「XMでのスキャルピングってどうなんだろう?」という方が気になっているのは、以下のようなことではないでしょうか。
・XMではスキャルピングしていいのか?(禁止されていないか)
・XMでのスキャルピングは、他業者と比べて向いているのかな?(稼げるのか)
結論からいうと、XMでのスキャルピングは公式に認められている行為であり、取引することには全く問題はありません。
XMはスキャルピングに向いているのかという観点では、向いている人と向いていない人がいるのが事実です。なぜならば、XMよりもスプレッドが狭い業者が他にあるからです。スプレッドコストを抑えてスキャルピングするならば、XMよりもAXIORYもしくはTitanFXがおすすめです。
しかし、海外FX業者の中でも安全性や信頼度の高い業者を選びたい方、約定力が高くスリッページが発生しない業者を選びたい場合は、XMでスキャルピングするのも全然アリです。
この記事では、「XMでのスキャルピングってどうなの?」という観点から、以下の内容をお届けしていきます。
この記事を読んで分かること
◎XMは公式でスキャルピング取引を認めている
◎XMでスキャルピングするメリットとデメリット
◎他のFX業者とのスプレッドコスト比較
➡スプレッドコストだけで選ぶならば、AXIORYもしくはTitanFXがおすすめ
◎XMでのスキャルピングが向いている人・向いていない人
◎XMでスキャルピングするならば、ゼロ口座またはスタンダード口座がおすすめ
なお、スキャルピングにおすすめな業者を端的に知りたい方は、「スキャルピングにおすすめの海外FXランキングTOP4!禁止業者も紹介」の記事も参考にしてみてください。
目次
1. XMでのスキャルピングは公式に認められている
まず知識としてしっかり押さえておきたいのは、「XMでのスキャルピングは公式に認められている(禁止されていない)」ということです。XMでのスキャルピングは規約違反ではないか?と思っている方がいたら、ご安心ください。
以下のように、XM Trading公式サイトの「よくあるご質問」の中で、ハッキリ明示されています。
また、EAなどの自動売買も禁止されていないため、短時間に売買を繰り返すような取引を行うことは認められています。つまり、XMでスキャルピング取引を行うことで、取引停止や口座凍結になる心配はありません。
なお、他のFX業者の中にはスキャルピングを禁止している業者もあるのでご注意ください。
2. XMでスキャルピングをするメリット
前提として、XMは他の海外FX業者と比べるとスプレッドが少し広めなので、「XMではスキャルピングが向かない」と考えているトレーダーが多いのも事実です。しかし、それでもXMでスキャルピングをするメリットはたくさんあります。
次の章で解説するデメリットと合わせて理解し、自分にとってはメリット・デメリットどちらが大きいのか判断する材料にしてみてください。
2-1. XMは他業者と比べて圧倒的な信頼感がある
海外FX初心者におすすめの業者を質問されたら、ほとんどのトレーダーはXMの名前を挙げるでしょう。それほど、XMは他業者と比べても圧倒的に日本人トレーダーから信頼されているブローカーといえます。
XMが安心・安全と評価されるのには、以下のような理由があります。
◎世界196カ国にサービスを展開している大手FXブローカーである
◎出金拒否などトラブルの噂がない
◎Webサイトが完全日本語対応で、日本語サポートも手厚い
◎出金スピードがとても早く安全に使える
XMの評判については、「XMトレーディングの良い評判と悪い評判を検証!ネット調査まとめ」の記事でも詳しく解説しています。
なお、XM以外に安全性が高いといわれている業者「AXIORY」でさえ、bitwalletに提携解除されてトレーダーが逃げ出した経緯があります。その点、XMは海外FXの歴史の中でも常に信頼性が高く、間違いがない業者といえます。
スキャルピングをたまに行う程度のトレーダーならば、XMの中でスプレッドが狭いゼロ口座を追加開設してスキャルピングを行う方法でも十分メリットがあるといえるのではないでしょうか。
2-2. 圧倒的な約定力の高さがある
短期間で売買を成立させるスキャルピングでは、約定力の高さが必須条件となります。その点、XMの圧倒的な約定力は大きな魅力です。
