「少ない資金で大きなリターンを獲得したい!」
FXトレーダーなら、一度は考えた経験があるのではないでしょうか。
海外FX業者にはレバレッジ倍率に対する規制がなく、数百倍、数千倍といったハイレバレッジでの取引が可能です。
ハイレバ取引ならば、少ない資金で大きな利益を得ることも夢ではありません。
ただ、海外FXのハイレバ取引に興味はあっても、その仕組みや特徴がよくわからず一歩を踏み出せない、という方も多いのではないでしょうか。
また、「海外FX」「ハイレバ取引」というと、危険なのでは、大きな損失を被るのでは、といったイメージを抱く方も少なくないでしょう。
しかし、海外FXだから危険、ハイレバ取引だから危険、ということはありません。
その仕組みとルールを正しく理解していれば、ハイレバ取引のメリットを最大限に活かし、少ない証拠金で大きなリターンを得られる可能性も十分にあります。
では、海外FXのハイレバ取引とはどのような手法で、それによりどれほどの利益を得られるのでしょうか。
この記事では、以下のような点について詳しくご紹介します。
この記事のポイント |
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・ 海外FXのハイレバ取引について詳しく解説 ・ ハイレバ取引に関して、海外FXと国内FXの違いを解説 ・ 海外FXのハイレバ取引ではどのくらい稼げるのか、シミュレーション ・ 海外FXのハイレバ取引をするメリットを紹介 ・ 海外FXのハイレバ取引をするデメリットを紹介 ・ 海外FXのハイレバ取引をする際に注意すべきポイントを解説 ・ 海外FXのハイレバ取引をおすすめする人、おすすめしない人 ・ ハイレバ取引ができる海外FX業者を紹介 |
この記事が、海外FXのハイレバ取引を検討しているあなたのお役に立つことを願っています。
目次
1. 海外FXの魅力はハイレバ!国内FXとの違いとは?
海外FXの魅力のひとつが、ハイレバ取引が可能であることです。
「ハイレバ」とは「ハイレバレッジ」の略で、海外FX業者の中には、3,000倍、5,000倍といった、かなり高いレバレッジでの取引ができるところもあります。
ここではまず、海外FXのハイレバ取引の概要と、国内FXとの違いについて、詳しく見ていきましょう。
1-1. 海外FXならハイレバ取引が可能!
海外FXには国内FXにない魅力がたくさんありますが、中でも特筆すべきなのが「ハイレバ取引が可能である」ことです。
国内FX業者のレバレッジは、上限が「25倍」に制限されているところ、海外FX業者にはこういった制限がありません。
そのため、海外FX業者を利用した取引では、レバレッジを数百倍、数千倍に設定することで、国内FXでは到底不可能な、「少額で大きなリターンを狙う」投資スタイルを実現できます。
1-2. 海外FXの最大レバレッジはどのくらい?
海外FX業者の中には、一定の条件を達成する必要はあるものの、レバレッジを無制限に高く設定できる業者が存在します。
また、無制限とまではいかなくとも、最大5,000倍、3,000倍、1,000倍、といったハイレバでの取引ができる業者も数多くあります。
【ハイレバ取引ができる海外FX業者の例】
海外FX業者 | 最大レバレッジ | 公式HP |
---|---|---|
exness | 無制限(条件あり) | 公式HP |
GEMFOREX | 5,000倍(限定口座数) | 公式HP |
FBS | 3,000倍 | 公式HP |
HotForex | 1,000倍 | 公式HP |
設定できるレバレッジの上限は、業者によって異なります。
「超ハイレバでの取引をしてみたい」という方は、業者選びをする際、設定可能な最大レバレッジに着目してみましょう。
1-3. 国内FXのレバレッジは最大25倍!それはなぜ?
