海外FXコラム 【実例あり】海外FXの出金拒否|回避するための対策9つを解説

【実例あり】海外FXの出金拒否|回避するための対策9つを解説

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「海外FXでは出金拒否されることがあるって聞いたけれど、本当?」
「海外FXで出金拒否されないためには、どうすればいいの?」

海外FXをやってみようと考えたことがある方なら、一度は抱く疑念ですよね。

トレードに成功して大きく稼いでも、出金拒否されてしまっては意味がありません。

海外FXにおける出金拒否は実際に起きていて、その中でも特に多いのが下記のようなケースです。

▼海外FXで起きた出金拒否事例

  • 海外FX業者の詐欺や倒産によって、出金拒否された
  • 顧客の出金手続きに何らかのミスがあったために、出金拒否された
  • 顧客が違反行為をしたために、出金拒否された

「出金拒否」というとすぐに「詐欺」や「倒産」といったワードを思い浮かべますが、実は海外FXにおける出金拒否は、単純な手続きミスにより起きることが少なくありません

そのため、出金拒否の憂き目に遭わないためには、信頼できるFX業者を利用することはもちろん、出金手続きを正確に行うことも重要です。

そこでこの記事では、海外FXで出金拒否されないためにぜひ知っておいていただきたい下記のようなポイントについて、詳しくご説明します。

この記事のポイント
・海外FXにおいて起きる2パターンの出金拒否
・海外FX業者に原因がある出金拒否を回避するための対策を2つの事例をもとに解説
・顧客に原因がある出金拒否を回避するための対策を7つの事例をもとに解説
・出金拒否されないおすすめの海外FX業者

この記事を最後までお読みいただければ、出金拒否のリスクに怯えることなく、安心して海外FXを始められるでしょう。

1.海外FXの出金拒否には2つのパターンがある

海外FXの出金拒否には2つのパターンがある

残念ながら海外FXでは、出金拒否される事例が何度も発生しています。
ただ、出金拒否の原因は本当に様々ですので、このような事態を防ぐためにはその原因を整理し、原因に即した対策をしなければなりません。

海外FXで起きる出金拒否には、「① 海外FX業者側に原因があるケース」と「② 顧客側に問題があるケース」の2パターンがあります。

海外FXで起きる出金拒否の2パターンの原因

この章ではまず、海外FXで起きる出金拒否にはどのような事例があるのか、具体例を挙げながらご紹介します。

1-1.【パターン①】悪質な海外FX業者による詐欺や倒産に伴う出金拒否

海外FXの出金拒否は、悪質な海外FX業者による詐欺や倒産によって引き起こされることがあります。

残念ながら海外FX業者の中には、詐欺目的で顧客から資金を集める悪徳業者が存在します。
また、詐欺目的ではないにしても、経営や顧客の資産管理がずさんで倒産し、口座の資金を返還できなくなってしまう業者もいます。

こういった海外FX業者を利用すると、下記のような被害に遭うリスクが高いです。

悪質な海外FX業者によって引き起こされる出金拒否の事例
・利益のあがっている顧客の口座を意図的に凍結し、出金拒否する(詐欺)
・保有するポジションを無断で強制決済し、その代金が入った口座からの出金を拒否する(詐欺)
・海外FX業者の経営破綻により、顧客へ資金を返還できなくなる(倒産)

直近では、2023年5月に人気の海外FX業者GEMFOREXが「全サービスの停止」を発表し、事実上の経営破綻状態に陥りました。

これによりGEMFOREXの顧客は、下記のような被害に遭っています。

  • 口座から資金を出金できなくなった(出金拒否された)
  • 保有するポジションを強制決済された

GEMFOREXは「事業譲渡が完了した後、順次対応していく」と発表していますが、2024年2月現在、未だに出金拒否されたままになっているトレーダーも少なくないようです。

詐欺や倒産による出金拒否を回避するには、利用する海外FX業者を慎重に選び、優良な業者を見極めなければなりません。

※「2.海外FXの出金拒否|業者側の原因2つと回避するための対策」では、海外FX業者が原因で起きる出金拒否を回避するための対策について詳しくご説明していますので、併せてご参照ください。

