「トラリピって何?」
「海外FXで儲けることができるの?」
あなたはいま「トラリピ」に興味を持っていますね。
トラリピとは正式な名称を「トラップ・リピート・イフダン」という、FX取引などで利用できる自動売買ツールです。
トラリピEAは時間にとらわれることなく24時間、自動取引が可能なため、サラリーマンなど、取引の時間が十分に作れないトレーダーに最適なツールとして知られています。
そして特に以下の3つの点において海外FXと相性が良く、多くの海外FXトレーダーがこぞって利用しているという状況があります。
ただしトラリピにはデメリットも多く、より高い確率で利益を上げるためにはいくつかの注意点を正しく踏まえ、リスクに備える必要もあります。
そこで今回は
・トラリピとは?特徴からメリット・デメリットまで
・トラリピは海外FX取引に最適!3つのポイントから解説
・海外FXでトラリピの活用がおすすめな人
・トラリピを利用できるオススメ業者2選
・トラリピを利用する際の注意点と稼働に必要な手順
について解説していきます。
これを読めばあなたも、海外FXのトレードで適切にトラリピEAを利用できるようになりますよ。
目次
1.そもそもトラリピとは
まずは「トラップ・リピート・イフダン」トラリピについての正しい情報を以下の4つのポイントから確認していきましょう。
それでは一つずつ解説します。
1-1.海外FXのトラリピとは自動売買ツール「トラリピEA」のこと
冒頭でもお伝えした通り、トラリピの正式名称は「トラップ・リピート・イフダン」というマネースクエアが提供する自動売買機能のことを言います。
ただし、海外FXで利用できるトラリピは、厳密にはマネースクエア社の「トラップ・リピート・イフダン」のことではありません。
海外FXのトラリピとは、マネースクエア社「トラップ・リピート・イフダン」の取引手法をMT4やMT5上で再現できるEA(自動売買ツール)のことを言い、トラリピEAと呼ばれることもあります。
トラリピは新規注文と決済注文を同時に行う「イフダン注文」を繰り返すことで、ゆっくりと小さな利益を積み重ねる特徴があるため、中長期で資金を運用したいトレーダーに特に人気がある自動売買ツールです。
1-2.トラリピの3つの特徴
トラリピには以下の3つの特徴があります。
- イフダン注文を繰り返し利益を重ねる取引手法
- レンジ相場で利益を上げやすい
- 長期運用で効力を発揮|取引画面のチェックは週1回でOK
一つずつ見ていきましょう。
◎イフダン注文を繰り返し利益を重ねる取引手法
トラリピの大きな特徴は新規注文と同時に、その新規注文が成立した場合に有効になる決済注文を同時に注文する「イフダン取引」を繰り返し発注する取引手法にあります。
またトラリピ(トラップ・リピート・イフダン)のトラップとは、注文の指値を等間隔で分散して発注する「トラップトレード」のことを意味します。
トラリピではこの2つの手法を同時に行います。
さらにトラリピでは、このトラップトレードによるイフダン取引を繰り返す(リピートする)ことで、連続的に利益を狙います。
つまりトラリピとは、この「トラップ」「リピート」「イフダン」の3つの取引手法を組み合わせることで、利益を上げることを目指す取引手法であるということです。
さらにトラリピは、相場が思惑とは違う方向に動いた場面でも、損失を限定できるストップロス(損切り)を同時に発注するため、
・取引のリスク管理が容易
・長期の運用に最適
といったメリットも合わせ持ちます。
このためトラリピは運用の手間がかからず、長期間の運用でより安定した利益を上げることができるというわけです。
◎レンジ相場で利益を上げやすい
トラリピが行う「イフダン取引」は、価格が一定の範囲で上下するレンジ相場で利益を上げるという特徴があります。
トラリピは「トラップ・ アンド・リピート」の名前の通り、相場に罠を仕掛け(トラップ)それを繰り返すこと(リピート)をコンセプトとしており、トラップを仕掛けた値幅の範囲で価格が上下に動くことで効率よく利益を重ねることができます。
トラリピは相場が下落の局面で買い注文(上昇局面で売り注文)を繰り返し入れ、相場の反転を待ちます。