海外FX業者のレバレッジに規制がないのに対し、国内FX業者のレバレッジには、「最大25倍」という規制がかけられています。
では、海外FX業者と国内FX業者で設定できるレバレッジにここまでの違いがあるのは、どうしてなのでしょうか。
1-3-1. 国内FX業者の最大レバレッジは法律で規制されている
国内FX業者で設定できるレバレッジの最大倍率が低い理由は、『金融商品取引業等に関する内閣府令』の存在にあります。
この法律により国内FX業者のレバレッジは、「最大25倍まで」と規制されているのです。
日本の法律の適用を受ける国内FX業者では、この法律がある限り、レバレッジ倍率を25倍以下にしか設定できません。
1-3-2. 国内FX業者のレバレッジを法律で規制する理由
国内FX業者のレバレッジ倍率を法律で規制する理由は、①顧客保護、②過当投棄の防止、③FX業者の財務健全性の維持、の3つにあります。
国内FX業者には追証制度があるため、相場の急変動などによりロスカットが間に合わなかった場合、顧客が不測の損害を被る恐れがあります。
また、1,000倍、2,000倍、というような超ハイレバ取引を可能にすると、FX初心者が「もっと利益を出そう」とポジションを持ち続けたり、自己資金に見合わない過当投機をしたりする可能性もあります。
日本ではこういったリスクから投資家を守るため、レバレッジの最大倍率を「25倍」に規制しているのです。
また、ハイレバ取引により顧客の損失が証拠金の額を上回る事態が増えると、FX業者の財務の健全性に悪影響が及ぶ可能性があります。
レバレッジの最大倍率を制限することは、国内FX業者の財務の健全性を維持することにもつながります。
2.【シミュレーション】海外FXでハイレバ取引をするとどのくらい儲かる?
海外FXでハイレバ取引をすると、どのくらいのリターンを狙えるのでしょうか。
また、レバレッジの違いにより、得られる利益にどのくらいの差が生じるのでしょうか。
具体的に、シミュレーションしてみましょう。
2-1. 【ケース1】レバレッジ25倍で取引する場合
まずは、国内FX業者で取引する場合に設定できるレバレッジの最大値、「25倍」でシミュレーションします。
取引条件は、[通貨ペア]米ドル/円・[為替レート]1ドル100円・[証拠金]10万円・[ロスカット水準]20%と仮定します。
国内FX業者の最大レバレッジ倍率でもある「25倍」で取引する場合、証拠金10万円で取引できる通貨数は、2万5,000通貨です。
通貨ペア[米ドル/円]が1pips上がった場合の利益は250円ですので、仮に、為替相場が1ドル100円から101円になった場合(100pipsの変動)、2万5,000円の利益を得られる計算になります。
また、このケースではロスカットまでの損失が-3.2%ですので、1ドル96.8円になった段階でロスカットされます。
2-2. 【ケース2】レバレッジ1,000倍で取引する場合
次に、レバレッジ1,000倍で取引する場合をシミュレーションしてみましょう。
取引条件は、ケース1と同じように、[通貨ペア]米ドル/円・[為替レート]1ドル100円・[証拠金]10万円・[ロスカット水準]20%と仮定します。
レバレッジ「1,000倍」で取引する場合、証拠金10万円で取引できる通貨数は、100万通貨です。
通貨ペア[米ドル/円]が1pips上がった場合の利益は1万円ですので、仮に、為替相場が1ドル100円から101円になった場合(100pipsの変動)、100万円の利益を得られる計算になります。
また、このケースではロスカットまでの損失が-0.08%ですので、1ドル99.92円になった段階でロスカットされます。
2-3. レバレッジが高ければ高いほどリターンも大きい!