1-2.【パターン②】顧客側の手続きミスや違反行為を原因とする出金拒否

海外FXにおける出金拒否は、顧客側の手続きミスや違反行為が原因で発生することもあります。

顧客が下記のような行為をした場合は、規約に則り出金拒否されてしまう可能性が高いです。

海外FXにおいて出金拒否の原因になる顧客の行為
・FX口座と出金先口座の名義が異なる
・ボーナスを出金しようとした
・入金方法と出金方法が異なる
・出金後の証拠金維持率が約定の割合を下回る
・海外FX業者からの送金を受け付けていない銀行口座に出金しようとした
・海外FX業者が定める規約に違反する行為をした

「出金拒否されているのではないか?」と疑念を抱えたときは、上記に該当するものがないか確認してみましょう。

手続きミスが原因で出金拒否されているのであれば、不備を解消することでスムーズに出金できるはずです。

3.海外FXの出金拒否|顧客側の原因7つと回避するための対策」では、顧客側に原因がある出金拒否の事例とその対策について詳しくご説明していますので、併せてご参照ください。

2.海外FXの出金拒否|業者側の原因2つと回避するための対策

海外FXの出金拒否|業者側の原因2つと回避するための対策

海外FX業者が原因で起きる出金拒否には、「詐欺」と「倒産」という、2つのパターンがあります。
詐欺や倒産に伴う出金拒否の場合、被害に遭った後で対処するのは非常に困難です。

そこで、取引を始める前に必ず実践したいのが、下記2つの対策です。

海外FX業者の詐欺や倒産による出勤拒否を回避するための対策

ここでは、海外FX業者の詐欺や倒産による出金拒否を回避するうえで必要不可欠な対策についてご説明します。

2-1.【原因と対策①】海外FX業者が最初から詐欺狙いだった場合

数多くの海外FX業者の中には、残念ながら詐欺まがいな行為を行う悪質な業者がいるもの事実です。

利益の上がっている利用者の口座を意図的に凍結したり、保有ポジションを強制的に決済させるなど、悪質な行為を行う業者が度々報告されています。

こういった業者は「顧客をだます目的」で営業していますので、公式HPを見ても問題があるようには思えません。

それどころか、取引スペックやボーナス制度、サポート体制などの面において、他の優良業者より優れているように感じることもあるくらいです。

詐欺目的のFX業者にだまされないためには、利用しようとしている業者が悪徳業者か優良業者か、正確に見極める必要があります

■ 海外FX業者による詐欺目的の出金拒否を回避するための対策
そこで実践すべき対策が、「保有ライセンスの確認」です。

【対策】海外FX業者が保有する金融ライセンスを確認!

海外FX業者の信頼性を見極めるうえで重要な指標となるのが、「金融ライセンスの保有状況と種類」です。

用語解説:金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、各国の政府がFX業者などの金融機関に対して発行しているライセンスのことをいいます。
ライセンスを取得するには、各国が定める基準をクリアしなければなりません。

金融ライセンスの取得条件は、発行している国によって異なります。
取得難易度の高い金融ライセンスは、その取得条件として顧客の資産保護に資する様々な条件を付しており、FX業者はこれをクリアしなければ、ライセンスを取得できません。

そのため、保有する金融ライセンスの取得難易度が高ければ高いほど、そのFX業者の信頼度も高いと判断できます。

▼FX業者に対して発行される主な金融ライセンスの種類と概要

金融ライセンス信頼度主な特徴
CySEC(キプロス)最高出金処理の迅速化(申請翌日が原則)を義務付け
破綻時は最大約240万円の補償
・投資家の資産の分別保管を義務付け
FCA(イギリス)最高・ライセンスは1年更新で、更新時は経営状況の報告義務あり
不正に対して厳しく、疑わしい場合はライセンスを取消
破綻時は最大約1,000万円の補償
CIMA(ケイマン諸島)・国際的金融センターとして高い地位を獲得
・国際的な処理は、イギリスが対応
VFSC(バヌアツ共和国)・公平中立な立場で業者を監査
・2019年に取得要件を厳格化したことで、信頼性が向上
BVIFSC(バージン諸島)低~中・最低限の必要事項を遵守すれば、ライセンス取得可能
・ライセンス取得条件となる資本金額の明確な定めなし
・破綻時、補償を受けられない
IFSC(ベリーズ)・審査基準が緩く、ペーパーカンパニーでも取得可能
・他のライセンスに比べ、信頼性が低い

