海外FXコラム 海外FXの危険性5つ|全てのリスクを回避する正しい対処法を解説

海外FXの危険性5つ|全てのリスクを回避する正しい対処法を解説

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「海外FXはメリットが多いと聞くけど、危険性はないのかな?」

「ハイレバレッジの取引は魅力的だけどリスクが心配」

海外FXに危険性があるのなら、その危険性について事前に全て把握しておきたいですよね。実際に海外FXには以下に掲げる5つの危険性があります。

しかしこれらの危険性は全て対処可能で、正しく対処すれば大幅にそのリスクを下げることができます。

一般的に危険なイメージが先行する海外FXですが、適切な対策を施し、さらに海外FXの長所をうまく利用することができれば、国内FXよりも安全にFXトレードを行うことができるのです。

この意味でも海外FXでは、その危険性を正しく理解し、適切な対処法を身につけておくことがなにより大切です。

そこで今回は

  • 海外FXにある5つの危険性とその対処法
  • 海外FXは危険性の低い業者を利用すれば大丈夫
  • 危険性を回避することができる海外FX業者3社

について、詳しく解説していきます。

この記事を読めば、あなたも海外FXの危険性について正しい知識を持ち、より安全に海外FXでトレードができるようになりますよ。

目次

1.海外FXには危険性はあるが回避可能!

冒頭でお伝えした通り、海外FXには国内FXとは違う5つの危険性が存在します。

日本国内に事務所を置く国内FXの業者は金融庁の監督下にあり様々な規制の下に晒されています。

これに対して政府の干渉を受けない海外FX業者は、追証が発生しないゼロカットシステムや、最高で1000倍を超える高いレバレッジ倍率など、国内FXでは絶対に実現できない、さまざまな魅力的なサービスを展開しています。

しかしその一方で、海外FXには政府の規制を受けないが故に国内FXにはないリスクがあるという事実を忘れてはいけません。

しかし海外FXの危険性については、それぞれにリスクを低減できる対処法があり、正しく対処すれば、被害や損失を被ることはほとんどありません。

海外FXは、国内FXと比較してリスクが高いというイメージを持たれがちですが、しっかりと対処法を実践すればリスクの問題はほとんど解決するといっていいでしょう。そしてそれを実践するために大切なのは、対処法を正しく理解すること対処を実践できる信頼性の高い業者を選ぶことです。

海外FXの危険性に対する対処法については「7.海外FXの危険性への対処法」で詳しく解説します。お読みいただければ、対処法の実践によって低いリスクで取引できることが理解できると思います。

さらに信頼性の高い業者については「8.海外FXの危険性が低いFX業者を利用すれば大丈夫!」でも詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

次章からはまず、海外FXに存在する5つの危険性について詳しく解説していきます。

海外FXにはメリットもたくさんある!

海外FXには国内FXでは絶対に体験することができない様々なメリットがあることも忘れてはいけません。

実際に海外FXには以下のようなメリットがあります。

・追証が絶対に発生しないゼロカットシステム
・口座開設や入金時に付与される高額なボーナス
・ロスカット水準が低い
・透明性が高い取引環境

もちろん正しい対処によって、海外FXの危険性を回避することができれば、これらのメリットによる効果はより高いものになります。

海外FXのメリットについてはこちらの記事も参考にしてください。

「海外FXのメリット7つとデメリット5つ|国内FXとの違い・向いている人が分かる」

2.【海外FXの危険性①】信託保全が行われていない

海外FX業者には信託保全が義務付けられていません。

信託保証とは、業者が倒産した場合も預けている証拠金が返還される保証のことです。国内FXの場合、この信託保証を提供することが義務付けられていますが、海外FXにはこの義務はありません。

つまり海外FXでは預けた証拠金が返還されない可能性があるということです。

証拠金の管理方法は、国内FX、海外FXで大きく異なります。

国内FX業者 海外FX業者
管理方式 信託管理 分別管理
資金の管理方法 信託銀行が管理 業者の持つ銀行口座で管理
リスク 業者が倒産した場合も預けていた証拠金は全額、必ず返還される 業者が倒産した場合、預けていた証拠金の返還が保証されていない

国内FX業者の場合、利用者の資金は「信託管理」という管理方式をとっています。信託管理では証拠金は全て信託銀行によって管理され、業者が倒産した場合も証拠金は全額保証されます。

