海外FXコラム FXスプレッドを徹底比較!初心者に知ってほしい比較ポイントを解説

FXスプレッドを徹底比較!初心者に知ってほしい比較ポイントを解説

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「スプレッドを比較といっても、具体的に何をどう比べればいいのかよくわからない…」
「スプレッドが狭く、取引コストが安いFX業者が一目でわかればいいのに…」

なんて思ったことがある方も、多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、主要なFX業者のスプレッドを比較し、一目でわかる一覧表を作成しました。

FX業者 スプレッド スプレッドの安定性 約定力
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
【第1位】
AXIORY
スタンダード口座

1.3

1.7

1.7

1.3

比較的安定

約定率99.99%
【第2位】
GEMFOREX
オールインワン口座

1.1

1.4

1.4

1.3

変動幅狭め

約定率99.99%
【第3位】
Land-FX
ライブ口座

0.9

1.1

1.6

0.9

変動幅広め

執行率99.45%

取引コストを安く抑えられる、おすすめのFX業者を【初心者】【中上級者】に分け、厳選してご紹介します。

スプレッドを比較する上で、知っておかなければならないポイントについても解説していきますので、スプレッドを比較してFX業者を選ぶために役立ててください。

この記事のポイント

・ FX業者のスプレッドを比較するうえで見るべきポイントとは
・ 海外FX9社のスプレッドを徹底比較
・ スプレッドが狭いおすすめのFX口座を厳選
・ 国内FX7社のスプレッドを徹底比較
・ FX業者選びでスプレッドを重視すべき人とは
・ FX業者選びでスプレッド以外にチェックすべきポイント

1. FX業者のスプレッドを比較するうえで見るべきポイント

FX業者選びにおいて、各社のスプレッドを比較することは、とても重要です。

スプレッドは取引コストを表すものであり、スプレッドの広さは、取引によって得られる利益の大小に直結する要素だからです。

ただし、単純にスプレッドの広さだけを比較していては、ベストな条件でトレードできない可能性があります。

というのも、FX取引にかかるコストはスプレッドの広さだけでなく、下記のような要素にも左右されるからです。

FX取引にかかるコストに影響する要素

・ スプレッドの広さ
・ スプレッドの安定性
・ 取引手数料の有無
・ 約定力

この章では、FX業者のスプレッドを比較するうえで見るべきポイントについて、わかりやすく解説します。

1-1. スプレッド

スプレッドとは、通貨を売買する際に生じる、買値と売値の差額を表すものです。

通貨の売値と買値は、同額ではありません。

例えば、同じ日時において、レートが変わらないうちに1米ドルを売買する場合でも、その売値と買値は下記のように異なります。

※通貨ペア=米ドル/円

上の例では、通貨の買値が[1ドル=103.459円]であるのに対し、売値は[1ドル=103.456円]となっており、0.3銭の差額が生じています。

この差額がスプレッドであり、FX取引をする際の実質的なコストとなるものです。

■スプレッドが狭いとFX取引のコストが安い

通貨の買値と売値の差額が大きいことを「スプレッドが広い」、小さいことを「スプレッドが狭い」と表現します。

そして、FXの取引コストは、スプレッドが広ければ広いほど高く、狭ければ狭いほど安くなります。
そのため、FXの取引コストを安く抑えるには、スプレッドが狭い環境でトレードする必要があります。

1-2. スプレッドの広さ以外にチェックすべきポイント

FX業者のスプレッドを比較する際は、スプレッドの広さ以外に、下記3つのポイントについてもチェックしましょう。

これら3つのポイントは、FX取引にかかるコストを比較するうえで、スプレッドの広さと同じくらい重要な意味を持ちます。

① スプレッドの安定性

スプレッドは、常に一定に保たれているわけではありません。

特に、海外FX業者では「変動スプレッド」が採用されており、為替相場の値動きに合わせて、スプレッドも変動します。スプレッドが安定せず、変動幅の広い業者で取引をすると、スプレッドが広がったときに取引コストが跳ね上がり、狙い通りに利益を上げられない可能性があります。

■注意!FX業者が公表しているスプレッド値はあてにならないことも

そこで注意しなければならないのが、FX業者が公表しているスプレッド値の「種類」です。

FX業者が公表しているスプレッド値は、下記3種類に分けられます。

FX業者が公表しているスプレッドの種類
リアルタイム値 リアルタイムのスプレッド
平均値 一定期間内におけるスプレッドの平均値
最小値 一定期間内におけるスプレッドのうち、最も狭い値

