「XMで取引を始めたいけれど、海外業者なので取引時間はどう違う?」
「今月のXMの取引時間や休場日を知りたい」
XMの利用者や利用希望者で、そんな疑問を持っている人は多いかと思います。
たしかにXMは海外のFX業者なので、日本とは時差がありますし、夏時間(サマータイム)の制度もあり、取引時間には注意が必要です。
基本となる取引時間は、日本時間で以下の通りです。
XMの取引時間(日本時間) | ||
---|---|---|
夏時間 | 3月の最終日曜日~10月の最終日曜日 | 月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50 |
冬時間 | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日 | 月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50 |
さらに銘柄ごとにも取引時間が異なり、祝祭日も違うので確認が必要になります。
そこでこの記事では、XMの取引時間に関して日本の利用者が知っておくべきことをまとめました。
まず基本知識として、
- XMの取引時間
・GMT(グリニッジ標準時)と日本との時差
・夏時間
について説明します。
その上で、
- XM全銘柄の取引時間一覧
- XMの取引時間について知っておきたいポイント
- XMの取引時間に関する注意点
もお知らせします。
最後まで読めば、XMの取引時間について迷うことはなくなるはずです。
あなたがこの記事で、XMの取引時間を間違えることなく取引できるよう願っています。
1.XMの取引時間
XMは、海外FX業者の中でも日本人にはダントツで人気の企業です。
ただ、海外企業であるために、取引時間が日本とは異なるので注意が必要です。
基本的には以下の時間帯が取引時間となっており、この間であれば24時間いつでも取引できますので、まずはこれを覚えてください。
XMの取引時間(日本時間) | ||
---|---|---|
夏時間 | 3月の最終日曜日~10月の最終日曜日 | 月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50 |
冬時間 | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日 | 月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50 |
では、XMの取引時間について、もう少しくわしく説明していきましょう。
1-1.GMT(グリニッジ標準時)と日本との時差
XMグループの本拠地はキプロス共和国にあります。
そのため、XMの標準時間はキプロス時間である「GMT+2(夏時間では+3)」に設定されています。
GMTとは、世界の標準時間「グリニッジ標準時」のことで、つまりXMの時間は世界標準時にプラス2時間した時間ということになります。
日本は「GMT+9」ですので、XMの標準時とは、
- 夏時間で6時間
- 冬時間で7時間
の時差があるわけです。
ただ、これを毎回計算するのは面倒ですよね。
そこで、以下に時差の早見表を載せておきますので、時間が知りたくなったら参照してください。
【XMの標準時と日本との時差早見表】
日本時間 GMT+9 |
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
XM冬時間 GMT+2 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
XM夏時間 GMT+3 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
日本時間 GMT+9 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
XM冬時間 GMT+2 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
XM夏時間 GMT+3 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
1-2.XMの取引時間には夏時間と冬時間がある
前述しましたが、XMの取引時間には「夏時間(サマータイム)」と「冬時間」があります。
3月の最終日曜日の午前1時になる瞬間が冬時間から夏時間への切り替えポイントで、その瞬間に「冬時間午前1時」=「夏時間午前2時」になって時間が1時間進みます。
それと同時に、XMの取引時間も夏時間に移行します。
そして、10月最終日曜日の午前2時が、夏時間から冬時間への切り替えポイントです。
その瞬間、「夏時間午前2時=冬時間午前1時」となり、時間が1時間戻ります。
それにともなって、XMの取引時間も変わります。
日本時間に置き換えると、以下のようになるわけです。
XMの取引時間(日本時間) | ||
---|---|---|
夏時間 | 3月の最終日曜日~10月の最終日曜日 | 月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50 |
冬時間 | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日 | 月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50 |
夏時間と冬時間の切り替わりは日曜日なので取引はなく、切り替わる瞬間を気にする必要はありません。
ただ、切り替わった翌日からは取引時間が1時間ズレるので、注意が必要です。
また、夏時間に関してはさらに注意点がいくつかあります。
それは、
◆経済指標の発表時間も変わる
◆夏時間への切り替わりポイントが国ごとに異なる
◆夏時間がない(=1年中標準時間が変わらない)国もある
◆各銘柄の取引時間はそれぞれの取引市場によるため、夏時間の期間も銘柄によって異なる
ということです。
たとえば、南半球にあるオーストラリアの市場は、北半球の夏時間が終わるのと入れ替わるように夏時間が始まります。
銘柄Aは夏時間なのに、銘柄Bは冬時間だということがあるわけです。
そのため、自分が取引している銘柄の取引時間は、つねに確認しておかなければならないのです。
2.XM全銘柄の取引時間一覧
では、XMで取引できる銘柄それぞれの取引時間はどうなっているでしょうか?