これに対して海外FX業者では多くの場合「分別管理」という管理方式が採用されています。分別管理では証拠金は業者が管理する業者名義の銀行口座に保管されます。

海外FX業者が営業活動に使う自社の口座とは違う口座を使って管理することから、「分別管理」という名前が付けられていますがいずれの口座も自社名義の口座であることには変わりなく、業者が倒産した場合、証拠金が返還されない可能性があること自体を払拭できるものではありません。

これは海外FXを利用する際に直面する大きなリスクであると言えます。

3.【海外FXの危険性②】出金が拒否される

海外FXでは出金拒否が頻繁に発生しています
2章で解説したように、業者が倒産することによって出金ができなくなるという状況もありますが、海外FXの出金拒否は、そのほかにも以下の3つの理由から起こります。

一つずつ解説します。

3-1.禁止取引を行った

出金拒否に巻き込まれる大きな理由の一つが、知らないうちに業者が指定する禁止取引を行っていたというケースです。禁止取引は業者によっても異なるため注意が必要です。

例えば、

  • 複数の口座間における両建て取引
  • 経済指標の発表に合わせて行うはいレバレッジのトレード
  • 窓開けを狙った取引
  • スキャルピング

これらの取引は一般的に行われている取引手法ではありますが、禁止しているFX業者もあり、知らないうちにその業者の禁止取引を行うことによって出金拒否となるケースが多くあります。

3-2.出金のルールに違反した

海外FXは入出金時にも守るべきルールがあり、これらに抵触すると出金が拒否されるケースがあります。

出金拒否が起こるのは以下のようなケースです。

  • クレジットカードで入金額以上の金額を出金しようとする
  • 出金ができない銀行口座を指定する
  • 長期間取引を行なっていない
  • ボーナスを出金しようとする

もちろんこれらも、業者によってルールが違うため、おなじように出金をしようとしてもある業者では問題なく、他の業者では出金拒否の対象となる、ということも珍しくありません。

3-3.悪質な業者による詐欺行為

悪質な海外FX業者の中には、利益の上がっている利用者の口座を意図的に凍結したという事例も稀に報告されています。

他社よりも高いレバレッジや豪華なボーナス、有利なスプレッド幅を宣伝して証拠金を集め、利用者が利益を上げると理由なく口座を凍結して証拠金を騙し取ります。

もちろんこれは詐欺行為にあたる明らかな犯罪ですが、国内法の及ばない海外FXでこのような詐欺行為に巻き込まれると非常に厄介です。

ただし出金拒否の件数における割合としては、詐欺行為による出金拒否は上にあげた2つの原因によるものに比べて大変少なく、出金拒否の理由としては非常に稀なケースであると言えます。

4.【海外FXの危険性③】ハイレバレッジの取引はリスクが高い

レバレッジ倍率の高さは海外FXの魅力の一つですが、もちろんレバレッジの高さは取引のリスクの高さに比例します。

レバレッジの倍率は国内FXでは25倍に規制されているのに対して、海外FXには規制がなく、1000〜5000倍という国内FXでは考えられない倍率が設定されている業者もあります。

国内FX 海外FX
最大25倍 最大1000〜5000倍

レバレッジ倍率が高ければ高いほど、少ない証拠金で多額の取引を行うことができるため、当然の帰結としてレバレッジ倍率に従ってリスクは大きくなります。

海外FXのレバレッジについてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下のページも参考にしてください

「最大レバレッジが高い海外FXおすすめランキング!35口座を徹底比較」

5.【海外FXの危険性④】税金が高くなる可能性がある

海外FXの税金は累進課税となるため、所得金額の大きさによっては税率が大変高くなるため注意が必要です。

株やFXなどの投資利益にかかる課税には総合課税、分離課税の二つの方式があります。そして国内FXの利益については、このどちらか好きな納税方式を選部ことができますが海外FXの場合は総合課税しか選ぶことができません

総合課税と分離課税には以下のような違いがあります。

分離課税 総合課税
特徴 所得の種類ごとに個別に課税される。 対象となるすべての所得を合計し、その合計金額が課税対象となる。
確定申告 不要 必要
税率 定率 税率20.315% 累進課税(所得によって税率が変更される)
住民税への影響 影響なし 影響あり