リアルタイム値・平均値を公表しているFX業者はともかく、最小値しか公表していないFX業者の場合、スプレッドが安定せず、実際は公表値よりもはるかに広いスプレッドで取引しなければならない、という可能性も十分考えられます。

FX業者のスプレッドを比較する際は、業者が公表しているスプレッドの値だけに着目するのではなく、「スプレッドが安定しているか」という点についても注意深く確認しましょう。

早朝や土日など、スプレッドが広がりやすいタイミングでも安定的にスプレッドが狭いFX業者ならば、安心です。

② 取引手数料の有無

FX業者には複数タイプの口座があるところが多く、口座タイプによっては、取引手数料が発生する場合があります。

例えば、海外FX業者IronFXの「ライブゼロノースプレッド口座」では、米ドル/円、ユーロ/円、欧ドル/米ドル、といった主要な通貨ペアがゼロスプレッドで取引できますが、1往復あたり1.8pipsの取引手数料が発生します。

取引手数料は、スプレッドとは別に発生するものですので、こういったタイプの口座で取引をする場合、コストの計算にあたっては、スプレッドに取引手数料を加味しなければなりません。

一般に、取引手数料が必要な口座はスプレッドがかなり狭く設定される傾向にありますので、スプレッド値だけに惑わされず、取引手数料が発生しないかどうか、必ず確認しましょう。

③ 約定力

FX業者のスプレッドを比較する際、もう1つ注目したいのが、約定力の高さです。

■約定力とは?

約定力とは、取引を成立させられる(=約定させられる)力のことをいい、下記の要素をもとに判断されます。

・ トレーダーが指定した通りのレートで売買を成立させられる力
・ 約定スピード
・ スリッページ(注文レートと約定レートの間にズレが生じること)の有無

為替レートは秒単位で変化しているため、狙い通りのレートで売買を成立させるには、約定力の高いFX業者を利用する必要があります。

■約定力が低いと狙い通り利益を上げられないことも

約定力の低いFX業者で取引をすると、トレーダーは不利益を被る可能性があります。

具体例をもとに、考察してみましょう。

■トレーダーの注文

【トレーダーの注文】
● 買い注文時のレート=1ドル100円
● 売り注文時のレート=1ドル100.2円
● 売り注文時のスプレッド=1.5銭(0.015銭)
● 通貨ペア=米ドル/円
● 取引通貨量=1,000通貨(1,000ドル)

注文通りに約定した場合、この取引により得られる利益は、下記計算により185円です。

● 取引コスト(15円)=スプレッド(0.015円)×取引通貨量(1,000通貨)
● 1通貨あたりの為替差益(0.2円)=売りレート(100.2円)-買いレート(100円)
取引損益(185円)=1通貨あたりの為替差益(0.2円)×取引通貨量(1,000通貨)-取引コスト(15円)

■実際に成立した取引

次に、FX業者の約定力が低く、トレーダーの注文通りに約定できなかった場合を、シミュレーションしてみましょう。

【実際に成立した取引】
● 買い注文時のレート=1ドル100円
● 売り注文時のレート=1ドル99.9円
● 売り注文時のスプレッド=1.5銭(0.015銭)
● 通貨ペア=米ドル/円
● 取引通貨量=1,000通貨(1,000ドル)

この取引の損益は、下記計算により-185円となります。

● 取引コスト(15円)=スプレッド(0.015円)×取引通貨量(1,000通貨)
● 1通貨あたりの為替差益(-0.2円)=売りレート(99.8円)-買いレート(100円)
● 取引損益(-185円)=1通貨あたりの為替差益(-0.2円)×取引通貨量(1,000通貨)-取引コスト(15円)

トレーダーの注文通りに約定できていれば、185円の利益を得られていたところ、FX業者の約定力が低く、取引成立が遅れたことにより、‐185円の損失を被ってしまいました。

このように、約定力が低い業者で取引をすると、狙い通りの取引ができず、思わぬ損失を被ってしまう可能性があります。

いくらスプレッドが狭い環境で取引をしていても、狙い通りに約定できず、損失を出したのでは意味がありません。

FX業者のスプレッドを比較する際は、スプレッドの広さだけでなく、約定力の高さについても必ず確認するようにしましょう。

2. 海外FX9社のスプレッドを徹底比較!