上記シミュレーションでは、レバレッジ25倍で取引した場合に得られる1pipsあたりの利益は、250円でした。
これに対して、レバレッジ1,000倍で取引した場合、1pipsあたりの利益は1万円になります。
1pipsあたりの利益で試算をすると、1万円以下の差額しか生じないため、あまりピンとこないかもしれません。
しかし、例えば、元手10万円でFX取引をし、100pips(1円)の変動があった場合、得られる利益はレバレッジ25倍の取引で2万5,000円、レバレッジ1,000倍の取引で100万円となります。
レバレッジ倍率25倍と1,000倍とでは、得られる利益に97万5,000円もの差が生じるのです。
具体的に試算をしてみると、大きなリターンを狙ううえで「レバレッジ」がいかに重要であるか、よくわかります。
3. 海外FX業者でハイレバ運用をするメリット
海外FX業者でハイレバ運用をするメリットは、以下の3つです。
ここからは、海外FXでハイレバ取引をする場合にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
3-1. 取引に必要な証拠金が少ない
海外FXのハイレバ取引では、少ない証拠金で取引をすることが可能です。
証拠金10万円で取引できる通貨数を、実際にシミュレーションしてみましょう。
通貨ペア[米ドル/円]・レート[1ドル100円]と仮定します。
この場合、証拠金[10万円]で取引できる通貨数は、レバレッジ1倍で1,000通貨です。
これに対して、レバレッジを1,000倍にした場合、100万通貨の取引が可能となります。
証拠金の額は同じでも、レバレッジを1,000倍にすることで、取引できる通貨数を1,000倍に増やすことができるのです。
このように、「少ない証拠金でも取引可能な通貨数が多い」というのは、海外FXでハイレバ取引をする大きなメリットのひとつと言えます。
3-2. 大きなリターンを狙える
海外FXのハイレバ取引では、少ない証拠金で大きなリターンを狙うことも可能です。
ここでは、1pipsあたりの利益を具体的にシミュレーションしてみましょう。
通貨ペア[米ドル/円]・レート[1ドル100円]・証拠金[10万円]と仮定します。
この場合、1pipsあたりの利益はレバレッジ1倍で10円、レバレッジ1,000倍で1万円となります。
例えば、相場が1円(100pips)変動した場合、レバレッジ1倍ならば1,000円の利益ですが、レバレッジを1,000倍にすると、100万円もの利益を得られるのです。
次に、取引に必要な証拠金を「500円」と仮定してシミュレーションしてみましょう。
レバレッジ1倍の場合、相場が1円変動しても得られる利益は5円ですが、レバレッジを1,000倍にすれば、5,000円の利益を得られます。
このように、ハイレバ取引ならば、数百円程度の少ない証拠金でも十分なリターンを狙えるのです。
手持ちの資金が少ないトレーダーにとって、海外FXのハイレバ取引は、非常に効率のいい手法と言えるでしょう。
3-3. 追証がなく証拠金以上の損失が出ない
海外FX業者では、追証のない「ゼロカットシステム」が採用されています。
そのため、ハイレバ取引をして証拠金を上回る損失が出たとしても、追証が発生することはありません。
「ハイレバで大きなリターンを狙いにいっても、証拠金以上の額を失うことはない」というのは、トレーダーにとって非常に安心できるポイントでしょう。
この点、追証制度のある国内FX業者における取引では、相場の急変動などによりロスカットが間に合わないと、追証が発生することがあります。
そして、トレーダーが入金すべき追証金の額は、レバレッジに比例して高くなります。
ハイレバレッジでのFX取引をするならば、追証のない海外FX業者の利用をおすすめします。
4. 海外FX業者でハイレバ取引をするデメリット
海外FX業者でハイレバ取引をするデメリットは、以下の2つです。
海外FXのハイレバ取引を始める前に、このトレード手法にはどのようなデメリットがあるのか、しっかり確認しておくことが大切です。
4-1. わずかな損失で資金がゼロになる可能性がある
海外FXでハイレバ取引をする場合、わずか数pipsの損失で資金をすべて失う可能性があります。
通貨ペア[ドル/円]・レート[1ドル100円]・ロスカット基準[20%]として、シミュレーションしてみましょう。
レバレッジ25倍で取引する場合、ロスカットまでの損失は、[-80%(損失許容割合)÷25(レバレッジ)]により算出される「-3.2%」です。