国内FXで分離課税を選べば、どれだけ収益が上がっても税率は20.315%で変わりません。またFXの利益によって、翌年の住民税が上がることもありません。

しかし総合課税の場合は税率は課税所得の金額に応じて変化します。課税所得ごとの税率は以下の通りです。

課税所得総額 税率
20万円以上~195万円以下 15% (所得税5%+住民税10%)
195万円以上~330万円以下 20%(所得税10%+住民税10%)
330万円以上~695万円以下 30%(所得税10%+住民税10%)
695万円以上~900万円以下 33%(所得税23%+住民税10%)
900万円以上~1,800万円以下 43%(所得税33%+住民税10%)
1,800万円以上~ 50%(所得税40%+住民税10%)

表を見るとわかる通り、課税所得が330万円までは税率は20%以下のため、分離課税よりも税率が低くなりますが、330万円を超えると分離課税の税率を超え、最大で50%まで税率が上昇することになります。

6.【海外FXの危険性⑤】日本の金融庁から海外FX業者に対して警告が出されている

1章では海外FX業者が国内に拠点を持たないことから、金融庁の規制に縛られることがないとお伝えしましたが、この状況に対し金融庁が警告を発している点も、将来なんらかのリスクが生じる可能性として控えておく必要もあるでしょう。

金融庁は表向き、日本に事務所を置かず日本で登録を行なっていない海外FX業者の国内での営業は違法であるという立場を表明しています。

実際に金融庁は日本国内向けに営業している海外FX業者を常に把握しており、金融庁のホームページに下記のような記述を掲載しています。

海外所在業者であったとしても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、金融商品取引業の登録(日本の「金融商品取引法」に基づく登録)が必要です。日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています。(違反者は罰則の対象となります。)

出典:金融庁ホームページ「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」

さらに金融庁は、日本で利用できる海外FX業者のほぼ全てを把握しています。実際に金融庁はホームページで200社におよぶ海外FX業社のリストも公表しています。

参照:無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

このリストからも金融庁が膨大な数に及ぶ海外金融業者を常に監視していることが伺えます。

金融庁は事実上、海外の業者である海外FX業者を裁くことはできませんが、業者の存在は確実に認知され、活動状況は全て把握されていると考えるべきでしょう。

7.海外FXの危険性への対処法

海外FXにおける5つの大きなリスクについて確認してきましたが、これらにはそれぞれ対処法が有り、正しく対処すれば、深刻なリスクになることはありません。

5つのリスクに対する対処法を一つずつ解説します。

7-1.信託保全が行われていない事に対する対処法

海外FXでは信託保全がないため、その業者が倒産した際に証拠金が返還される保証がありません。ただしこれに対しては以下の2つの対処法を実践することで、そのリスクを大きく下げることができます。

  • 対処法その1 共同口座による分別管理を行なっている海外FX業者を利用する
  • 対処法その2 投資家補償基金(ICF)に加盟している海外FX業者を選ぶ

一つずつ確認しましょう。

①共同口座による分別管理を行なっている海外FX業者を利用する

海外FX業者に信託保証の義務はありませんが、だからと言ってそのリスクを放置すれば、ユーザーは離れてしまいます。このため実際には、それぞれの業者が倒産リスクに対して様々な配慮をしています。

その一つが共同口座による分別管理です。単なる分別管理の場合、証拠金はその業者1社が管理する信託銀行の口座で管理されます。このためその業者が倒産すれば、証拠金を管理する口座も差し押さえの対象となりかねません。

そこで海外FX業者は、複数の業者でその口座を共同で所有することで、倒産時の差し押さえのリスクを回避しています。この場合、1社が倒産しても口座を運営する他の会社が倒産しない限り証拠金は保証されます。これが共同口座による分別管理です。

一つの会社による分別管理 共同口座による分別管理
資金管理の方法 自社が単独で管理する信託銀行の口座で管理する 複数のFX業者で共同所有する信託銀行口座で管理する
返還されないリスク 高い(危険) 低い
理由 利用している業者1社が倒産すると証拠金が返還されない 1社が倒産しても共同口座を運営する他の会社が倒産しない限り証拠金は保証される。

つまり共同口座によって分別管理を行っている海外FX業者を選べば、信託保証義務がないことによるリスクを大きく回避することができるわけです。

②投資家補償基金(ICF)に加盟している海外FX業者を選ぶ

もう一つの方法は投資家補償基金(ICF)に加盟している海外FX業者を選ぶことです。

投資家補償基金(ICF)とは、FX業者が倒産した場合に、顧客の証拠金を保証する基金のことです。これに加盟している業者であれば、その業者が倒産しても一人当たり2万ユーロまでの証拠金が保証されます。