海外FXの口座は、下記2種類に分けられます。

● 一般向け口座…スタンダード口座をはじめとする、初心者にもおすすめの通常口座
● 中上級者向け口座…ECN口座など、スキャルピングに使われることも多い中上級者向けの口座

ここでは、一般向け口座と中上級者向け口座、それぞれについて、各社のスプレッドを比較してみたいと思います。

2-1. 【一般向け口座】海外FX9社のスプレッドを徹底比較!

一般向け口座は、オールインワン口座やスタンダード口座など、各FX業者の「通常口座」にあたるものです。

スプレッドはやや広めに設定されているものの、手数料無料で取引することが可能で、FX初心者さんにもおすすめの口座です。

下表は、海外FX9社の一般向け口座のスプレッド比較表です。

FX業者口座種類 公表値の種類 通貨ペアごとのスプレッド※単位:pips
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
AXIORY(スタンダード口座) リアルタイムスプレッド 1.3 1.7 1.7 1.3
XM(スタンダード口座) 平均値 1.6 2.3 3.6 1.7
FBS(スタンダード口座) 典型的なスプレッド 2.0 1.1 1.5 3
IS6FX(スタンダード口座) 平均値 1.6 2.3 3.1 1.5
GEMFOREX(スタンダード口座) 最小スプレッド 1.1 1.4 1.4 1.3
Titan FX(スタンダード口座) 平均値 1.33 1.74 2.45 1.2
IronFX(ライブ変動口座) 未公表 0.8 1.5 4.4 1.1
Land-FX(ライブ口座) リアルタイムスプレッド 0.9 1.1 1.6 0.9
Hot Forex(MICRO口座) 通常時のスプレッド 1.7 1.9 2.9 1.3

※リアルタイム値は、2021年12月21日夜に確認したものです。

通貨ペアによってスプレッドにかなりの差がありますし、同じ通貨ペアでも、FX業者によってスプレッドに開きがあることがわかります。

各社が公表しているスプレッドは、平均値、最小値、リアルタイム値、というようにそれぞれ異なるため、単純に数値だけを比較することはできません。

取引コストを抑えるためには、スプレッドの数値だけに惑わされず、「1. FX業者のスプレッドを比較するうえで見るべきポイント」でご紹介したように、スプレッドの安定性や約定力の高さなどにも目を向ける必要があります。

下記では、これらの観点から総合的におすすめなFX業者を厳選してご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 「3-1.【厳選】スプレッドが狭いおすすめの一般向け海外FX口座TOP3!

2-2. 【中上級者向け口座】海外FX9社のスプレッドを徹底比較!

中上級者向け口座は、ECN口座やゼロスプレッド口座など、FXの経験がそれなりにある方向けの口座で、スキャルピングにも適しているものです。

一般向け口座に比べてスプレッドは狭めく設定されているものの、トレードの度に手数料が発生します。

下表は、海外FX9社の中上級者向け口座のスプレッド比較表です。

FX業者口座種類 公表値 通貨ペアごとのスプレッド※単位:pips 取引手数料(往復)
※単位:pips
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
GEMFOREX(ノースプレッド口座) 平均値 0.3 0.5 1.0 0.3 0
IS6FX(プロ口座) 平均値 0.8 1.1 1.5 0.7 0
iFOREX(エリート口座) 最小スプレッド 0.8 1.2 2.3 0.7 0
XM(XM Zero口座) 平均値 0.1 0.6 0.4 0.1 1.0
AXIORY(ナノスプレッド口座) リアルタイムスプレッド 0.5 0.6 0.9 0.2 0.6
FBS(ゼロスプレッド口座) 典型的スプレッド 0 0 0 0 2.0
Land-FX(ECN口座) リアルタイムスプレッド 0.4 0.8 1.0 0.4 0.7
IronFX(ライブゼロスプレッド口座) 未公表 0 0 0 0 1.8
TitanFX(Zeroブレード口座) 平均値 0.33 0.74 1.45 0.2 0.7

一般向け口座に比べて、このタイプの口座はスプレッドがかなり狭く設定されていることがわかります。

ただし、取引には往復手数料が発生する場合がありますので、スプレッドに取引手数料を加味したうえで、取引コストの計算をする必要があります。

FX業者が公表しているスプレッドは、平均値、最小値、リアルタイム値、というようにその種類が各社異なるため、その数値を比較するだけでは、取引コストの大小を比べられません。

取引コストを抑えるためには、スプレッドの数値だけに惑わされず、「1. FX業者のスプレッドを比較するうえで見るべきポイント」でご紹介したように、スプレッドの安定性や約定力の高さなどにも目を向ける必要があります。

下記では、これらの観点から総合的におすすめなFX業者を厳選してご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 「3-2.【厳選】スプレッドが狭いおすすめの中上級者向け海外FX口座TOP3!