一覧表にまとめましたので、迷ったらこれで確認してください。
時間はすべて日本時間で表記しています。
2-1.通貨ペアの取引時間
【全通貨ペア(RUBがらみを除く)】
夏時間 | 冬時間 | |
---|---|---|
全通貨ペア (RUBがらみを除く) |
月曜6:05~土曜5:50 | 月曜7:05~土曜6:50 |
【RUB(露ルーブル)がからむ通貨ペア】
夏時間 | 冬時間 | |
---|---|---|
全通貨ペア (RUBがらみを除く) |
月曜16:05~金曜23:55 | 月曜17:05~土曜00:55 |
2-2.株価指数の取引時間
取引銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
AUS200(オーストラリア株価指数) | 月~木曜日 07:55~翌05:55 金曜日 07:55~翌05:10 ※14:25~15:15はメンテナンス |
月~木曜日 08:55~翌06:55 金曜日 08:55~翌06:10 ※15:25~16:15はメンテナンス |
EU50(欧州株価指数) | 月~金曜日 15:05~翌04:55 | 月~金曜日 16:05~翌05:55 |
FRA40(フランス株価指数) | ||
GER30(ドイツ株価指数) | 月~木曜日 07:05~翌05:55 金曜日 07:05~翌04:10 ※05:15~05:30はメンテナンス |
月~木曜日 08:05~翌06:55 金曜日 08:05~翌05:10 ※06:15~06:30はメンテナンス |
HK50(香港ハンセン指数) | 月~金曜日 09:20~翌00:55 ※11:55~13:05、16:25~17:20はメンテナンス |
月~金曜日 10:20~翌01:55 ※12:55~14:05、17:25~18:20はメンテナンス |
ITA40(イタリア株価指数) | 月~金曜日 16:05~翌00:35 | 月~金曜日 17:05~翌01:35 |
JP225(日経225) | 月~木曜日 07:05~翌05:55 金曜日 07:05~翌05:10 ※05:15~05:30はメンテナンス |
月~木曜日 08:05~翌06:55 金曜日 08:05~翌06:10 ※06:15~06:30はメンテナンス |
NETH25(AEX指数) | 月~金曜日 15:05~翌04:55 | 月~金曜日 16:05~翌05:55 |
SPAIN35(マドリッド株価指数) | 月~金曜日 16:05~翌02:55 | 月~金曜日 17:05~翌03:55 |
SWI20(スイス株価指数) | 月~金曜日 15:05~翌04:55 | 月~金曜日 16:05~翌05:55 |
UK100(ロンドン株価指数) | 月~木曜日 07:05~翌05:55 金曜日 07:05~翌05:10 ※05:15~05:30はメンテナンス |
月~木曜日 08:05~翌06:55 金曜日 08:05~翌06:10 ※06:15~06:30はメンテナンス |
US100(ナスダック総合指数) | ||
US30(ダウ平均株価指数) | ||
US50(S&P500) | ||
USDX(米ドル指数) |
2-3.貴金属の取引時間
取引銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
GOLD(金) | 月~水曜日 07:05~翌06:00 木曜日 07:05~翌05:59 |
月~水曜日 08:05~翌07:00 木曜日 08:05~翌06:59 |
SILVER(銀) | ||
PALL(パラジウム) | 月~水曜日 07:05~翌05:55 木曜日 07:05~翌05:59 金曜日 07:05~翌05:10 |
月~水曜日 08:05~翌06:55 木曜日 08:05~翌06:59 金曜日 08:05~翌06:10 |
PLAT(プラチナ) |
2-4.エネルギーの取引時間
取引銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
BRENT(ブレント原油) | 月~水曜日 09:05~翌05:55 木曜日 09:05~翌05:15 金曜日 09:05~翌05:10 |
月~水曜日 10:05~翌06:55 木曜日 10:05~翌06:15 金曜日 10:05~翌06:10 |
GSOIL(ロンドン軽油) | ||
NGAS(天然ガス) | 月~水曜日 07:05~翌05:55 木曜日 07:05~翌05:15 金曜日 07:05~翌05:10 |
月~水曜日 08:05~翌06:55 木曜日 08:05~翌06:15 金曜日 08:05~翌06:10 |
OIL(WTI原油) | ||
OILMn(WTI原油ミニ) |
2-5.コモディティの取引時間
取引銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