もちろん下落局面で買い注文を入れていきますので、相場が反転するまでは評価損が膨らんでいきます。
ただしこれらのイフダン注文は、相場が反転すれば損失は利益に変わります。
ここまで下落局面での買いについて説明しましたが、もちろんトラリピは、上昇局面での売りにおいても同様にトレードを重ねます。
この意味でトラリピの「リピート・イフダン」という取引手法は、相場が売り買いのどちらに動くかは問題では無く、相場が上下に動くことが重要になるというわけです。
このため値幅が上下に振れるレンジ相場で利益を上げやすく、反対に上方、または下方に一方的に値が動く傾向の強い相場環境(トレンド相場)では、その威力を発揮することができません。
ただしFXの相場は、全体の7割をレンジ相場が占めると言われており、トラリピを効率的に稼働させることができる時間は十分に長いと言えます。
◎長期運用で効力を発揮|取引画面のチェックは週1回でOK
お伝えしている通りトラリピは中長期の運用を想定して作られている自動売買ツールです。
この特徴を生かすためにも、トラリピの長期運用は欠かせない要素になります。
トラリピは長期運用のリスクが低く、安定的な運用を得意とするため、設定だけしておけば、あとは週1回程度、取引画面を確認するだけで十分に管理ができます。
1-3.トラリピを活用する5つのメリット
では次に、トラリピの活用がトレーダーに与えるメリットという点から確認していきましょう。
トラリピは特に以下の5つのポイントについて、トレーダーに大きな利益をもたらしてくれます。
- 24時間休まずトレードできる|取引チャンスを逃さない!
- 取引時間がなくてもトレードができる
- 感情に流されて損失を出すことはない
- 相場分析の必要がない
- 相場の乱高下に強い
では一つずつ確認しましょう。
◎24時間休まずトレードできる|取引チャンスを逃さない!
自動売買ツールであるトラリピは、1日24時間、休まずトレードを繰り返します。つまりトラリピを連続稼働させておけば決して取引のチャンスを逃すことはありません。
これはトレーダーが手動で行うトレードでは決して実現することができないトラピの第一のメリットです。
◎取引時間がなくてもトレードができる
トレーダーにとって、トラリピのさらに大きなメリットは取引時間のないトレーダーでもFXトレードで儲けることができるということです。
一定の条件で取引を繰り返すトラリピは、設定だけしておけばトレーダーが何もしなくても適切なタイミングで常に同じ条件でのトレードを繰り返します。
また、リスクが低く長期の安定稼働に強いトラリピは取引画面をこまめに確認する必要もありません。
このため、
・仕事が忙しくトレードの時間が取れない人
・頻繁にチェックするのが面倒な人
などには、最適なツールであると言えるでしょう。
◎感情に流されて損失を出すことはない
設定に従って機械的に取引を繰り返すトラリピには、トレーダーの感情が取引に介入することは無く、これによって生じる損失を心配する必要もありません。
トレーダーが手動で行う取引では、トレーダーの迷いが決済のタイミングを送らせて大きな損失を出したり、損失を出した後に、それを取り戻そうと自分の持つ証拠金に見合わない規模の取引を行なってさらに損失を重ねてしまうといったことはよくあります。
しかしトラリピでは、そもそもトレーダー自身が取引を行わないため、決済に迷ったり取引の規模を間違えるといったことは起こりません。
◎相場分析の必要がない
自動売買ツールとしてのトラリピのストロングポイントは細かい相場分析を必要としない点にあります。
トラリピが行う取引手法「リピート・イフダン」は、あくまでも相場の上下動による値幅見ながら取引を行う手法であり、次の局面で相場が上にかがるのか下に上がるのかという相場分析を行う必要がありません。
このためトラリピは、FXの知識をあまり持たない初心者でも、安心して導入することができます。
◎相場の乱高下に強い
トラリピは特に、相場が乱高下する場面で大きな収益を上げることができます。
トラリピがレンジ相場に強いことはお伝えしましたが、レンジ相場とは、価格が一定の幅で上下動を繰り返す状況のことを言います。