例えば、イギリスの金融ライセンス「FCA」は、業者が疑わしい行為をした場合、すぐにライセンスを取消します。

そのため、海外FX業者がこのライセンスを保有している場合、その点をもって「詐欺に遭うリスクは限りなくゼロに近い」と判断できます。

反対に、ベリーズの金融ライセンス「IFSC」は審査基準が緩く、ペーパーカンパニーでも取得可能です。

そのため、海外FX業者がこのライセンスしか保有していない場合は、過去に詐欺まがいの行為をしていないかどうか、調べてみる必要があるでしょう。

下表は、主要な海外FX業者における金融ライセンスの保有状況をまとめたものです。

▼海外FX業者別|金融ライセンスの保有状況一覧

海外FX業者主な特徴
XMFCA(イギリス)、CySEC(キプロス)、FSA(セーシェル)FSC(モーリシャス)、ASIC(オーストラリア)
AXIORYIFSC(ベリーズ)
TradeviewCIMA(ケイマン諸島)
TitanFXVFSC(バヌアツ共和国)
FBSCySEC(キプロス)、IFSC(ベリーズ)

FX業者によって、保有する金融ライセンスの数も種類も異なることがわかります。

上述のように金融ライセンスは、その種類によって信頼性が異なります。

海外FX業者の信頼性を判断する際は「金融ライセンスを保有しているかどうか」ということについてはもちろん、「どんな金融ライセンスを保有しているのか」という点についても必ず確認しましょう。

金融ライセンスの保有状況は、各FX業者の公式HPから確認できます。

安全性の高い海外FX業者の選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

参考記事:安全性が高い海外FX業者ランキング!信頼度が低い要注意業者も紹介

2-2.【原因と対策②】海外FX業者が倒産してしまった場合

海外FXでは、業者の倒産によって出金拒否されてしまう事例も発生しています。

というのも、海外FX業者における顧客資産の管理方法には、統一的なルールが存在しません
そのため、下記のような業者で取引をすると、倒産した場合に出金拒否されてしまうリスクが高いです。

倒産した場合に出金拒否されやすい海外FX業者の特徴
・FX業者の運営費と顧客の資産を同一の口座で管理している
・顧客の資産をFX業者の運営費に充てている(いわゆる自転車操業)
・同一金融機関の別口座で、FX業者の運営費と顧客の資産を分別管理している

FX業者が倒産し、出金拒否されてしまってからでは、手の打ちようがありません。
そのため海外FXをする際は、FX業者が顧客の資産をどのように管理しているのか確認する必要があります。

■ 海外FX業者の倒産に伴う出金拒否を回避するための対策
そこで実践すべき対策が、「顧客資産の管理方法」の確認です。

【対策】海外FX業者における顧客資産の管理方法を確認!

海外FX業者における顧客資産の管理方法には、① 信託保全、②別の金融機関を使った分別管理、③ 同一金融機関を使った分別管理、④同一口座内で管理、の4パターンがあります。 

【用語解説】信託保全と分別管理

FX業者における資産の管理方法には、「信託保全」と「分離管理」という、2つのパターンがあります。

① 信託保全
 投資家の資産を、自社の資産と分別したうえで信託銀行に信託。倒産した場合は全額返還される。

② 分別管理
 投資家の資産と自社の資産を、別の口座に分けて保管。倒産した場合は返還されない可能性がある。

下表は、倒産した場合のリスクを、顧客資産の管理方法別にまとめたものです。

▼海外FX業者における顧客資産の管理方法

顧客資産の管理方法倒産した場合のリスク概要
信託保全全額返金される信託銀行に顧客資産を信託
分別管理
(別の金融機関)
リスクあり運営資金を管理する口座とは別の金融機関の口座で、顧客資産を分別管理
分別管理
(同一金融機関)
ハイリスク運営資金を管理する口座と同一の金融機関の口座で、顧客資産を分別管理
分別管理なし超ハイリスク運営資金と顧客資産を分別せず、同一口座内で管理