COCOA(ココア) | 月~金曜日 17:50~翌02:25 | 月~金曜日 18:50~翌03:25 |
COFFE(コーヒー) | 月~金曜日 17:20~翌02:25 | 月~金曜日 18:20~翌03:25 |
CORN(コーン) | 月~金曜日 09:05~翌03:10 ※21:40~22:35はメンテナンス |
月~金曜日 10:05~翌04:10 ※22:40~23:35はメンテナンス |
COTTO(コットン) | 月~金曜日 10:05~翌03:15 | 月~金曜日 11:05~翌04:15 |
HGCOP(HGカッパー銅) | 月~金曜日 07:05~翌05:10 | 月~金曜日 08:05~翌06:10 |
SBEAN(大豆) | 月~金曜日 09:05~翌03:10 ※21:40~22:35はメンテナンス |
月~金曜日 10:05~翌04:10 ※22:40~23:35はメンテナンス |
SUGAR(砂糖) | 月~金曜日 16:35~翌01:55 | 月~金曜日 17:35~翌02:55 |
WHEAT(小麦) | 月~金曜日 09:05~翌03:10 ※21:40~22:35はメンテナンス |
月~金曜日 10:05~翌04:10 ※22:40~22:35はメンテナンス |
2-6.仮想通貨の取引時間
取引銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
BCHUSD / BTCUSD / ETHUSD / LTCUSD / OILMn / XRPUSD | 月~金曜日 05:05~翌04:50 | 月~金曜日 06:05~翌05:50 |
3.XMの取引時間について知っておきたいポイント
XMの取引時間について、基本的なことはわかりました。
が、よりスムーズな取引を行うために、知っておくとよいポイントがいくつかありますので、紹介しておきましょう。
3-1.XMのMT4に日本時間を表示させる方法
XMでは、取引ツールとしてMT4とMT5に対応しています。
が、どちらかといえばMT4を利用している人が多いようです。
その場合、画面上に日本時間を表示できるインジケータがあるので、それを利用すればいちいち時差を計算する手間がはぶけます。
- F3タイムグリッド
- JPN_Time_SubZero
などが、無料で公開されているインジケータです。
興味があれば、安全性を確認した上で、自己責任のもとに利用してみてください。
3-2.FX取引が盛り上がるゴールデンタイム
XMの取引時間は、
・夏時間:月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50
・冬時間:月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50
で、その間であれば24時間いつでも取引できます。
が、ご存じのように世界の市場は24時間開いているわけではありません。
国ごとに取引時間は異なり、各国の市場が活況を呈する時間に合わせて、世界中のトレーダーたちも市場を移行していくのです。
そんな中でも、特にFX取引が盛り上がるゴールデンタイムがあります。
それは、ヨーロッパ(ロンドン市場)とアメリカ(ニューヨーク市場)の取引時間が重なる22時~翌2時(夏時間では21時~翌1時)までの4時間ほどです。
世界の金融市場の中心であるアメリカとヨーロッパで、同時に取引が行われる時間帯とあって、1日の中でもっとも活況を呈する時間帯だといえます。
ただし取引が多い分、値動きも激しくなります。
相場が荒れやすいので、初心者のうちは特に慎重になってください。
日本では夜遅い時間ですが、いずれにしろ注目しておきたい時間帯だといえます。
3-3.注意すべき取引時間
また、他にも要注意な時間帯があります。
それは、アメリカ市場が閉じてからアジア市場が開くまでの、日本時間でいえば朝の6~8時頃です。
この時間に開いているのはオセアニア市場だけで、1日のうちでもっとも取引が少なくなる時間帯です。そのため、通常は大きな値動きはないのですが、その分ほんのささいなきっかけで、相場が乱高下することがあり、「魔の時間」とも呼ばれています。
日本では早朝ですが、油断していると一瞬で大きなマイナスにつながってしまう恐れもあります。
何かあればすぐ対応できるよう気を配っておきたい時間帯だと言えるでしょう。
4.XMの取引時間に関する注意点
さて、ここまでXMの取引時間について知っておくべきことを解説してきました。
が、さらにいくつか注意してほしい点がありますので、挙げておきたいと思います。
できるだけリスクを避けてXMでの取引を行なうために、以下の3点についてはくれぐれも留意してください。
4-1.チャートが動いていても取引できない時間がある
XMで取引していて、「チャートが動いているのに取引ができない」という経験をしたことはありませんか?