つまりトラリピは、価格の変動幅を利用して儲けるという特徴を持っているため、上下動の激しい乱高下の市場は、トラリピにとってはむしろ好都合な取引環境ということになります。
1-4.トラリピを活用する3つのデメリット
ここまでトラリピのメリットについて詳しく確認してきましたが、トラリピを効果的に運用するためには、そのデメリットについても、あらかじめ確認しておく必要があります。
トラリピのデメリットは特に以下の2つの点に強く現れます。
- 短期の運用には向かない
- トレンド相場に弱い
- 初期費用は余裕を持って準備する必要がある
一つずつ確認していきましょう。
◎短期の運用には向かない
まずトラリピの特徴で忘れてはいけないのが、あくまでも長期運用に特化したツールであり、短期運用で利益を出すのは極めて難しいということです。
トラリピは小さい利益を積み上げる取引手法を取るため、短期間で利益を上げることはほぼできません。
あくまでもコツコツと利益を稼ぐツールであるため、最低でも半年から1年の長期運用で結果を確かめることをおすすめします。
◎トレンド相場に弱い
◎レンジ相場で利益を上げやすいでもお伝えしましたが、トラリピは相場が上昇、あるいは下落の一方向に強く進むトレンド相場では利益をあげることができません。
トラリピでは、稼働させる前にレンジ(値幅)の設定を行いますが、このレンジを飛び越えて売り(買い)が加速すると、反対売買ができず、損失が拡大します。
例えば下落局面で会の注文をリピートし、設定したレンジの下限で反転しなかった場合、図のように買い注文を反対売買することができず、ポジションの評価損が広がってしまいます。
もちろん実際のトラリピの運用では、ストップロス(損失が一定の金額に達した段階で自動的に損切りする)によって、損失が拡大し続けることはありません。
しかしトラリピは、このような局面が生じやすいトレンド相場を苦手としている、という点については覚えておく必要があるでしょう。
◎初期費用は余裕を持って準備する必要がある
トラリピの運用では初期費用が十分でない場合、ロスカットに陥るリスクが増大します。
トラリピが相場の上下動(レンジ)の幅によって利益を上げるツールであることはお伝えしましたが、この値幅が大きければ大きいほど、取引の発注数は多くなる傾向にあります。
また価格の反転が起こるまでは損失が拡大するという特徴から、日常的に未決済のポジションが含み損を抱える状況が起こります。
どの程度の資金が適切かは、海外FX業者のレバレッジやロスカット率、またトラリピの設定によっても異なりますが、少なくとも資金に余裕がない場合、損失の拡大に耐えられないという状況に陥る危険性もあるという点については正しく把握しておくべきでしょう。
2.トラリピは海外FX取引に最適!3つのポイントから解説
ここからはトラリピを海外FXで利用する利点について詳しく確認していきましょう。
トラリピは特に海外FXとの相性が良く、特に以下の3つのポイントで大きなメリットがあります。
一つずつ確認しましょう
2-1.ロスカット水準が低い
海外FXでトラリピを利用する上で大きなメリットになるのが海外FX業者の低いロスカット率です。
◎トレンド相場に弱いでもお伝えした通りトラリピはトレンド相場で損失を拡大するという特徴があります。もちろん相場が反転しさえすれば、損失は縮小しいずれ利益を出すことになりますが、一時的な損失に耐えられることは大前提です。
そして、このどこまで損失に耐えられるかという点で影響するのがロスカット率です。
FX取引では、必要証拠金額に対して実際の証拠金額が一定の割合を下回った時に強制決済(ロスカット)が実行されます。そしてこの割合のことをロスカット率と言います。
そしてロスカット率は国内FXの業者が100%と設定しているのに対して、海外FX業者の場合は20%
と低く損失が拡大する場面でポジションを維持しやすいという特徴があります。
この特徴は、特にトラリピの運用では大きなメリットとなります。
海外FXのロスカットについては以下のページでも詳しく解説していますので参考にしてください。