3.【厳選】スプレッドが狭いおすすめの海外FX口座TOP3!

1.FX業者のスプレッドを比較するうえで見るべきポイント」で解説したように、FXの取引コストを抑えるには、スプレッドの狭さだけにこだわらず、スプレッドの安定性や取引手数料の有無、約定力などにも目を向ける必要があります。

そこでこの章では、下記4つの観点をもとに、スプレッドが狭く、取引コストを抑えたい方におすすめの海外FX口座を厳選してご紹介します。

比較ポイント

① スプレッドの広さ
② スプレッドの安定性
③ 取引手数料の有無
④ 約定力の高さ

3-1.【厳選】スプレッドが狭いおすすめの一般向け海外FX口座TOP3!

2-1.【一般向け口座】海外FX9社のスプレッドを徹底比較!」でご紹介した海外FX口座の中から、おすすめの一般向け口座を3つ、厳選しました。

FX業者 スプレッド スプレッドの安定性 約定力
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
【第1位】
AXIORY
スタンダード口座

1.3

1.7

1.7

1.3

比較的安定

約定率99.99%
【第2位】
GEMFOREX
オールインワン口座

1.1

1.4

1.4

1.3

変動幅狭め

約定率99.99%
【第3位】
Land-FX
ライブ口座

0.9

1.1

1.6

0.9

変動幅広め

執行率99.45%

ここでは、これら3つの海外FX口座の特徴とおすすめポイントを、ご紹介します。

■【第1位】取引コストが安く約定力も抜群!AXIORYの「スタンダード口座」

出典:AXIORY

AXIORYは、2007年に設立されたFX業者です。

口座開設ボーナスや入金ボーナスといった派手なキャンペーンはないものの、安全性が高く、日本語サポートが充実しているのが魅力です。

【第1位】AXIORY「スタンダード口座」
スプレッド(リアルタイム値) 米ドル/円 1.3
ユーロ/円 1.7
英ポンド/円 1.7
ユーロ/米ドル 1.3
スプレッドの安定性 ・変動幅は、比較的安定・早朝、窓開けはスプレッドが広がりやすい
約定力 ・約定率99.99%

AXIORYのスタンダード口座は、スプレッドが他社に比べて全体的に狭めの設定になっており、FXの取引コストを抑えたい方におすすめです。

早朝・窓開けこそスプレッドが広がりやすいものの、それ以外では比較的安定していますので、初心者の方でも安心でしょう。

約定力が高いのも、魅力的なポイントです。

AXIORYの「スタンダード口座」をおすすめする人

・ スプレッドが安定的に狭い環境で取引をしたい人
・ 約定力が高いFX業者で取引をしたい人

■【第2位】スプレッドが安定していて初心者も安心!GEMFOREXの「オールインワン口座」

出典:GEMFOREX

GEMFOREXは、運営会社がモーリシャス金融ライセンスを取得している、安全性の高いFX業者です。

サービス面やサポート力、入出金の速さ、システム面などが評価され、2016年から2020年にいたるまで毎年、ベストアジアブローカー賞を受賞しています。

【第2位】GEMFOREX「オールインワン口座」
スプレッド(リアルタイム値) 米ドル/円 1.1
ユーロ/円 1.4
英ポンド/円 1.4
ユーロ/米ドル 1.3
スプレッドの安定性 ・常時動いているものの、変動幅は狭め
約定力 ・約定率99.99%
・注文拒否なし
・全注文の99.99%を0.78秒以内に執行