実はXMでは、取引開始前と取引終了後、それぞれ5~10分程度の間、チャートが動くことがあるのです。
ですから上記のような経験をした人は、会場直前の5分間、または閉場直後の10分間の間にログインしていたのだと思われます。
が、チャートは動いていてももちろん取引時間外で、取引はできませんので承知しておいてください。
4-2. 週末のポジション持ち越しに注意
XMの取引時間は、
・夏時間:月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50
・冬時間:月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50
でしたよね。
つまり日本では、土曜の早朝から翌月曜の早朝までは、何があっても取引はできないということです。
たとえば週末にポジションを持ったままにしておくと、土日の間にもし大きなニュースがあって急落した場合でもロスカットが効きません。
そして、月曜の早朝に相場が動き出した時点の価格で決済されてしまうため、大きな損失を出してしまう恐れがあるのです。
そんなことにならないよう、週末時点でのポジション持越しには十分注意してください。
できれば土曜の朝に休場に入る前に、一度ポジションを手放しておく方が安全でしょう。
4-3. 年末年始やクリスマスなどの取引時間
海外FX業者であるXMを利用する際にもうひとつ注意が必要なのは、祝祭日や休暇が異なることです。
XMでは、
▼クリスマス
▼年末年始
は終日閉場で、取引はできません。
この休場日が年によって変わるので、毎年確認が必要です。
一方で、
◎ゴールデンウイーク
は日本独自の休日であるため、
・夏時間:月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50
・冬時間:月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50
の間は24時間取引可能です。
ただし、日本語での問い合わせ対応などは、時間が限られる場合があるようです。
これらの休日や取引時間については、その年によって変更がありますので、XMの公式サイト上で随時確認しましょう。
5. XMの「重要なお知らせ」をかならずチェックしよう
画像出典:XMTradingホームページ「お知らせ」
以上のように、海外業者であるXMの取引時間は、
・日本との時差
・サマータイム
・祝祭日の違い
などによって決まってきます。
いつからサマータイムに切り替わるか、今年の年末年始はいつから休場かなど、細かいことを見落とさないためには、XMの公式サイトを随時チェックする必要があるでしょう。
XMのサイト上には、「サイトからのお知らせ」ページがあり、取引時間に関する情報もこの中で「重要なお知らせ」として告知されます。
特に、祝日については毎月「〇月の祝日」として各銘柄の取引時間がリストアップされますので、かならずチェックするようにしてください。
6.まとめ
いかがでしたか?
XMの取引時間について、知りたいことがわかったかと思います。
ではあらためて、記事の要点をまとめてみましょう。
◎XMの取引時間は、
XMの取引時間(日本時間) | ||
---|---|---|
夏時間 | 3月の最終日曜日~10月の最終日曜日 | 月曜の早朝 6:05~土曜の早朝 5:50 |
冬時間 | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日 | 月曜の早朝 7:05~土曜の早朝 6:50 |
◎GMT=グリニッジ標準時と日本時間との時差は、
・夏時間で6時間
・冬時間で7時間
◎FX取引が盛り上がるゴールデンタイムは、ヨーロッパとアメリカの取引時間が重なる22時~翌2時(夏時間では21時~翌1時)
◎取引で注意すべき「魔の時間」はアメリカ市場が閉じてからアジア市場が開くまでの朝6~8時頃
◎XMの取引時間で注意が必要なのは、
・チャートが動いていても取引できない時間がある
・週末のポジション持ち越しに注意
・年末年始やクリスマスなどの取引時間
◎XMの取引時間については、公式サイトの「重要なお知らせ」をかならずチェックすること
以上を踏まえて、あなたがXMの取引時間を間違えることなく取引できるよう願っています。