメリカ小売売上高

発表の日時 毎月第2週13日頃8:30(アメリカ現地時間)日本時間22:30(4~10月は21:30)
発表内容 アメリカ国内の小売売上高の合計

特に経済指標トレードでは、世界最大の経済規模を誇るアメリカの経済指標が重要になりますが、このアメリカ小売売上高も、世界の為替市場に影響を与える重要指標の一つです。

アメリカ小売売上高はアメリカ国内の小売業、サービス業の売上高を集計した数値で、特に個人消費の動向を示す数値として注目を集めます。

また、アメリカの個人消費はアメリカGDPの70%を占めることから、アメリカ国内の景気動向を予測する上でも重要な指標とされています。

発表は毎月、その月の第2週、13日頃に行われますが、月ごとの変動が激しく、トレンドを見極めるのが難しい経済指標です。

チャートは、基本的には小売売上高が予測値を上回った場合はドル高、予測値を下回った場合はドル安に動く傾向があります。

まとめ

今回はXMで行う経済指標トレードについて詳しく解説しました。

「経済指標トレード」とは経済指標発表の価格変動の大きいタイミングを利用して大きく儲けるFXのトレード手法です。

経済指標トレードはゼロカットシステムの悪用につながることから、多くの海外FX業者がこれを禁止しており、経済指標発表をまたいで自由に取引することができません。

ただしXMならこの「経済指標トレード」が可能です。

XMでは「経済指標発表前後のみを狙ったハイレバトレード」だけを禁止しており、経済指標発表時のトレードは禁止していません。

このためXMなら経済指標発表時であっても、普段から日常的に取引をしているトレーダーが通常と変わらないトレードを行うこと自体は、なんの問題もありません。

経済指標トレードを行う場合、トレードのメリットとデメリットを正しく理解しておくことが大切です。

XM経済指標トレードのメリット・デメリット
  • 【メリット①】価格変動が激しく大きな利益を上げやすい
  • 【メリット②】追証を心配せずにハイリターンの取引ができる
  • 【デメリット①】スプレッドが広がる傾向にある
  • 【デメリット②】スリッページが発生する
  • 【デメリット③】ロスカットのリスクがある

またこれらのデメリットを踏まえた上で、自分の取引スタイルに合うかどうかを判断することも大切です。

本文では経済指標トレードがおすすめな人とおすすめでない人のトレードスタイルについても詳しく解説しました。

指標トレード おすすめな人・おすすめでない人
  • 【おすすめな人①】トレードで一攫千金を狙いたい人
  • 【おすすめな人②】少ない資金を一気に増やしたい人
  • 【おすすめでない人①】資金の安全性を重視する人
  • 【おすすめでない人②】少額の利益を積み重ねるトレーダー

指標発表を境に急激に価格が変動する経済指標トレードは、通常のFXトレードとは異なる準備が必要になります。

以下に示す4つのステップを踏まえることで取引のリスクを下げ、より安全にトレードすることができます。

XM経済指標トレードの方法 4つのステップ
  • 【ステップ①】指標発表の日付と時間・重要度を確認する
  • 【ステップ②】過去のチャートから価格の変動幅を予測する
  • 【ステップ③】新規注文と損切り注文をセットで行う
  • 【ステップ④】指標発表から10分を目安に決済する

また特に知っておくべき重要な経済指標として、以下の4つの経済指標発表についても詳しく解説しました。

知っておくべき重要な経済指標発表 4つ
  • 米国雇用統計
  • 国内総生産(GDP)
  • FOMC政策金利発表(米国)
  • アメリカ小売売上高

経済指標トレードは、大きく儲けるチャンスである一方で、損失が急拡大するリスクもある、ハイリスクハイリターンの取引手法です。

経済指標発表をまたいでトレードを行う場合は、このリスクを踏まえて十分な情報収集を行い、適切な取引の規模を守って取引を行うことをおすすめします。

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