GEMFOREXは、スプレッドの狭さ、安定性、約定力、すべての点においてバランスの取れたFX業者です。

通貨ペアごとのスプレッドが狭めの設定になっているのはもちろん、スプレッドの変動幅も広くありませんので、FXを始めたばかりの方でも安心して取引できるでしょう。

約定率99.99%、約定スピード0.78秒と、約定力が非常に高いのも、トレーダーにとっては魅力的なポイントです。

GEMFOREXの「オールインワン口座」をおすすめする人

・ スプレッドが安定しているFX業者で取引をしたい人
・ 取引コストをなるべく安く抑えたい人
・ 約定力が高いFX業者で取引をしたい人

■【第3位】スプレッドの狭さと約定力で選ぶならLand-FXの「ライブ口座」

出典:Land-FX

Land-FXは、金融専門家とIT専門家の技術力とノウハウをもとに設立されたFX業者です。

顧客資金は安全かつ厳格に管理されており、安心して取引することができます。

取引環境も優れており、初心者の方はもちろん、プロトレーダーや法人の投資家にも多く利用されています。

【第3位】Land-FX「ライブ口座」
スプレッド(リアルタイム値) 米ドル/円 0.9
ユーロ/円 1.1
英ポンド/円 1.6
ユーロ/米ドル 0.9
スプレッドの安定性 ・変動幅が常に広め
約定力 ・最速0.035秒で約定
・注文執行率99.45%

Land-FXは、スプレッドが狭い環境で取引をしたい方におすすめのFX業者です。

ただし、スプレッドが変動しやすく、変動幅も他社に比べて広めですので、取引をする際は、スプレッドの値を注意深く確認しましょう。

「スプレッドの変動幅が広い」というと不安に思われるかもしれませんが、Land-FXは、注文執行率99.45%、約定スピード0.035秒と、約定力がかなり高いFX業者でもあります。

スプレッドを常に把握し、これが狭くなったタイミングでエントリーすれば、狙い通りのトレードができるでしょう。

Land-FXの「ライブ口座」をおすすめする人

・ スプレッドの変動リスクについては覚悟のうえで、取引コストを抑えたい人
・ 約定力の高いFX業者で取引したい人

3-2.【厳選】スプレッドが狭いおすすめの中上級者向け海外FX口座TOP3!

2-2.【中上級者向け口座】海外FX9社のスプレッドを徹底比較!」でご紹介した海外FX口座の中から、おすすめの一般向け口座を3つ、厳選しました。

FX業者 スプレッド スプレッドの安定性 手数料(往復) 約定力
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
【第1位】
GEMFOREX
ノースプレッド口座

0.3

0.5

1.0

0.3

原則固定

なし

約定率99.99%
【第2位】
TitanFX
Zeroブレード口座

0.33

0.74

1.45

0.2

比較的安定

0.7pips

約定率99.7%
【第3位】
IronFX
ライブゼロ口座

0

0

0

0

原則固定

1.8pips

執行率99.45%

ここでは、これら3つの海外FX口座の特徴とおすすめポイントを、ご紹介します。

■【第1位】手数料無料!スプレッドも原則固定のGEMFOREXの「ノースプレッド口座」

出典:GEMFOREX

GEMFOREXは、2010年に日本人によって設立された「GemTrade」を前身とするFX業者です。

安全性が高く、日本語サポートが充実しているほか、最大レバレッジ1,000倍、MT4とMT5両方に対応しているなど、取引スペックも十分です。

GEMFOREX「ノースプレッド口座」
スプレッド(リアルタイム値) 米ドル/円 0.3
ユーロ/円 0.5
英ポンド/円 1.0
ユーロ/米ドル 0.3
スプレッドの安定性 ・原則固定スプレッドで安定
取引手数料(往復) なし
約定力 ・約定率99.99%・注文拒否なし・全注文の99.99%を0.78秒以内に執行

GEMFOREX「ノースプレッド口座」の魅力は、手数料無料でトレードできるという点です。

一般に、スプレッドが狭く設定されているFX口座では取引の度に手数料が発生するのですが、この口座の場合、手数料が発生しません。

そのため、GEMFOREXの「ノースプレッド口座」ならば、取引コストを安く抑えたトレードが可能です。

また、海外FX業者の中では珍しく、スプレッドが原則固定されているのも魅力的なポイントでしょう。

約定力も抜群ですので、スキャルピングをしたい方にもおすすめです。

GEMFOREXの「ノースプレッド口座」をおすすめする人

・ スプレッドが変動しにくいFX業者で取引をしたい人
・ FXの取引コストを安く抑えたい人
・ スキャルピングに適したFX口座を探している人
・ 約定力の高いFX業者で取引したい人