XMは、「全注文の99.35%が1秒以下で執行」「リクオートは一切なし」「執行率100%、注文拒否なし」を公式サイトで謳っています。XMではスリッページが発生しにくく、見えないコストが発生しないことにつながります。
このことからも、XMでスキャルピングするメリットは十分にあるといえます。
2-3. XMはEA・自動売買トレードも可能
XMでは、EAなどプログラムを用いた自動売買トレードを禁止していません。つまり、自動売買でスキャルピング取引をしても規約違反となることはなく、口座凍結などのペナルティに繋がる心配はありません。
ただし、EAや人工知能などを用いた自動売買で「裁定取引(アービトラージ)」する行為は禁止となるので注意してください。
2-4. 取引ボーナスが貯まる(通常口座の場合)
XMのスタンダード口座・マイクロ口座では、取引するたびにXMポイントが貯まるポイント制度が導入されています。貯まったポイントはボーナスに交換でき、そのまま必要証拠金として利用できます。
※ただし、スプレッドが狭いゼロ口座ではXMポイントが貯まらないのでご注意ください。
取引期間が長いほどステータスが上がり、ポイントも貯まりやすくなります。例えば最上位のELITEランクでは、1ロットの取引で約700円受け取れます(1ドル=110円の場合)。
これは他の海外FX業者にはない仕組みで、「知らない間にたくさん貯まっていた!」とトレーダーにも好評です。
取引量や取引回数が多いスキャルパーにとっては、こうしたポイント制度はかなり大きな強みになるのではないでしょうか。XMポイントが貯まる分、コストが下がると考えることもできます。
2-5. ゼロ口座でも口座開設ボーナスがもらえる
新規口座開設ボーナスがもらえる他の海外FX業者でも、通常、ECN口座はボーナス受け取り対象外であることが一般的です。しかし、XMなら、ECN口座であるゼロ口座でも、新規口座開設ボーナスがもらえます。
新規口座開設ボーナスとは、新しく口座開設するだけで一定の金額がプレゼントされる仕組みです。残高がプラスされて取引を開始できるイメージです。XMの場合、通常3,000円の新規口座開設ボーナスを行っています。
ECN口座の開設時にボーナスがもらえるのはXMだけなので、それだけでもメリットが十分あるといえるでしょう。例えばスキャルピングの練習として、ボーナスの3,000円をお試しで利用する方法もおすすめです。
なお、XMのスタンダード口座ならば、新規口座開設ボーナス・入金ボーナス・取引ボーナス(XMポイント)の3種類のボーナスを全て受け取ることができます。
スタンダード口座 マイクロ口座 |
ゼロ口座 (ECN方式) |
|
---|---|---|
新規口座開設 ボーナス |
あり |
あり |
入金ボーナス | あり |
なし |
取引ボーナス (XMポイント) |
あり |
なし |
口座タイプごとの違いについては、「XM口座タイプは3種類!比較して分かったおすすめはスタンダード口座」の記事もご覧ください。
3. XMでスキャルピングをするデメリット
ここからは逆に、XMでスキャルピングをするデメリットについて解説していきます。デメリットはどちらも、取引コストに関わる部分となるため、「スキャルピング取引をメインにしたい」という方にとっては見逃せないデメリットといえるでしょう。
3-1. スプレッドを比べると最狭ではない
序文でも解説した通り、XMは他の海外FX業者と比べるとスプレッドがやや広めであることは否めません。
特に、スタンダード口座・マイクロ口座は他業者よりも全ての通貨で平均1pipsほどスプレッドが広くなっているため、スキャルピングに最適な口座とはいえないのが現状です。
具体的なスプレッド値の比較は、「4. XMのスプレッド・取引手数料を他社と比較」で解説します。
3-2. ECN口座の取引手数料が高い
他業者と比べてスプレッドが広めということに加えて、取引手数料も高めと言わざるをえません。
評価 | 取引手数料 | |
---|---|---|
XM Trading | 往復1000円/lot(1.0pips) | |
Tradeview | 往復500円/lot(0.50pips) | |
AXIORY | 往復600円/lot(0.60pips) | |
TitanFX | 往復700円/lot(0.70pips) |
スキャルピングを行う場合、「スプレッド+取引手数料」が毎回の取引コストとなるため、XMは取引コストで考えた時にはデメリットが大きいといえるでしょう。