「ロスカット率とは?高い業者と低い業者はどちらがおすすめ?」
2-1.ゼロカットシステムで追証の心配がない
リスクをヘッジできるという点で効果が高いのが海外FXのゼロカットシステムです。
特に相場が急変する場面などで、万が一損失が拡大しロスカットを執行された場合、次に注意しなければいけないのが追証の発生です。
国内FXの場合は、損失が拡大し証拠金の金額を超えれば、必ず追証が発生します。
これに対してゼロカットシステムがある海外FXでは、損失が拡大して口座がマイナス残高になったとしても、ゼロカットシステムが口座残高をゼロに戻すため、追証の発生を心配する必要がありません。
この点でもトラリピの利用に際して、海外FXは大きなアドバンテージを持っていると言えます。
海外FXのゼロカットシステムについては、以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「海外FXのゼロカットとは?仕組みとメリット・デメリットを解説」
2-2.ハイレバレッジで取引できる
海外FXのレバレッジの高さも、トラリピを運用する上では大きな強みになります。
国内FXはレバレッジの上限を25倍に制限されているのに対して、海外FXのレバレッジは数百から数千倍までという高いレバレッジでの取引が可能です。
高いレバレッジは必要証拠金を小さくする効果があり、この点がトラリピにマッチします。
例えばレバレッジ1000倍の海外FX業者の場合、取引に最低限必要となる必要証拠金は、レバレッジ25倍の国内FXの40分の1という金額にまで縮小します。
これはもちろんロスカットの水準を大幅に下げる効果があり、トラリピを長期で安定運用させる上で大きなメリットとなります。
3.海外FXでトラリピの活用がおすすめな人
ここまでトラリについて詳しく見てきましたが、トラリピはどのような人に向いているのでしょうか。
トラリピがおすすめな人を、以下の3つのタイプで解説します。
では一つずつ見ていきましょう。
3-1.取引の時間が十分に取れないトレーダー
特にオススメなのが、忙しくて取引の時間を十分に確保できないトレーダーです。
トレーダーが自ら取引を行う裁量トレードの場合、トレーダーは常にチャートと向き合って注文や決済を行う必要があります。
特にFXトレードは、ニューヨーク市場が開く日本時間の午後11時ごろから、深夜の3時ごろにかけて最も活況になります。しかし日中の仕事を抱えるトレーダーが、この時間にトレードを行うことは不可能です。
しかしトラリピなら、かんたんな設定だけで24時間、常にチャンスを見逃さずトレードを行えます。
このためトラリピはサラリーマンなど、他に仕事を抱える忙しいFXトレーダーには特にオススメです。
3-2.ある程度の資金を準備できる人
トラリピの運用では、できるだけ余裕を持って証拠金をできる人が長期運用で確実に設けるトラリピの長所を生かした投資を実現できます。
◎初期費用は余裕を持って準備する必要があるでもお伝えした通り、トラリピは含み損を一時的に抱えながら取引を重ね、相場の反転するタイミングで利益を上げる手法を取ります。
どの程度の証拠金が必要かについては、トラリピの設定によっても異なりますが、トラリピを安全に稼働させるためには含み損に耐えることができるだけの十分な証拠金を入金する必要があります。
トラリピで必要な証拠金はいくら? トラリピの必要証拠金はトラリピの設定によって大きく変動するため、一概にいくら必要であるかを言うことはできません。 ただし、それぞれの設定で最大損失時の含み損を想定することは可能です。そして最大の含み損が発生した際に、耐えられるだけの証拠金を入金しておく必要があります。 トラリピを稼働する際には、取引を行う通貨ペア、都度の取引のロット数(基本ロット)をそれぞれ設定します。例えば 通貨ペア:USDJPY(ドル円) 基本ロット:0.01 トラップの本数:50 とした場合、最大で0.03lot(1,000通貨)のポジションを最大で50保有することになるため合計の保有ロット数は 0.01lot × 50 = 0.5lot(5万通貨) と言うことになります。 ドル円で5万通貨を保有している場合、円が1円変動すれば、損失は5万円です。つまり例えば最大のレンジ(変動幅)を10円と想定する場合、最大で50万円の含み損が発生することになります。 このような損失が生じても必要証拠金を維持できるかどうかがトラリピを利用する際の証拠金の目安となります。 |