そして、分別管理を除く、3つの資産管理方法の安全性をイメージで表すと。下図のようになります。

分別管理を除く、3つの資産管理方法の安全性をイメージ

上記3パターンのうち「信託保全」は、顧客資産を信託銀行に信託していますので、FX業者が倒産しても差し押さえられることはなく、預託している資金全額が返還されます

これに対して、分別管理しか行っていない海外FX業者の場合、倒産時は債権者によって顧客資産を保管している口座が差し押さえられる可能性があり、その場合は資金の返還を受けられません。

以上のことから、倒産に伴う出金拒否を回避するには、信託保全を行っている海外FX業者を利用することが重要であると言えます。

下表は、主要な海外FX業者の顧客資産管理方法をまとめたものです。

▼海外FX業者別|顧客資産の管理方法一覧

海外FX業者主な特徴
XM信託保全あり
AXIORY信託保全あり
Tradeview信託保全あり(上限35,000ドル)
TitanFX別の金融機関の口座で分別管理
FBS信託保全あり

信託保全を行っているFX業者は安心ですが、そうでない場合は注意が必要です。
独自の補償制度があったり、補償機構に加入している場合はまだ安心ですが、そうでない場合は業者の利用を慎重に判断しなければなりません。

4.ここなら安心!出金拒否のリスクがほぼない海外FX業者3選」では、金融ライセンスの保有状況や顧客資産の管理方法を踏まえたうえで、安心して利用できる海外FX業者をご紹介しています。ぜひ、ご参照ください。

信託保全を行う海外FX業者については、こちらの記事で詳しく解説しています。

参考記事:信託保全を行う2つの海外FX業者!分別管理との違いを解説

3.海外FXの出金拒否|顧客側の原因7つと回避するための対策

海外FXの出金拒否|顧客側の原因7つと回避するための対策

海外FXにおける出金拒否は、顧客側の手続きミスなどによって発生することもあります。

「出金拒否かも?」と疑念をもったときは、下記7つのチェックポイントを確認してください。

海外FXの出金拒否を疑った場合にチェックすべきポイント

該当するものがある場合、この章でご紹介する対策を実践することで、スムーズに出金できるようになるはずです(違反行為の場合を除く)。

3-1.【原因と対策①】FX口座と出金先口座の名義が異なる場合

FX口座の名義と出金先口座の名義が異なる場合、手続きをしても出金拒否されてしまいます。

例)名義相違により出金拒否される例

  • 単純なスペルミス
  • FX口座の名義が旧姓、銀行口座の名義が新姓になっている

海外FXの出金手続きでは、口座名義をローマ字で入力します。
1文字スペルミスがあるだけでも出金できませんので、注意しましょう。

【対策】FX口座と同一名義の口座に出金する!

このケースの対策は、とてもシンプルです。
FX口座と同一名義の口座へ、出金しましょう。

結婚などにより姓が変わった場合は、旧姓のままになっている口座名義の変更手続きをしたうえで、再度出金申請しましょう。
そうすれば、スムーズに出金できるはずです。

3-2.【原因と対策②】ボーナスを出金しようとした場合

海外FX業者の中には、口座開設ボーナスや入金ボーナス、取引ボーナスなど、様々な特典を提供しているところもあります。

ただ、これらのボーナスの多くは”取引資金として使える”だけで、ボーナスそれ自体を出金することはできません

それにも関わらずボーナスを出金しようとすれば、当然、FX業者側に出金拒否されてしまいます。

【対策】出金できる資金の種類を把握しておこう!

FX業者のルールでボーナスの出金を禁じられている場合、これについては諦めるしかありません。

各FX業者の公式HPではボーナスなどの出金可否について必ず記載されていますので、事前に確認しておくと安心です。

3-3.【原因と対策③】長期間取引をしていなかった場合

海外FXでは、取引を行わないまま長期間口座を放置すると口座が凍結されてしまうケースがあります。

口座凍結までの期間は業者によっても差がありますが、多くのFX業者では90日程度で口座が休眠口座扱いとなるのが一般的です。

【対策】サポートに連絡して口座凍結を解除してもらう

長期間利用していないことによって口座が凍結されてしまっても、サポートに連絡すればすぐに解除してもらえます。

口座の凍結が解除されれば出金できるようになりますので、ご安心ください。

また、口座を凍結させないためには、下記いずれかの取引行為を定期的に(90日以上間があかないように)行うことをおすすめします。

口座凍結を防ぐために定期的に行うべき取引行為
・新規取引
・保有しているポジションの決済
・入金
・出金
海外FX口座の凍結については、こちらの記事で詳しく解説しています。