2万ユーロまでしか保証されないという縛りはありますが、信託保証のないリスクを回避するという意味では、たいへん有効であると言えるでしょう。

7-2.出金が拒否されることに対する対処法

海外FXではしばしば出金拒否のトラブルに見舞われることがありますが、以下の対処を正しく行うことで、危険を回避することができます。

  • 対処法その1 入出金、取引のルールをしっかりと把握する
  • 対処法その2 金融ライセンスを保持する海外FX業者を利用する

一つずつ確認しましょう。

①入出金、取引のルールをしっかりと把握する

海外FXで実際におこる出金拒否のほとんどは、取引のルールを正しく理解していないことによって引き起こされています。つまり多くの場合、その業者の取引ルールをしっかりと把握することで出金拒否を防ぐことができます。

特に出入金に関しては、業者によってルールが異なることが多くあります。自分が利用する業者の取引ルールを、事前に把握しておくことが大切です。

②金融ライセンスを保持する海外FX業者を利用する

数自体はたいへん少ないですが、海外FXでも悪徳業者による詐欺被害などにより、口座が凍結されるなどの状況が起こる可能性もゼロではありません。

こういった悪徳業者を避ける上で有効なのは金融ライセンスを持つ信頼できる業者を選ぶことです。

海外FX業者の多くは拠点としている国が発行する金融ライセンスを持っており、ライセンスを保持していることをホームページでも告知しています。

有名な金融ライセンスとして以下のようなものがあります。

  • イギリス金融行為規制機構のライセンス(FCA)
  • キプロス証券取引委員会によるCySEC
  • ケイマン諸島金融庁によるCIMA
  • ニュージーランド金融ライセンスFSP
  • セーシェル金融庁ライセンス

これらのライセンスを持っている業者はそれぞれの国で政府からの認可を受けているため、信頼度が高い業者であると言えるでしょう。このためライセンス保持の確認は、詐欺被害などのリスクを避ける上でたいへん効果的であると言えます。

海外FXの出金拒否については、こちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

海外FXで出金拒否は起きる!その理由・原因と回避する対策法を解説

7-3.ハイレバレッジの取引の高いリスクに対する対処法

海外FXの最大で1000倍を超えるレバレッジ倍率は、国内FXに比べてリターンも大きいですが、リスクも桁違いに大きくなります。このリスクに対しては以下の対処法が有効です。

  • 対処法 ゼロカットシステムがある業者を選ぶ

海外FX業者は多くの場合、追証が帳消しになるゼロカットシステムを採用しています。

ゼロカットシステムとは、FX取引で損失を出し口座がマイナスになった場合にその損失分を帳消しにして口座残高を0に戻すサービスのことです。

このゼロカットシステムを採用している業者を選べば、証拠金以上の損失が発生することも追証が発生することも絶対にありません。

このためハイレバレッジの取引のリスクを限定し安全に取引を行うためには、このゼロカットシステムは欠かせません。

ほとんどの海外FX業者はゼロカットシステムを採用していますが、稀に採用していない業者もいるため、利用前には必ずその業者がゼロカットシステムを備えているかどうか確認しましょう。

7-4.税金が高くなる可能性に対する対処法

海外FXの利益を納税する際には、分離課税を選ぶことができないため、国内FXや株式などの投資利益に対する税金より税率が高くなってしまう可能性があります。残念ながら税金を大幅に減らす方法はありませんが、以下の対処を行うことで、過度に税率が下がることを抑えることができます。

  • 対処法その1 経費を計上する
  • 対処法その2 海外FXでの利益は一定額に抑え、分散投資を心がける

一つずつ確認しましょう。

①経費を計上する

海外FXの納税では確定申告が必要な総合課税を選ぶことになりますが、この総合課税のメリットは経費を計上することができることです。

経費を計上することで利益を相殺できれば、税額もそれに応じて下り、さらに課税所得を下げることにより税率も下げる効果があります。

もちろん申告できる経費は海外FXの必要経費として認められるものだけですが、その範囲は意外に広く、以下のようなものは、およそ経費として認められます。

  • 海外FX関連の書籍の購入費
  • 海外FXのセミナーや勉強会の参加費(会場までの交通費を含む)
  • パソコンや携帯電話、周辺機器などの料金
  • 椅子や机などの購入資金
  • 通信費

経費を申告する際は領収書や支払ったことを証明する書類を必ず保管する必要があります。またこれらは5年間は保管する義務があるため、廃棄処分などは決してしないようにしましょう。