3-3.長期の運用を考えている人
トラリピは少なくとも半年から1年以上の長期で運用するトレーダーにオススメです。
◎短期の運用には向かないでもお伝えした通り、トラリピは短期で大きな利益をあげることはむずかしいという特徴があります。
また取引の性質から、一時的に含み損を抱える状況にも耐えなければいけません。
このためトラリピは、多少の損失を気にせず、長期間、気長に成果を待つことができる人に向いています。
4.トラリピを利用できるオススメ業者2選
MT4を利用できる業者であれば、どこでもトラリピを利用できます。
ただし、トラリピに最適な業者を選ぶためには、
・レバレッジが狭い(都度の取引で利益を上げやすい)
・保有できる最大ポジション数が多い
・ゼロカットシステムを採用している
・ロスカット水準が低い
などの条件を満たす業者を選ぶべきでしょう。そしてこれらを満たす業者として、特にオススメなのが以下の2つの業者です。
一つずつ解説します。
4-2.Axiory
引用:Axiory公式ページ
レバレッジ | 400倍 |
---|---|
スプレッド | 狭い(業界最小水準) |
最大保有ボジション | 無制限 |
ゼロカットシステム | 有り |
ロスカット水準 | 20% |
トラリピの利用でまずオススメなのがAxioryです。
レバレッジ・最大ポジション数・ゼロカットシステム・ロスカット水準の4つの条件を満たしていることはもちろんですが、中でもAxioryがトラリピに向いている特徴としてあげられるのが、
・最大保有数に制限なし ・業界最小水準のスプレッド |
の2つです。一つずつ確認しましょう。
◎最大保有数に制限なし
トラリピのトラップを重ねる手法で重要な点は、常に数多くのポジションを抱えるという点にあります。そしてトラリピの規模を大きくすればするほど、保有するポジション数は増えていきます。
最大ポジション数に上限がないことは、トラリピの利用では大きなメリットとなります。
◎業界最小水準のスプレッド
トラリピの運用で重要なのがスプレッドの狭さですが、Axioryは業界でも最小水準のスプレッドを誇っており、この点でもトラリピを行う海外FX業者としては申し分がありません。
これらの点から総合的に考えれば、Axioryはトラリピに最適な業者であると言えます。
Axioryについてさらに詳しい情報を知りたい場合は、以下のページもぜひ参考にしてください。
AXIORYの口座開設はこちら4-2.タイタン FX
出典:タイタン FX公式サイト
レバレッジ | 500倍 |
---|---|
スプレッド | 狭い(業界最小水準) |
最大保有ボジション | 200 |
ゼロカットシステム | 有り |
ロスカット水準 | 20% |
タイタンFXもトラリピ運用では、特にオススメの業者の一つです。
Axiory同様に4つの条件を高いレベルでクリアしていることを踏まえた上で、タイタンFXの特に魅力的なポイントとしてあげられるのが、
・業界最小水準のスプレッド ・突出した約定力の高さ ・レバレッジ制限がないがない |
の3つです。一つずつ確認しましょう。
◎業界最小水準のスプレッド
スプレッドに関しては、Axiory同様に業界でも最小の水準を誇っており、この点のアドバンテージはAxioryと変わりません。
トラリピで利益を上げる上で必須の条件であると言えるでしょう。
◎突出した約定力の高さ
特にタイタンFXに於ける特徴として特質すべきは約定力の高さです。
FXにおける約定力というのは、一言で言うと取引を成立させる能力のことです。
約定力は具体的には
・注文してから約定までの時間が短い
・注文時のレートでしっかりと約定する
・スリッページ(注文価格と約定価格に差額が発生)が起こらない
などによって評価されますが、タイタンFXは取引サーバーの増強に特に力を入れることで、これらの条件をクリアしています。