したがって、1ドル=100円のタイミングで買いエントリーをした場合、1ドル=96.8円になった段階でロスカットされます。
ロスカットまでに1ドル3.2円の余裕があれば、金融ショックや経済イベントなど、よほどのことがない限り、手持ちの資金を一瞬で失う可能性は低いでしょう。
これに対して、レバレッジ1,000倍で取引する場合、ロスカットまでの損失は、[-80%(損失許容割合)÷1,000(レバレッジ)]により算出される「-0.08%」です。
そうすると、1ドル=100円のタイミングで買いエントリーをした場合、1ドル99.92円になった段階でロスカットされることになります。
このように、ハイレバ取引では相場がほんの数pips逆行しただけでロスカット発生となり、手持ちの資金すべてを失う可能性があるのです。
4-2. 国内FX業者での取引よりも税金が高くなる場合がある
海外FXでハイレバ取引をすると、所得金額によっては国内FX業者で取引をする場合よりも税金が高くなる可能性があります。
国内FXによって得た利益は「分離課税」となり、税率は一律で、所得税15%・復興特別所得税0.315%・地方税5%を合わせた20.315%です。
一方、海外FXによって得た利益は、「総合課税」となります。
日本では累進課税制度により所得に応じて所得税率が決まりますので、最大で、所得税45%・住民税10%を合わせた、55%の税率がかけられることになります。
また、2037年12月31日までは、所得に応じて決まった所得税に対して、復興特別所得税2.1%が加算されます。
【所得に応じて決まる所得税率の一覧】
所得 | 所得税率 | 住民税率 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 10% |
195万円超~330万円以下 | 10% | 10% |
330万円超~695万円以下 | 20% | 10% |
695万円超~900万円以下 | 23% | 10% |
900万円超~1,800万円以下 | 33% | 10% |
1,800万円超~4,000万円以下 | 40% | 10% |
4,000万円超 | 45% | 10% |
海外FXでハイレバ取引をする際は、国内FX業者を利用する場合とは税金の仕組みが異なる、という点にも注意しておきましょう。
5. 海外FX業者でハイレバ取引をするときに注意すべきポイント
少ない資金で大きなリターンを狙える、海外FXのハイレバ取引。
トレーダーにとって魅力てな取引手法ではありますが、実際に取引をするにあたっては、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
ここからは、思わぬトラブルを防ぐために、海外FXでハイレバ取引をする際にどのような点に注意しなければならないのか、詳しくみていきましょう。
5-1. 口座タイプごとの最大レバレッジを確認
多くの海外FX業者では、複数の口座タイプが用意されています。
設定できるレバレッジの最大倍率や取引スペックは、口座タイプによって異なります。
例えば、最大レバレッジ1,000倍の口座は証拠金額が200ドル以下に制限されていたり、有効証拠金が多い口座は最大レバレッジ300倍に制限されていたり、といった具合です。
海外FX取引を始めるにあたっては、口座ごとの最大レバレッジ倍率と取引スペックをよく確認しておくことが大切です。
5-2. レバレッジ倍率を制限されることも
海外FX業者では、口座タイプ以外にも、取引する通貨ペアによってレバレッジ倍率を制限される場合があります。
FXで取引される通貨には米ドルや円、ユーロといった先進国の通貨だけでなく、南アフリカランドやトルコリラといった、新興国の通貨も含まれます。
これらのうち、取引流通量の多い米ドルや円、ユーロなどを「メジャー通貨」、取引流通量の少ない南アフリカランドやトルコリラなどのことを「マイナー通貨」と呼びます。
海外FX業者の中には、メジャー通貨ペアについては数千倍の超ハイレバ取引が可能であるものの、マイナー通貨ペアについては最大レバレッジを数十倍ほどに制限しているところがあります。
取引する通貨ペアにこだわりがある方は、利用しようとしている海外FX業者が設ける通貨ペアごとのレバレッジ制限について、必ず確認しておきましょう。
5-3. トラブルは原則自己責任!悪質な業者に注意!
海外FX業者の中には、信頼性・安全性が低い業者や、詐欺をはたらく悪質な業者も存在します。