※スキャルピングについては「スキャルピングのレバレッジは習熟度に合わせて選ぶべき!その理由とは」で詳しくご紹介していますので、ぜひご参照ください。

■【第2位】全体的なバランス重視ならTitanFXの「Zeroブレード口座」

出典:Titan FX

TitanFXは、2014年に設立されたFX業者です。

最先端のトレード環境を整え、他社に比べて約定スピードが早いことから、プロトレーダーや法人トレーダーにも多く利用されています。

TitanFX「Zeroブレード口座」
スプレッド(リアルタイム値) 米ドル/円 0.33
ユーロ/円 0.74
英ポンド/円 1.45
ユーロ/米ドル 0.2
スプレッドの安定性 ・平均的して、安定している
・早朝、窓開けは、ユーロ/円、英ポンド/円のスプレッドが大きく開く傾向
取引手数料(往復) 0.7pips
約定力 ・約定率99.97%
・ミリ秒単位の約定スピード

TitanFXの「Zeroブレード口座」は、①スプレッドの広さ、②スプレッドの安定性、③取引手数料、④約定力の全てにおいて、非常にバランスのとれたFX業者です。

スプレッドも他社の同タイプ口座に比べるとやや狭めの設定ですし、約定力も申し分ありません。

取引には往復0.7pipsの手数料がかかりますが、スプレッドが狭いタイミングを狙って注文を出せば、取引コストが高くなりすぎることもないでしょう。

ただし、早朝や窓開けはユーロ/円、英ポンド/円のスプレッドが大きく開く傾向にありますので、これらの通貨ペアでのトレードを希望している方は、注意が必要です。

TitanFXの「Zeroブレード口座」をおすすめする人

・ スプレッドが狭いのはもちろん、スプレッドの安定性や取引手数料、約定力も優れているFX業者で取引をしたい人
・ ユーロ/円、英ポンド/円の通貨ペアでトレードする予定がない人

■【第3位】手数料はやや高いがゼロスプレッドで原則固定!IronFXの「ライブゼロ口座」

出典:IronFX

IronFXは、2010年に設立され、アジアやヨーロッパ、中東など世界180か国の投資家にサービスを提供sいているFX業者です。

顧客サポート体制も充実しており、週5日24時間体制の日本語サポートを受けられます。

IronFX「ライブゼロ口座」
スプレッド(リアルタイム値) 米ドル/円 0
ユーロ/円 0
英ポンド/円 0
ユーロ/米ドル 0
スプレッドの安定性 ・原則固定スプレッドで安定
取引手数料(往復) 1.8pips
約定力 ・注文執行率99.62%
・ミリ秒単位の約定スピード

IronFX「ライブゼロ口座」の魅力は、主要な通貨ペアのスプレッドが「ゼロ」である点です。

取引手数料は往復1.8pipsとやや高めですが、スプレッドがかなり狭いことを考えると、スプレッドを読み間違えることさえなければ、取引コストが想定外に高くなることはないでしょう。

スプレッドは原則固定となっているため、スプレッドゼロの通貨ペアでトレードする場合、基本的には取引手数料についてのみ考えておけばよく、取引コストを計算しやすいのも魅力的なポイントです。

注文執行率99.62%、ミリ秒単位の約定スピードと、約定力も比較的高めになっていますので、安心してトレードできるでしょう。

IronFXの「ライブゼロ口座」をおすすめする人

・ とにかく、スプレッドが狭い環境で取引をしたい人
・ スプレッドが安定した環境で取引をしたい人

4. 国内FX7社のスプレッドを比較!

FX業者 通貨ペアごとのスプレッド※単位:pips
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
DMM FX 0.2 0.5 1.0 0.4
LINE FX 0.2 0.5 1.0 0.4
SBI FX 0.09 0.3 0.69 0.19
ヒロセ通商 0.2~0.6 0.4~1.5 1.0~1.6 0.3~1.0
GMOクリック証券 0.2 0.5 1.0 0.4
外為どっとコム 0.2 0.4~0.5 0.6~1.0 0.3~0.4
みんなのFX 0.2 0.4 0.8 0.3

上表は、国内FX7社のスプレッド比較表です

国内FX業者は海外FX業者に比べて、スプレッドが狭い傾向にあります。

また、スプレッドは原則固定で安定しているため、初心者の方でも安心してトレードできます。

ただし、国内FX業者での取引には下記のような注意点もありますので、スプレッドだけに着目して国内FX業者を選ぶことは、あまりおすすめできません。

国内FX業者で取引するうえでの注意点

・ 追証制度があり、借金を負うリスクがある
・ 法律により、最大レバレッジが25倍までに制限されている

いきなり海外FXで取引をすることに不安がある方、借金のリスクを負ってもスプレッドが狭い環境で取引をしたい方は、国内FXでトレードをするのも選択肢のひとつではあるでしょう。