約定力は取引において利益を最大化・損失を最小化する上でとても重要なポイントであり、高速で取引を繰り返すトラリピの運用では、たいへん大きな利益をもたらすことにもつながります。
◎レバレッジ制限がないがない
トラリピに関わるタイタンFXのメリットとしてレバレッジ制限がないがないという点も挙げられます。
これまで解説してきた通り、トラリピの運用ではある程度まとまった証拠金を入金する必要がありますが、多くの海外FX業者では、証拠金額に応じて最大レバレッジを下げるレバレッジ制限を採用しています。
レバレッジ制限が適用されると必要証拠金の金額が上がるため、さらに多くの証拠金を入金する必要も生じる可能性があります。
しかしレバレッジ制限がないタイタンFXであれば、証拠金額が多くなっても最大レバレッジは500倍のままのため、このような心配は必要ありません。
この点もトラリピの運用では大きなアドバンテージとなります。
タイタンFXについてさらに詳しい情報を知りたい場合は、以下のページもぜひ参考にしてください。
「タイタンFX|初心者向けにメリット・デメリットまで全てを網羅解説」
Titan FXの口座開設はこちら5.トラリピを利用する際の4つの注意点
実際にトラリピでトレードを行う際には、特に以下の4つの点に注意する必要があります。
これまで見てきたトラリピの特徴やメリット・デメリットを踏まえ、この3つの点について確認していきましょう。
5-1.取引の結果に一喜一憂しない
トラリピの運用では、短期の運用結果に対して動揺することなく、とにかくできるだけ長期の運用を心がけることが大切です。
3-3.長期の運用を考えている人でもお伝えした通り、トラリピは長期での運用を前提に作られた自動売買ツールであり、長い期間をかけてゆっくりと利益を積み上げていくことを得意としています。
トラリピはその性質上、短期では含み損を抱えるケースも少なくありません。
しかし、一時的な含み損に不安を覚え、トラリピの運用を辞めてしまっては、結局、取引での損失を残すだけです。
トラリピを始めたら、多少の含み損には目をつむり、少なくとも半年から1年先程度はそのまま運用することをお勧めします。
5-2.証拠金は余裕を持って入れておく
3-2.ある程度の資金を準備できる人でもお伝えした通り、トラリピは下落局面で会の注文(上昇局面で売り)の注文を重ねるため、運用当初は必然的に含み損を抱えることが避けられません。
このため、トラリピでトレードを始める時点では、できるだけ余裕を持って証拠金を入金しておくことをお勧めします。
5-3.レンジ相場を想定した仕組みになっていることを理解する
◎レンジ相場で利益を上げやすいでもお伝えした通り、トラリピは価格が上下に変動するレンジ相場に最適化されており、価格が一方的に上がる(下がる)トレンド相場の局面では利益をあげづらいという特徴があります。
このため、経済指標の発表などによって値幅が上、あるいは下に大きく一方向に動く局面では、なかなか利益を上げることができません。
トラリピはあくまでも価格が変動することが大事であって価格が元に戻る状況(レンジ相場)が利益を上げるための条件であるという点は押さえておきましょう。
5-4.トラリピの利用はデモ口座から始める
トラリピを利用する際は、思いがけないトラブルを避けるためにもまずはデモ口座で利用することをお勧めします。
トラリピにはトラップを仕掛けるタイミングや本数、トラップの間隔、決済の値幅など、さまざまなパラメーターの設定を行います。
トラリピはパラメーター設定のもとに自動売買を続けますので、初期値の設定が間違っていれば、大きな損失を出しかねません。
このため、まずはデモ口座で設定に問題がないかを確認し、その上でリアル取引を始めることをお勧めします。
6.トラリピの稼働に必要な手順
これまでの解説を踏まえ、ここからは実際に海外FXをトラリピで利用する手順について解説していきましょう。
では順を追って解説します。
6-1.トラリピEAのダウンロード・インストール
まずは任意のトラリピEAをダウンロードし、自分が利用している海外FXの取引ツール(MT4・MT5)にダウンロードしたトラリピをインストールします。