4. XMのスプレッド・取引手数料を他社と比較
ではどのくらいXMの取引コストは高くなるのか、スキャルピング可能な他業者のECN口座と比較していきます。
XMのスタンダード口座・ゼロ口座と、他社3社のECN口座の実質スプレッド値(取引手数料を加味したスプレッド値)をまとめた表が以下です。
XM Trading | TradeView | AXIORY | TitanFX | ||
---|---|---|---|---|---|
スタンダード口座 | ゼロ口座 | ||||
取引手数料 | なし | 往復1.0pips/lot | 往復0.5pips/lot | 往復0.6pips/lot | 往復0.7pips/lot |
ドル円 | 1.6pips | 1.10pips (0.10pips) |
0.60pips (0.10pips) |
0.90pips (0.30pips) |
1.03pips (0.33pips) |
ユーロドル | 1.6pips | 1.10pips (0.10pips) |
0.60pips (0.10pips) |
0.80pips (0.20pips) |
0.90pips (0.20pips) |
ユーロ円 | 2.6pips | 1.60pips (0.60pips) |
0.80pips (0.30pips) |
1.20pips (0.60pips) |
1.44pips (0.74pips) |
ポンド円 | 3.5pips | 2.10pips (1.10pips) |
1.60pips (1.10pips) |
1.90pips (1.30pips) |
2.15pips (1.45pips) |
ポンドドル | 2.3pips | 1.40pips (0.40pips) |
0.90pips (0.40pips) |
1.00pips (0.40pips) |
1.27pips (0.57pips) |
豪ドル円 | 3.4pips | 2.00pips (1.00pips) |
1.20pips (0.70pips) |
1.50pips (0.90pips) |
1.82pips (1.12pips) |
オージードル | 1.8pips | 1.40pips (0.40pips) |
0.80pips (0.30pips) |
1.00pips (0.40pips) |
1.22pips (0.52pips) |
※往復の取引手数料を加味した実質スプレッド値を表示しています。カッコ内がスプレッド値です。
表を見ると分かる通り、XMの中でもスプレッドが狭いゼロ口座でも、他の業者と比べると最狭ではないことが分かりますね。AXIORYやTitanFXと比べるとかなり頑張っている印象はありますが、スプレッド値が最狭であるTradeViewと比べると見劣りする数字が並んでいます。
このように、取引コストだけで選ぶならXMよりも他の海外FX業者がおすすめです。ただし、TradeViewは、初回入金額10万円~で、最小取引数量も1万通貨、ロスカット水準が国内FXと同じ100%と、中上級者向けの業者となります。初心者の方には、AXIORYもしくはTitanFXをおすすめします。
5. XMでのスキャルピングが向いている人・向いていない人
ここまで、XMでのスキャルピングについてメリット・デメリットを見てきました。改めて、XMでのスキャルピングが向いている人と向いていない人の特徴をまとめます。
5-1. XMでのスキャルピングが向いている人
前章で、取引コストを比較すると他のFX業者の方が優れていることを解説しました。それを踏まえた上でもXMでスキャルピングするのが向いているのは、以下のような人です。
・すでにXMで口座を開設済みで、XMでFXをしたいと考えている人
・スキャルピングトレードがメインではない人
・新規口座開設ボーナスをもらって、そのボーナスで初めてスキャルピングを試したい人
・XMポイントが貯まるXMでスキャルピングもしたい人
スプレッドが他社よりも広めであることを認識したうえで、それでも使い勝手や安全性を理由にXMでスキャルピングしたい人にはアリといえます。ハイレバレッジのスキャルピングに慣れてきたタイミングで、取引コストが低い他業者に乗り換えるのも良いでしょう。