参考記事:海外FXで凍結される3つの理由は?対処法と禁止行為も解説

3-4.【原因と対策④】入金方法と出金方法が異なる場合

入金方法と出金方法が異なる場合も、出金拒否されてしまう可能性があります。

海外FX業者では様々な出金方法を利用できますが、制限なくどの方法でも自由に選べるわけではありません。

というのも海外FX業者には、マネーロンダリング防止の観点から、入出金方法に関する”鉄の掟”があります。

海外FX業者のマネーロンダリング防止のための鉄の掟

例えば、クレジットカードを使ってFX口座へ入金した場合、その入金額まではクレジットカード(=入金方法と同一の方法)へ出金しなければなりません。

例)クレジットカードで10万円入金し、5万円の利益を獲得した場合

 ⇒クレジットカードへ10万円(=入金額)出金し、利益5万円についてはFX業者が定める方法で出金

ちなみに、ほとんどの海外FX業者では、利益分の出金方法を「国内銀行送金」あるいは「海外銀行送金」に制限しています。

海外FX業者では利益分の出金方法を「国内銀行送金」あるいは「海外銀行送金」に制限

この場合の対策としてはまず、入金額まで、入金方法と同一の方法で出金申請しましょう。
クレジットカードから入金した場合は、出金方法もクレジットカードを指定します。

また、利益分の出金方法はFX業者によって決まりがありますので、指定された方法で申請しましょう。

例えば、人気の海外FX業者「XM」では利益の出金方法を国内銀行送金に限定していますので、銀行口座を指定して出金申請します。

3-5.【原因と対策⑤】出金後の証拠金維持率が約定の割合を下回る場合(ポジション保有中)

ポジション保有中に出金する場合、出金後の証拠金維持率が約定の割合を下回らないよう注意しなければなりません。

例えば、海外FX業者「XM」では、ポジション保有中の出金に関して下記のような制限を設けています。

▼XMにおけるポジション保有中の出金に関するルール

出金額に関する制限制限が適用される期間
証拠金維持率が150%以下になる出金は不可月曜日1:00~金曜日23:50
証拠金維持率が400%以下になる出金は不可金曜日23:50~月曜日1:00

例)ポジションを保有した状態で、月曜日の10時に出金申請
例えば、XMにおいて出金申請をしても、出金後の証拠金維持率が100%になってしまう場合は出金拒否されてしまいます。

なぜなら、ポジション保有中に出金する場合、出金後の証拠金維持率が150%を下回らないようにしなければならないからです。

出金後の証拠金維持率が約定の割合を下回る場合の対策

このケースにおける対処法は、下記2つです。

【対策①】保有する全てのポジションを決済したうえで、改めて出金する
出金後の証拠金維持率に制限をかけられるのは、「ポジション保有中」に限ります。

そのため、保有するポジションを全て決済したうえで改めて出金手続きをすれば、何の問題もありません。

【対策②】出金額を調整する
ポジションの全決済が難しい場合は、出金額を減らしましょう。
出金額を減らし、口座の証拠金維持率が約定の割合を下回らなければ、問題なく出金できるはずです。

なお、出金額が制限される証拠金維持率は業者ごとに異なりますので、必ず確認しておきましょう。

3-6.【原因と対策⑥】海外FX業者からの送金を受け付けていない銀行口座に出金した場合

出金先の金融機関が海外FX業者からの送金を受け付けていない場合、正常な手続きができません。
海外FX業者側の手続きは正常に行えていても、送金先の銀行でブロックされてしまいます。

海外FX業者からの送金を受け付けていない銀行口座に出金した場合の対策

銀行送金で出金する際は、出金先の銀行が海外FX業者からの送金に対応しているかどうか、必ず確認しましょう。

下記の金融機関は、海外FX業者からの送金ができないため注意が必要です。

海外FX業者からの出金先として利用できない金融機関
・ゆうちょ銀行
・イオン銀行
・みずほ銀行(インターネット支店のみ不可)
・PayPay銀行
・セブン銀行
・ソニー銀行