不当に口座を凍結されたり、出金拒否をされ取引により得た利益を引き出せなかったり、といったケースもあるようです。
海外FXを始めるにあたっては、業者の信頼性・安全性を慎重に判断しましょう。
具体的には、下記のような点に着目してみることをおすすめします。
①金融ライセンスの有無と種類
海外FX業者の安全性・信頼性を判断する際の基準となるのは、「金融ライセンスの有無」と「信託保全・資金保証制度の有無」です。
金融ライセンスには色々な種類があり、ライセンスによって取得要件が異なります。
取得難易度が高いライセンスほど信頼性が高い傾向にありますので、海外FX業者を選ぶ際は、金融ライセンスの有無とその種類に着目してみましょう。
②信託保全・資産保証制度の有無
信託保全制度や資金保証制度がある業者では、万一破綻してしまった場合に、預けている資金を返還してもらうことが可能です。
安全性の高い業者で取引をするには、信託保全や資金保証制度の有無をチェックしておく必要があります。
③過去にトラブルを起こしていないか?口コミも確認
取引をする海外FX業者をある程度絞り込んだら、過去にトラブルを起こしていないか、利用者からの評判はどうか、といった点についてもリサーチしておきましょう。
素人で調べられることには限界があるのも事実ですが、口コミなどを調査することで、ある程度の情報は得られるはずです。
海外FX業者は日本の法律による規制を受けていないため、トラブルが起きても、基本的には自己責任となります。
思わぬトラブルを避けるためにも、安全性・信頼性の高い業者を選ぶことをおすすめします。
安全性の高い業者選びのポイントについては、「安全性が高い海外FX業者ランキング!信頼度が低い要注意業者も紹介」でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
6. 海外FXのハイレバ取引をおすすめする人・おすすめしない人
海外FXのハイレバ取引はトレーダーにとって非常に魅力的な手法ですが、誰にでもおすすめできるわけではありません。
ハイレバ取引にはメリットだけでなくデメリットもありますので、その両方についてよく理解したうえで、この投資スタイルが自分に合っているかどうか慎重に検討しましょう。
6-1. 海外FXのハイレバ取引をおすすめする人
海外FXのハイレバ取引をおすすめするのは、下記のような方です。
海外FXでハイレバ取引をする最大のメリットは、少ない証拠金で大きなリターンを狙えることです。
レバレッジを高く設定することで、わずか数百円の資金でも十分な通貨量の取引ができ、大きな利益を得られる可能性があるからです。
そのため、少ない証拠金で大きなリターンを狙いたい方や、FXに投資できる資金が少ない方には、海外FXのハイレバ取引をおすすめします。
また、多くの海外FX業者ではゼロカットシステムが採用されており、証拠金以上の損失を被ることがありません。
「追証のリスクを抱えず大きなリターンを狙いにいきたい」という方も、海外FXのハイレバ取引を検討してみてはいかがでしょうか。
6-2. 海外FXのハイレバ取引をおすすめしない人
下記に該当する方は、海外FXのハイレバ取引が自分に合っているかどうか、もう一度考えてみることをおすすめします。
海外FXのハイレバ取引では、わずか数pipsの相場変動により大きな損失が生じたり、ロスカットされたりすることがあります。
例えば、レバレッジ1,000倍、ロスカット基準20%でシミュレーションした下記の例では、1ドル100円から99.92円と、わずか8pipsの相場変動でロスカットされてしまいます。
そのため、相場の変動をこまめにチェックできない方や、短時間での取引が苦手な方には、海外FXのハイレバ取引をおすすめできません。
また、海外FX業者の中には、十分な日本語サポートを受けられないところや、日本語に対応していないところもあります。
実際、問い合わせをしても2~3日返答がない、という業者は少なくないようです。
そのため、FX業者に対して丁寧でスピーディーな対応を求めている方にも、海外FXのハイレバ取引はあまりおすすめできません。
7. 上限なしも!ハイレバ取引ができる海外FX業者
海外FX業者の中には、ハイレバ取引ができるところが沢山あります。
ここでは、その中からおすすめの3社をご紹介します。
最大レバレッジを利用するための条件や、レバレッジ制限、ロスカット水準は業者によって異なりますので、自分の投資スタイルに合っているのはどの業者か、比較してみてはいかがでしょうか。
7-1. 【exness】条件達成でレバレッジ無制限に!