5-2. XMでのスキャルピングが向いていない人
逆にXMでのスキャルピングが向いていない人は、取引コストを重視したいというトレーダー全般です。
・スプレッドが狭く取引コストが低い条件を求める人
・できるだけ利益を多く取りたい人
・スキャルピングトレードをメインに行いたい人
こうした方には、取引コストが低くスキャルピングできるAXIORYもしくはTitanFXをおすすめします。
6. XMでスキャルピングするならどの口座が良い?
「とりあえずXMでスキャルピングをしてみよう」という方は、どの口座タイプを選ぶのが正解でしょうか。XM Tradingには、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座の3種類の口座がありますが、どの口座を選べばいいか解説していきます。
6-1. スプレッドが狭いゼロ口座がベスト
基本的にはXMでスキャルピングするなら、スプレッドが狭いゼロ口座がおすすめです。
スタンダード口座(通常口座)とゼロ口座のスプレッドを比べると、以下のようにゼロ口座の方がかなり狭いことが分かります。
XM Trading | ||
---|---|---|
スタンダード口座 | ゼロ口座 | |
取引手数料 | なし | 往復1.0pips/lot |
ドル円 | 1.6pips | 1.10pips (0.10pips) |
ユーロドル | 1.6pips | 1.10pips (0.10pips) |
ユーロ円 | 2.6pips | 1.60pips (0.60pips) |
ポンド円 | 3.5pips | 2.10pips (1.10pips) |
ポンドドル | 2.3pips | 1.40pips (0.40pips) |
豪ドル円 | 3.4pips | 2.00pips (1.00pips) |
オージードル | 1.8pips | 1.40pips (0.40pips) |
※往復の取引手数料を加味した実質スプレッド値を表示しています。カッコ内がスプレッド値です。
小さな利益を重ねていくスキャルピングでは、スプレッドの差が利益に直結するため、スキャルピングするならゼロ口座を選択するのが最善です。
6-2. スキャルピングメインでないならスタンダード口座
スキャルピングが目的ならばゼロ口座がおすすめですが、メインではないならスタンダード口座がおすすめです。例えば、デイトレやスイングをするならスタンダード口座がおすすめです。
※スタンダード口座・ゼロ口座以外にマイクロ口座もありますが、マイクロ口座は最小単位で取引したい人のための口座で、あえてマイクロ口座を選ぶメリットはありません。
理由は、ゼロ口座では入金ボーナスと取引ボーナスがもらえないからです。
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|
通常口座 | 小さい取引サイズに 特化した口座 |
低スプレッドに 特化した口座 |
〇新規口座開設ボーナス 〇入金ボーナス 〇取引ボーナス(XMポイント |
〇新規口座開設ボーナス ✖入金ボーナス ✖取引ボーナス |
スタンダード口座はゼロ口座と比べてスプレッドが広くなりますが、取引するごとにもらえる取引ボーナス(XMポイント)が還元されるため、実際のスプレッドはもう少し狭くなるイメージです。
1ドル=110円の場合、最上位のELITEランクでは1ロットの取引で約700円受け取れます。つまり、ドル円1ロットの注文では1pipsの値動きにつき1,000円の損益が動くため、700円は約0.7pipsの金額に相当します。先ほどの比較表で、スタンダード口座のドル円スプレッドは「1.6pips」と紹介しましたが、XMポイントを加味したスプレッドは「1.6pips-0.7pips=0.9pips」となります。
こうなってくると、スプレッドはゼロ口座に匹敵するほど狭くなるため、かなりメリットがあることが分かりますね。ただし、10分以下で決済された取引ではXMポイントは受け取れないため、スキャルピングではXMポイントが貯まらない点には十分注意しましょう。
結論としては、スキャルピングメインならゼロ口座がおすすめ、スキャルピングはたまに行うだけならばスタンダード口座がおすすめということになります。
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この記事では、「XMでのスキャルピングってどうなの?」という観点から、以下の点を紹介してきました。
◎XMは公式にスキャルピング取引を認めている
◎XMスキャルピングするメリットとデメリット
◎他のFX業者とのスプレッドコスト比較
◎XMでのスキャルピングが向いている人・向いていない人
◎XMでスキャルピングするならば、ゼロ口座またはスタンダード口座がおすすめ
XMのスプレッドコストは他業者と比べてすごく安いわけではないため、コストだけで選ぶならば、XMよりもAXIORYもしくはTitanFXがおすすめです。
ただし、海外FX業者の中でも安全性が高いブローカーでスキャルピングしたいなら、XMでのスキャルピングもアリです。XMのゼロ口座は口座開設するだけで3,000円の証拠金ボーナスがもらえるので、まずはその3,000円でスキャルピングをお試しするのも良いでしょう。
慣れてきたら別の低スプレッド口座をプラスで開設するのもおすすめです。
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