※2024年2月8日時点における情報。

3-7.【原因と対策⑦】顧客が規約違反行為をした場合

海外FX業者は取引などに関して、様々な「禁止事項」を設けています。
そして、この禁止事項に該当する行為をした場合、ペナルティとして出金拒否されてしまう可能性があります。

実際、海外FXでトレードをしている方の中には、規約違反行為をしたことを理由に出金拒否されてしまった方が存在します。

禁止事項は海外FX業者によって様々ですが、例えば、下記のようなものがこれにあたります。

海外FX業者が禁止する行為
・複数口座間における両建て
・複数人で組織的に行う両建て
・窓開けや経済指標発表時など、レートが大きく動くタイミングのみを狙ったハイレバレッジ取引
・業者間アービトラージ
・ゼロカットの悪用が疑われる、リスクの高い取引ばかりを連続で行う
・ボーナスやポイントの不正取得

ルールに反してこれらの禁止行為をした場合、下記のようなペナルティを科せられる可能性があります。

禁止行為をした顧客に対するペナルティ
・禁止行為によって得た利益の没収
・その時点で保有するポジションを全て没収
・口座の凍結

禁止行為に対してはかなり厳しい処分を科せられる場合がありますので、注意しましょう。

顧客が規約違反行為をした場合の対策

顧客の禁止行為によって出金拒否されている場合、これをリカバリーするのは困難です。

そのため、海外FXをする際は業者が定める禁止事項を事前に確認し、そのルールを絶対に破らないようにしましょう。

また、思い当たることがないにも関わらず禁止行為を理由に出金拒否されてしまった場合は、サポートに問い合わせてみることをおすすめします。
誤解がとければ、出金できるかもしれません。

以下の基礎知識について、こちらの記事で詳しく解説しています。

両建て → 参考記事:海外FXの両建ては初心者に不向き?基礎知識と禁止行為の基準を解説
ゼロカット → 参考記事:海外FXのゼロカットとは?仕組みとメリット・デメリットを解説

4.ここなら安心!出金拒否のリスクがほぼない海外FX業者3選

ここなら安心!出金拒否のリスクがほぼない海外FX業者3選

出金拒否に怯えることなく、安心して海外FXでのトレードを楽しみたいなら、下記3社をおすすめします。

海外FX業者総合評価おすすめポイント
XM信託保全あり。ICFにも加盟しているため資産を確実に守れる。
AXIORY信託保全あり。これまで、不当な出金拒否が起きた事例なし。
Tradevie上限35,000ドルの信託保全。出金拒否の噂はない。

いずれも、資金管理の安全性が高く利用者からの評価も高い業者ばかりですので、ご安心ください。

4-1.XM

XM Trading公式サイト

出典:XM Trading公式サイト

XMは、海外FX業者の中でも特に人気が高く、利用者数の多さも群を抜いています。
人気の理由は様々ですが、そのひとつとして「信頼性の高さ」が挙げられます。

▼XMのおすすめポイント一覧

評価項目評価特徴
金融ライセンス取得最難関のFCAをはじめ、グループ全体で5つの金融ライセンスを保有。
資金管理信託保全あり
投資家補償基金(ICF)に加盟
利用者の信頼度出金拒否があったとする噂はほとんどない

XMでは、「出金依頼に対して24時間以内に対応すること」を利用規約で明示しています。

金融ライセンスに関しては、最も取得が難しいと言われているイギリス金融行為規制機構のライセンス(FCA)を取得しており、その他にもグループ全体で複数のライセンスを保持しています。

資金管理においては、顧客の資産を信託保全しているのはもちろん、投資家補償基金(ICF)に加盟し、業者が破綻した場合の保証に備えています。

さらに口コミでも、業者が原因の出金拒否の報告はほとんど確認できていません。

「万一に備えて、きちんと補償制度が整っているFX業者で取引したい」
「信頼性の高い金融ライセンスを保有しているFX業者で取引したい」

という方は、XMの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

4-2.AXIORY

AXIORY公式サイト

出典:AXIORY公式サイト

AXIORY(アキシオリー)も、出金拒否を心配せず安心して利用できる海外FX業者です。

▼AXIORYのおすすめポイント一覧

評価項目評価特徴
金融ライセンスベリーズの金融ライセンス「IFSC」を保有
資金管理信託保全あり
利用者の信頼度・出金拒否があったとする噂はほとんどない
・Financial Commissionに加盟しており、出金拒否された場合は異議申し立てができる。