5. FX口座選びでスプレッドの狭さを重視すべき人

FX口座選びの基準は、業者の安全性やサポート体制、取引コストの安さ、最大レバレッジ、ボーナス・

キャッシュバックの有無など、多岐にわたります。

これらのうち、何を重視すべきかはトレーダーによって異なりますが、下記に該当する方は、スプレッドの狭さを重視することをおすすめします。

5-1. 取引コストをなるべく安く抑えたい人

FXの取引コストをなるべく安く抑えたいならば、スプレッドの狭いFX口座で取引しましょう。

1-1.スプレッド」で解説したように、通貨の買値と売値の差額を表すスプレッドは、トレードの実質的なコストとなるものです。

そのため、スプレッドが狭い環境で取引をすれば、それだけ取引にかかるコストを安く抑えられます。

ただし、公表されているスプレッド値は、FX業者によって「平均値」であったり「最小値」であったりと、その種類が異なりますので、確認したスプレッドがどのような数値なのか、必ず確認しましょう。

また、取引コストの安さを判断するにあたっては、スプレッドの広さだけでなく、スプレッドの安定性や取引手数料の有無、約定力の高さについても併せて確認することが大切です。

※詳しくは、「1-2.スプレッドの広さ以外にチェックすべきポイント」で解説していますので、ぜひご参照ください。

5-2. スキャルピングをしたい人

スキャルピングをしたい人にも、スプレッドが狭いFX口座で取引することをおすすめします。

スキャルピングは、数秒~数分といった、超短期間で通貨を売買し、これを何度も繰り返すことで利益を積み重ねていく取引手法です。

スキャルピングでは、1日に何十回、多ければ100回以上の取引を繰り返すため、より効率的に利益を積み重ねるには、取引コストを安く抑えるための対策が欠かせません。

トレードにより利益を得ても、取引コストがかさんでは思ったように利益を上げられないからです。

スキャルピングをするならば、FX口座ごとのスプレッドを確認し、取引コストを安く抑えられる環境でトレードしましょう。

6. スプレッドだけでFX業者を選ぶのはNG!取引コスト以外も確認を

この記事では、各FX業者のスプレッドを比較しましたが、スプレッドの狭さや取引コストの安さだけでFX業者を選ぶことは、あまりおすすめできません。

FX業者選びでは、スプレッドや取引コスト以外に、業者の安全性や信頼性、サービス面、取引スペックなどについてもしっかり確認しておくことが大切です。

具体的には、下記のポイントをチェックしましょう。

「スプレッドが狭い」というだけの理由で信頼性の低いFX業者を選び、思わぬトラブルに巻き込まれたり、詐欺にあったりしては元も子もありません。

FX業者選びでは取引コストの安さだけでなく、上記のチェックポイントについても必ず確認しておきましょう。

※FX業者選びのポイントについては、「海外FXの始め方!取引開始までの流れと業者選びのポイントを解説」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

FX業者のスプレッドを比較する際は、業者が公表しているスプレッド値だけでなく、下記のような点にも着目する必要があります。

FX業者のスプレッドを比較する際に確認すべきポイント

・ スプレッドの安定性
・ 取引手数料の有無
・ 約定力

いくらスプレッドが狭くても、スプレッドが安定せず大きく広がったり、取引手数料が高かったりすると、取引コストが高くなってしまうからです。

また、取引コストを抑えても、FX業者の約定力が低くては、狙い通りのレートとスプレッドで取引をすることができません。

トレードに利用するFX口座を選ぶ際は、業者が公表しているスプレッド値だけでなく、上記の点を総合的に判断し、取引コストの高安を判断しましょう。

また、FX業者選びでは、取引コスト以外に、業者の安全性や信頼性、サービス面、取引スペックなどについてもしっかり確認することが大切です。

今回ご紹介したFX口座は、①スプレッドの広さ、②スプレッドの安定性、③取引手数料の有無、④約定力、という4つの観点から厳選しものです。

トレードをする口座が決まっていない方で、FXの取引コストをなるべく安く抑えたい方はぜひ、口座選びの参考にしてくださいね。

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