数ある海外FX業者のなかでもレバレッジの高さで群を抜いているのが、「exness」です。
exnessでは、条件を達成することでレバレッジ倍率を無制限に高く設定することが可能です。
出典:exness
exnessの主な特徴は、下記の通りです。
最大レバレッジ | 無制限(条件あり) |
---|---|
レバレッジ無制限解放条件 | 条件1:取引回数10回以上 条件2:取引量5ロット(50万通貨)以上 |
レバレッジ制限 | 有効証拠金が3万ドル以上の場合、レバレッジ500倍に制限 |
ロスカット水準 | 0% |
2つの条件を達成する必要はあるのもの、レバレッジ無制限というのはハイレバ取引をしたいトレーダーにとって非常に魅力的なポイントでしょう。
また、exnessのロスカット水準は「0%」ですので、証拠金がゼロになるまで取引可能です。
口座開設はこちら7-2. 【GEMFOREX】最大レバレッジ5,000倍
「GEMFOREX」では、限定口座数ではあるものの、最大レバレッジ5,000倍でのトレードが可能です。
出典:GEMFOREX
GEMFOREXの主な特徴は、下記の通りです。
最大レバレッジ | 5,000倍(限定口座数) |
---|---|
レバレッジ5,000倍利用条件 | ・入金上限10万円まで ・累計利益と合わせ、含み益が100万円超で強制決済 |
レバレッジ制限 | 有効証拠金が200万円以上の場合、レバレッジ500倍に制限 |
ロスカット水準 | 20% |
入金上限10万円まで、100万円超の利益で強制決済、というようにいくつかの制限はあるものの、レバレッジ5,000倍で取引ができるというのは、トレーダーにとって大きな魅力といえます。
また、GEMFOREXはロスカット水準が国内FX業者に比べて低めの設定になっていますので、海外FX初心者の方にもおすすめです。
FBSの口座開設はこちら7-3. 【FBS)最大レバレッジ3,000倍
「FBS」では、最大レバレッジ3,000倍でのFX取引が可能です。
出典:FBS
FBSの主な特徴は、下記の通りです。
最大レバレッジ | 5,000倍(限定300口座) |
---|---|
レバレッジ3,000倍利用条件 | 有効証拠金200ドル未満まで |
レバレッジ制限 | 有効証拠金200ドル未満:3,000倍 有効証拠金200~2,000ドル未満:2,000倍 有効証拠金2,000~5,000ドル未満:1,000倍 有効証拠金5,000~3万ドル未満:500倍 有効証拠金3万~15万ドル未満:200倍 |
ロスカット水準 | 20% |
有効証拠金200万ドル未満まで、という条件付きではあるものの、レバレッジ3,000倍でのFX取引が可能です。
ただし、FBSでは口座残高に応じたレバレッジの倍率制限が細かく設定されていますので、注意が必要です。
口座開設はこちらハイレバ取引ができる海外FX業者については、「最大レバレッジが高い海外FXおすすめランキング!35口座を徹底比較」でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
8. ハイレバだけでなく他のバランスをみて業者を決めよう!
海外FXのハイレバ取引は、少ない証拠金で大きなリターンを狙えたり、追証のリスクを背負わず攻めのトレードができたり、というように投資家にとって非常に魅力的な手法です。
そのため、海外FX業者選びでは、最大レバレッジに目を奪われてしまうかもしれません。
しかし、海外FX業者を選ぶ際はレバレッジの高さだけでなく、下記のような点もチェックしておくことが大切です。
ハイレバ取引をして大きな利益を得ても、悪質な業者に理由もなく出金拒否されたのでは意味がありません。
海外FX業者を選ぶ際は、業者の信頼性と安全性について、必ず確認しましょう。
安全な業者を選び、リスクを回避するポイントについては、下記ページで詳しくご紹介していますので、ぜひご参照ください。
「海外FXの危険性5つ|全てのリスクを回避する正しい対処法を解説」
「海外FXでトラブルを回避!優良業者を見極める3つのポイントを解説」
また、海外FX業者にはそれぞれに異なる特徴があります。業者選びでは、下記のような点についてもチェックし、自分の投資スタイルに合っている業者かどうかよく確認しておきましょう。
・ 口座に入金できる通貨の種類
・ スプレッドと取引手数料
・ 取引可能な通貨ペア数
そして、ストレスなくFX取引に集中するためにも、「日本語サポートの質」について確認しておくことをおすすめします。
「おすすめ海外FX業者の比較ランキングTOP10!目的別にベストな業者が選べる」では、おすすめの海外FX業者を目的別にご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
海外FXのハイレバ取引では、少ない資金で大きなリターンを狙う、攻めのトレードにチャレンジできます。
国内FXでは25倍が上限のレバレッジを、海外FXならば上限なしに引き上げられるのです。
また、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者ならば、1,000倍、2,000倍といったハイレバレッジで取引して損をしても、追証がないため証拠金以上の損失を被ることはありません。
海外FXのハイレバ取引には、沢山のメリットがありますので、興味がある方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ただし、海外FX業者を選ぶ際は、レバレッジの高さだけでなく、業者の安全性や取引スペック、日本語サポートの質などについてもチェックしておくことが大切です。
海外FXだから、ハイレバ取引だからといって、過度に警戒する必要はありません。
海外FXのハイレバ取引は数百円でも十分な通貨量を取引できますので、まずは少額の取引からスタートしてみましょう。
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