②海外FXでの利益は一定額に抑え、分散投資を心がける

海外FXの総合課税は累進課税のため、海外FXの利益を含む課税所得が330万円を越えると国内FX よりも割高になってしまいます。また金額が大きくなれば、最大で50%というたいへん高い税率が課せられることにもなります。

このような税率の上昇を防ぐためには、海外FXの利益だけが大きくなることのないよう、分離課税を選択できる国内FXや株式などに資金を振り分けて分散投資をするのも一つの方法であると言えます。

投資効率が高い海外FXを利用して利益を出し、利益が高額になる前により安全な投資に資金を移行するという手法も有効です。これは節税になるだけでなく、安全な投資を行うという視点からも効果的です。

海外FXの税金についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

サラリーマンが知るべき海外FXの税金の基礎知識と確定申告・節税法

7-5.金融庁の警告に対する対処法

  • 対処法 海外FXの利用が違法性を問われることはないことを自覚する

金融庁の監視の目はありますが、実際に金融庁が具体的に海外FX業者を取り締まる法的根拠は、現時点ではありません。

また実際に金融庁が海外FX業者への取り締まりを行なったとしても、その利用者が取り締まりを受けるということもありません。

金融庁の取締りの根拠となる法律「金融商品取引法」は業者を対象としている法律であり利用者は対象ではありません。つまり金融庁の警告はあくまでも業者に対しての警告であり利用者への警告ではないということです。

現時点では海外FXの利用に違法性はないという客観的な事実を踏まえ、冷静に対処することをお勧めします。

海外FXの違法性については、こちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

海外FX業者の利用は違法?法律的根拠と金融庁の見解を合わせて解説

8.海外FXの危険性が低いFX業者を利用すれば大丈夫!

いくつかの対処法でも解説してきましたが、海外FXで安全なFXトレードを行う上で、最も重要な点は危険性の低い信頼できる業者を選ぶことです。

この章では、安全な海外FX業者に関わる以下の2つの点について解説します。

  • 安全な業者を選べば危険性を回避できる
  • 危険性を出来るだけ回避することができる優良海外FX業者3社

では一つずつ解説していきます。

8-1.安全な業者を選べば危険性を回避できる理由

国内・海外にかかわらずFXトレードにはリスクが伴うものであり、それ故にトレーダーは信頼性の高いFX業者を選びます

もちろん海外FX業者もこの点を無視することはできません。危険性の高い業者は誰も使痛いとは思いませんし、もしトレーダーからリスクが高いと判断されれば、大幅に顧客を失うことは避けられません。

このためそれぞれの業者はさまざまな安全対策を用意し、取引における危険性を回避できるサービスを競い合っています。

このため、優良な海外FX業者は取引や証拠金の管理においても国内FXと同等か、それ以上の安全性を有する業者も多くあり、そういった業者を適切に選べば、海外FXにおけるほとんどの危険性を実際に回避することができるといっても過言ではありません。

では実際にはどの業者が危険性が低いのか、次章で具体的に紹介します。

8-2.危険性を出来るだけ回避することができる優良海外FX業者3社

ここからは安全性の高さから定評のある海外FX業者3者を紹介します。

いずれも海外FX取引のリスクを下げるための独自のサービスを展開し、ユーザーから高く評価されている会社ばかりです。

①AXIORY

出典:AXIORY

評価 特徴
ゼロカット ゼロカットシステムを完備
口座残高以上の損失は絶対に発生しない
金融ライセンス ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)を保持
資金管理 信託保全によって証拠金の全額が保証される
利用者の信頼度 出金拒否があったとする噂はほとんど聞かないFinancial Commissionに加盟 しており、万が一の出金拒否に対し異議申し立てができる。

AXIORY(アキシオリー)はその安全性の高さから多くのユーザーから高い信頼を得ている海外FX業者の一つです。

ベリーズ共和国に本社を構え、ベリーズ共和国の金融ライセンスであるベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)を保持しています。もちろんゼロカットシステムを完備しており、入金した証拠金以上に追証による損失が発生することもありません

そしてAXIORYの最も大きな特徴は、海外FX業者でありながら顧客資金を運営会社から完全に分離して管理することで、信託保全を実現している点です。このため万が一業者が倒産したとしても、証拠金は全額返還されます。