トラリピEAは様々なサイトで無料ダウンロードができますが、このページではトラリピEAの一つであるGdTrader というツールをMT4にインストール手順を利用して解説します。
GdTrader はこちらからダウンロード可能です。
トラリピEAのダウンロードが終わったらMT4を起動して「ファイル」タブから「データフォルダを開く」をクリックします。
次にデータフォルダに表示された「MQL4」をクリックします。
次画面で「Experts」フォルダをクリックします。
Expartsフォルダが開いたら、ここにダウンロードしたトラリピEAをコピーします。
トラリピEAのダウンロード、インストールが終わったら、MT4上部の「ツール」タブから「オプション」をクリックします。
以下のようなオプションの画面が表示されます。
画面で
①「エキスパートアドバイザ」タブをクリック ②「自動売買を許可する」をチェック ③「DLLの使用を許可する」 ④「OK」ボタンをクリック |
の順で設定を行なってください。
次にMT4の右に表示されているナビゲーター画面の中にある「エキスパートアドバイザ」に、インストールしたトラリピEAが表示されていることを確認し、これをクリックします。
インストールしたトラリピEAがない場合は、エキスパートアドバイザ を右クリックし「更新」 を選択してください。
6-2.トラリピEAの設定と稼働
トラリピを稼働させる場合にはまずMT4画面上に取引したい通貨ペアのチャートを表示します。
チャートの表示を確認したら、エキスパートアドバイザの中にあるトラリピEAをクリックします。
GdTrader(トラリピEA)をクリックすると、GdTraderのパラメーターの入力画面が表示されます。
基本的なパラメータ設定は以下の通りです。
パラメータ | |
---|---|
LotsPerOrder | 1トラップごとのロット数 |
TrapHeadPrice | トラップ先頭のエントリー価格を設定します。ロングの場合は最安値、ショートの場合は最高値を設定します。 |
TrapStepPoints | トラップとトラップの幅をpipsで設定 |
LossCutPrice | ロスカット価格 の設定 |
StopLossPointsPerOrder | ストップロスまでの幅の設定 |
NumberOfTraps | トラップの本数 の設定 |
TakeProfitPointsPerOrder | 基本となる利確幅の設定 |
これらの設定を確認しOKをクリックすれば、自動売買がスタートします。
まとめ
今回の記事ではトラリピの機能や取引方法、海外FXでトラリピを利用するメリットなどについて詳しく解説しました。
海外FXのトラリピとは、マネースクエア社「トラップ・リピート・イフダン」の取引手法をMT4やMT5上で再現できるEA(自動売買ツール)のことを言い、トラリピEAと呼ばれることもあります。
トラリピには下に示す3つの特徴があります。
- イフダン注文を繰り返し利益を重ねる取引手法
- レンジ相場で利益を上げやすい
- 長期運用で効力を発揮|取引画面のチェックは週1回でOK
そしてこれらの特徴によって、トラリピには
・24時間休まずトレードできる|取引チャンスを逃さない!
・取引時間がなくてもトレードができる
・感情に流されて損失を出すことはない
・相場分析の必要がない
・相場の乱高下に強い
など、トレーダーにとっても様々なメリットを享受することができます。
一方でデメリットとしては
・短期の運用には向かない
・トレンド相場に弱い
・初期費用は余裕を持って準備する必要がある
などがあげられ、トラリピを運用する際には、これらに対しての正しい知識と適切な対応が必要になります。
ページ後半ではトラリピの運用に最適な業者2選、トラリピを利用する際の注意点、また具体的にMT4・MT5でトラリピを設定、稼働するための方法についても詳しく解説しました。
特にトラリピは長期の運用を前提に作られている自動売買プロクラムのため、短期の損益に一喜一憂せず、少なくとも半年から1年以上、じっくりと構えて運用することをお勧めします。