ベリーズ共和国に本社を構えるAXIORYは、ベリーズ共和国の金融ライセンス「IFSC」を保有しています。

顧客資産はしっかりと信託保全されているため、経営破綻したとしても預託している資金はすべて返還されます。

出金拒否に関する口コミも、ほとんどありません。
またFXユーザーと業者の間での紛争解決を行う第三者機関Financial Commissionに加盟しており、出金拒否に納得がいかない場合は異議申し立てをすることもできます。

顧客資産が信託保全されている海外FX業者で安心して取引をしたい方は、AXIORYの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

4-3.Tradeview

Tradeview公式サイト

出典:Tradeview公式サイト

Tradeviewは、アメリカニューヨーク州に本社を置く海外FX業者です。
XMやAXIORYに比べて知名度は高くありませんが、2004年に創業されており、海外FX業者としては老舗のブローカーです。

▼Tradeviewのおすすめポイント一覧

評価項目評価特徴
金融ライセンスケイマン諸島の金融ライセンス「CIMA」を保有
資金管理上限35,000ドルの信託保全
※超過分は別の金融機関で分別管理
利用者の信頼度出金拒否があったとする噂はほとんどない

Tradeviewは、ケイマン諸島金融庁が発行する金融ライセンス「CIMA」を保有しています。

顧客資産の管理方法は信託保全を採用していますが、万一の場合に保護される伸さんの上限は35,000ドルですので、注意しましょう。

不安な方は、FX口座の残高が35,000ドル(約525万円】以上にならないよう、こまめに出金するのも一つの方法です。

利用者のレビューを確認しても出金拒否に関する噂はありませんし、上記の点についてしっかり対策できるのであれば、安心してトレードに挑めるでしょう。

余談ですが、Tradeviewは他の海外FX業者に比べて、取引に関する禁止事項が少ない傾向にあります。

他のFX業者では禁止されている「窓埋めトレード」や「他業者を利用した両建て」も、Tradeviewは許容しています。

そのためTradeviewは、規約違反行為を原因とする出金拒否に不安がある方にもおすすめのFX業者と言えます。

まとめ

海外FXにおける出金拒否には、大きく分けて2つのパターンがあります。海外FX業者側に原因がある場合と、顧客側に問題がある場合です。

まず、海外FX業者の詐欺や倒産を原因とする出金拒否の場合、被害に遭わないためには業者の信頼性を見極めることが重要です。
具体的には、下記のような対策を行いましょう。

海外FXの詐欺や倒産による出金拒否を防ぐための対策
・海外FX業者の金融ライセンス保有状況とライセンスの種類を確認する
・海外FX業者が顧客資産をどのように管理しているのか確認する

次に、顧客の手続きミスや規約違反行為が原因で出金拒否されている場合、下記のような対策を行うことで、スムーズに出金できる可能性があります。

顧客の手続きミスによる出金拒否を防ぐための対策
・FX口座と同一名義の口座へ出金する
・FX口座を長期間放置せず、休眠させないようにする
・入金方法と同じ出金方法を指定する
・海外FX業者からの送金を受け付けている銀行口座へ出金する
・規約違反行為をしない

海外FXにおける出金拒否は、決して珍しいことではありません。
しかし、信頼性の高い安全なFX業者を利用し、手続きを正確に行えば、不当に出金拒否されることはまずないので、ご安心ください。

この記事の情報が、あなたが海外FXにおける出金拒否を回避し、安全な取引を行うための一助になれば幸いです。

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日本人利用者No1のXM Trading(XMトレーディング)

おすすめ度 ★★★★★

日本でも認知度も人気度も一番高い海外FX業者です。XMは世界に70万人以上の顧客を持つグローバルな海外 FX業者です。従業員数も180名を超え、日本人スタッフも15名以上在籍しています。
日本語サポートも充実しており、チャットでサポート対応もしてくれます。そういった経緯から現在日本人利用者が最も多い業者で、初心者から上級者まで幅広い層から定評がある会社です。
どこに口座開設をしようかな?と悩んでいる人はまず手始めにXMをおすすめします。

PCでもスマホでも利用可能で、日本語対応もバッチリです。日本人利用者が一番多い事から情報も多く安心して利用できます。


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