多くの海外FX業者が信託保全がない状況でAXIORYが、これを実現していることはユーザーからの信頼を得る大変大きな要素であると言えるでしょう。

さらにFXユーザーと業者の間での紛争解決を行う第三者機関Financial Commissionに加盟しており、出金拒否に納得がいかない場合は異議申し立てをすることもできるなど、海外FXに対するリスクを心配するユーザーに対して手厚い配慮も人気の理由であると言えます。

最大レバレッジ倍率は400倍と海外FX業者としては若干低いという特徴はありますが、安全性という点からは大変評価の高い海外FX業者です。

AXIORYの口座開設はこちら

②XM Trading

出典:XM

評価 特徴
ゼロカット ゼロカットシステムを完備
口座残高以上の損失は絶対に発生しない
金融ライセンス イギリス金融行為規制機構のライセンス(FCA)を保持・そのほか多数
資金管理 投資家補償基金(ICF)に加盟
20,000ユーロに相当する金額まで証拠金が保証される。
利用者の信頼度 出金依頼に対して24時間以内に対応
出金拒否があったとする噂はほとんど聞かない

XMトレーディングは、最も人気の高い海外FX業者の一つですが、その人気の理由は、出金に対しての信頼性が高いことが挙げられます。

利用規約には出金依頼に対して24時間以内に対応することを明示しており、口コミでも、業者が原因の出金拒否の報告はほとんど確認できていません

もちろん他の海外FX業者と同様にロカットシステムを完備しており、入金した証拠金以上の損失を出す心配はありません。金融ライセンスについても、最も取得が難しいと言われているイギリス金融行為規制機構のライセンス(FCA)を取得しています。

資金管理については、完全な信託保全はありませんが、投資家補償基金(ICF)に加盟しており、20,000ユーロに相当する金額までは証拠金が保証されます。

最大レバレッジ倍率は1000倍とAXIORYよりも高く、安全性とレバレッジのバランスの良い業者として多くのユーザーが利用しています。

XM Tradingの口座開設はこちら

③Tradeview

出典:Tradeview

評価 特徴
ゼロカット ゼロカットシステムを完備
口座残高以上の損失は絶対に発生しない
金融ライセンス ケイマン諸島金融庁(CIMA)を保持
資金管理 35,000ドルまでの信託保全が保証されている
利用者の信頼度 出金拒否があったとする噂はほとんど聞かない 禁止行為となる取引が少なく違反取引による出金拒否などの危険性が低い

Tradeview(トレードビュー)はアメリカニューヨーク州に拠点を置く海外FX業者で、創業は2004年と、海外FX業者としては長いれ式を持つ老舗のFX業者です。

もちろんゼロカットシステムを完備し、金融ライセンスはケイマン諸島金融庁によるライセンスCIMAを保持しています。信託保全は完全ではありませんが、投資家一人当たり35,000ドル(約360万円)までの証拠金を保証するとしています。

Tradeviewの長所は禁止取引が少ないことです。他業者の口座と両建て取引や、スキャルピング、窓埋めトレードなど、他の業者では禁止されることの多い取引もTradeviewでは禁止されていません。
このため、違反取引となる確率が低く出金拒否などがおこる危険性も低いという特徴があります。

Tradeviewの口座開設はこちら

海外FXをするなら、オススメの業者を紹介

今回は特に安全性に絞って、オススメの海外FX業者を紹介しましたが、もちろん海外FX業者の選択では、安全性だけでなく、レバレッジ倍率、入出金のしやすさ、スプレッド幅の狭さなど様々なポイントを考慮する必要があります。

そして様々な点を考慮した総合評価の高さという点で考えれば、オススメはXM Tradingです。

海外FX業者は国内業者と違ってサービスに違いも多く、自分の取引スタイルにあったサービスを提供する海外FX業者の選択が利益を上げる上でもかかせないポイントになります。

以下のページでは、おすすめのFX業者について詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

「おすすめ海外FX業者の比較ランキングTOP10!目的別にベストな業者が選べる」

まとめ

今回は海外FXの危険性について解説しました。

実際に海外FXには5つの危険性が存在します。しかしそれぞれの危険性には対処法があり、正しく対処すれば、大幅にそのリスクを下げることもできます

そして、これらの対処法を実践する上で特に重要なのが、危険性の低い信頼できる海外FX業者を選ぶことです。

優良な海外FX業者は取引や証拠金の管理においても国内FXと同等か、それ以上の安全性を有する業者も多くあり、そういったFX業者を適切に選ぶことが、海外FXのリスクを回避する上でたいへん重要です。

この記事が、あなたの安全な海外FXトレードの助けとなることを願っています。

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